すまりんの てくてく ふたり旅

部屋付き温泉のある素敵な宿と美食を求め 夫のすまきと全国飛び回ります!

猫の寺「雲林寺」と そのゆかりの「天樹院」そして 猫町散歩...

すまりんたちは 萩市の山間部に来ています🚗

 

稲穂がたわわに実った田んぼに赤い石州瓦が映える のどかな道を進むと…

 

めざすお寺が見えてきました

 

山門を通り過ぎたところに観光バスもとめられる大きな駐車場があります

駐車場から直接本堂にも行けますが...

 表に回って山門から入場しました⤵

階段の横に 猫の石像が鎮座しています(=^・^=)

ここ雲林寺”ねこの寺”なのです!

 

ちいさな須磨も一緒に連れてきました

ちいさな須磨は2022年にお空にいった愛猫の分身です

 

山門も 猫のパラダイスです✨

何種類かのプラカードから すまきが選んだのはこちら⤵

須磨は怖そう... ^^; 遠のいています(笑)

 

コロナ対策のため 密は避けて...

平日の午前だからか 参拝者は数組だけでした(^_-)-☆

 

本堂に着きました

 

おや!可愛い猫さんがお出迎えしてくれました💛

こちらのお寺で飼われている猫さんだそうです!

 

本堂に上がらせていただきます

拝観料は無料! 写真歓迎✨とのこと...(*^^*)

 

いきなりの猫みくじ✨ 200円

素焼きの猫のおみくじです

どの子にしようか 迷いますね...

 

こちらは 外国語バージョン!?

英語・中国語・タイ語・韓国語がありました

外国人の観光客にも有名のようですね(*^^*)

 

こちらの猫みくじは 存在感大です!

4倍猫みくじ!

お値段2倍  幸せ4倍 400円

 

とにかく 玄関は猫一色です (=^・^=)

その他にも かわいいステッカーやお守りも⤵

 

ユニークなグッズもいっぱいありました⤵

お寺のかたが不在の時もあるので それぞれの場所に代金箱が用意されていました

お寺のかたを呼びに行かないと両替もできないので 小銭をたくさん用意されておくのがおすすめです(^_-)-☆

 

すまりんたちは こちらを購入しました⤵

 

猫みくじは 4倍サイズのキスケと普通サイズのジロキチです

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般若心経のファイルと経典 (猫バージョン!

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中身をちらっとお見せいたしましょう(^_-)-☆

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はんにゃ はらみた…

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 ...  こんなのまで 良いのでしょうか(笑)

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すまりんたちは昔 四国八十八か所を巡ったことがあり 般若心経は一応唱えることができるのですが これは 爆笑でした^^;

余談ですが 4年前「お題」で投稿したものです⤵

今年(2024年)も まさに "うるう年"ですね✨

 

では 奥へ おじゃまします!

色紙がいっぱい飾られていました


廊下にも大きな猫さまが✨

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この写真にはちいさな須磨もいますよ⤵

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梁にぶら下がる猫さん👀

あっちにもこっちにも猫猫猫...

 

京都の「猫猫寺」を思い出しました

www.aranciarossa.work

 

雲林寺の大広間には プロムナードに巨大猫の頭が並び...

 

猫たちが集会をしているもよう...

動きも生き生きしていますね✨

 

笑...


箱入り娘だったちいさな須磨は はじめて猫の集会に参加しました

 

お庭の様子...

 

マスクをした猫さん 発見!

猫の絵馬がいっぱい奉納されていました




鐘楼

よく見ると 色んな動物たちが...

 

このお寺が猫のお寺になったのには 実は由来となった物語があるそうです

 

  ⇩ ⇩ ⇩ 

 

豊臣家五大老の一人で 事実上の長州藩の藩祖 毛利輝元

関ヶ原の戦いで隠居となった輝元は まだ幼かった嫡男 秀就を助けつつ 徳川幕府のもとでの長州藩の生き残りに腐心していましたが 73歳で没し萩城三の丸の天樹院に葬られました(※上の写真は萩城にて撮影したものです)

 

武家屋敷の並ぶ萩の城下町に今も残る天樹院墓所

 

拝観料:大人20円 子供10円 です

なんと良心的な金額なのでしょう!

中でお参りもしないといけないので10円玉が足りず 二人で50円納めさせていただきました

 

ここ「萩市の毛利藩墓地」は「金沢市の前田藩墓地」「対馬の万松院」と並び ”日本三大墓地”のひとつに数えられます

三大〇〇...色々あるんですね

 

たまたまですが 以前「対馬の万松院」にもお参りしていました ↓

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~以前の記事から引用~

「日本三大墓地」というものがあるらしく。。。

金沢の前田家墓所・萩の毛利家墓所とともに この対馬の万松院がそれにあたるそうです!

こちらが対馬藩初代 宗義智公の墓所です

www.aranciarossa.work

 

天樹院のお話に戻ります


毛利輝元は 静かな木立の中で夫人と共に眠っておられます

 

ところで 輝元の家臣に長井治郎左衛門元房という人がいました
元房は若い頃に藩を出奔して他国を放浪していましたが 輝元はその間も彼に銀子を与えて庇護し 戻ってきた時には以前同様に家臣として遇したのだそうです

 

大恩ある輝元が亡くなった後 元房は後を追って殉死してしまいました

輝元墓所のかたわらに 長井元房の墓があります

ここに「猫」という言葉が出てきます⤵

 

元房にはたいへん可愛がっていた猫がいました

 ※雲林寺にあった絵をお借りしています

その猫は元房の殉死後 天樹院の元房の墓前から離れようとせず ...

四十九日の法要の日に舌を噛んで死んでいたと伝えられています

 

なんとも悲しいお話ですね💧

 

それから元房の屋敷の前を通ると 主を呼ぶ猫の鳴き声が聞こえるようになり 家の前の通りは 猫町(ねこのちょう)と呼ばれるようになったそうです

 

天樹院から猫町を見に行こうとすると…

一匹の猫さんが現れました!

 

こっちにゃ!

すまりんたちを先導してくれています🐾🐾🐾

 

何してるにゃ!はやく!

後ろからバイクがやってきたので猫さんは左の塀に上がってしまいました

 

カギしっぽの凛々しいキジトラさん

 

じゃあね!

 

萩博物館の裏手のこの通りが 猫町だそうです

特に「猫」を感じさせるものはありませんでした

 

亡くなった猫は 寺の僧によって手厚く葬られました

 

そして...

萩市のキャラクター 忠義の猫 萩にゃんとしてよみがえりました✨

※写真は 萩観光協会HPより

 

「天樹院」は残念ながら維新後に廃寺となりましたが 最初にご紹介した「雲林寺」はその流れをくむお寺なのだそうです

 

忠義の猫の命日 7月21日には雲林寺でねんねん猫供養祭がとり行われています

 

 

以上 猫だらけの 萩のお話でした(=^・^=)

 

次回は

萩八景遊覧船と萩城のお話です