本日すまきとすまりんが宿泊するのは 鞆の浦にあるお宿
もとは 魚屋萬蔵宅 築220年の歴史があります
坂本龍馬が「いろは丸事件」の談判の場として使用した町家なのだそう!
京都で暗殺される7ヵ月ほど前のことだそうです
※「いろは丸事件」については前回の記事で書きました
空き家となり取り壊されそうになったところ…
なんと宮崎駿監督のアイデアで素敵なお宿に再生されたのだそうです👀✨
チェックイン15:00 チェックアウト10:00
スケッチブックから飛び出してきたような玄関✨
右手がフロントです↗
こちらは夕食をいただいたテーブルですが ランチ営業もされています
営業時間:11:00〜14:00
※お宿もランチ営業も火曜がお休みということですが コロナ禍で 営業日や時間が異なっている可能性がありますので 事前に確認されていかれることをおすすめします
こちらが 龍馬が紀州藩との談判の場として使用したと言われるお部屋です
世ノ人ハ我ヲ何トモユハバ言へ 我ナス事ハ 我ノミゾ知ル
※お宿のかたのお話によれば
二階のお部屋だったという説もあるそうですが 一階のお部屋説が有力なのだそう…
向かいにある蔵は一階が浴場 二階が客室です
廊下を渡った向こうに お手洗い
ポニョがいました💛⤵
客室は2室のみ
ひとつは 本館二階の「みんなで部屋」
もう一つは 蔵の二階「かけおちもの部屋」
人気の「かけおちもの部屋」はその日は予約が埋まっていたので すまりんたちは「みんなで部屋」に泊まりました
※お宿の公式ホームページには記載されていませんでしたが 今回利用した楽天トラベルの情報によれば 「どちらのお部屋も バス・トイレなし」ということでした
でも「かけおちもの部屋にはユニットバスがある」と書かれているサイトをあとで見つけました
結局 詳細は不明です^^;
客室へは いずれも靴を脱いで フロント横から階段を上がります
※お宿のかたが 客室まで案内して下さいます
二階の共用スペース
左奥の棚には本が置かれていました
スケッチブックもここに置いてありました
本は客室に持って行けますが 読み終えたらすぐに返却する必要があります
こちらが共用のお手洗い
↖お手洗いの真横に「かけおちもの部屋」があります
そちらに宿泊されたかたも 共用のお手洗いを使っておられるようでした
ユニットバスより快適だったからなのか 本当にトイレがなかったからなのかはわかりません^^;
お手洗いは 清潔感はありましたが スリッパがありませんでした
室内履きも足袋ソックスもなかったので 素足か自分の靴下で入ることになります^^;
※ちなみに一階のお手洗いにはスリッパがありました
「かけおちもの部屋」を外から見たところ⤵
隠し部屋のような雰囲気で大人気なのだそうです✨
※お宿の公式ホームページよりお写真をお借りしました⤵
ジブリファンにはたまらないお部屋かもしれませんね(^_-)-☆
すまりんたちのお部屋は 階段を上がってすぐ左手…
「かけおちもの部屋」の向かいです
入り口へは ここを左へ←←
ステンドグラスが印象的な廊下に洗面台が並んでいました✨
説明がなかったので こちらも共用かと思いましたが…
コップは2つだし どうやら占有できるようです
引き出しの中に歯ブラシも2本でしたが 髭剃りは4つ入っていました
3段目には予備が入っていましたが このあと 他のかたが使われた気配もありませんでしたので やっぱり「かけおちもの部屋」にはユニットバスがあるのかもしれませんね(^_-)-☆
ちなみに 歯磨き粉の代わりに お塩をつけるようです⤵
すまりんたちは 使いませんでしたけど^^;
「みんなで部屋」
公式ホームページによれば『二間続きの和室と向かいの角部屋の三部屋からなるお部屋』で 5名まで宿泊可能です
楽天トラベルの宿泊プランには『二間のお部屋』と記載されています
すまりんたちは 右の二間続きの和室に案内されました
←向かいの角部屋は 6畳の和室のようです
大人数の時には開放されるのでしょうか…
もしかしたら龍馬の談判に使われたかもしれないお部屋✨
旧家の方々には 二階の部屋だったと伝わっているそうです
木の椅子には すまきがずっと陣取っていました
浴衣はフリーサイズ 赤いのは半纏です
浴衣は すまきでもちょうどよいくらいなので すまりんにはかなり大きかったです^^;
通りに面した二階なので 昼間はけっこう賑やか✨
ガイドさんの声が聞こえてきて 観光のかたが ひっきりなしにこちらに向かって写真を撮っておられました
龍馬&ジブリの宮崎駿監督 … ダブルで有名なお宿なので仕方ありませんね^^;
テレビはありませんが 古い箪笥の上にBluetoothのオーディオがありました
宮崎駿監督のスケッチ⤵
外からの視線が気になったので 一旦 窓を閉めました(^_-)-☆
ポットには ほんのり梅風味のお茶が入っていました
容器の中は湯呑みとグラス
奥は物置になっているようでした
ネットの通信速度はやや遅いめでした
鍵は一つです
※ポニョがついている方は夜間外出用の玄関の鍵です
冷蔵庫の中には飲料水
共用スペースにあったスケッチブックを借りてきました
宮崎駿監督の描き下ろし
ジブリファンでなくとも感動すること間違いなし(*^^*)
このほかにも たくさんありました
まさか 本物なのか気になってお聞きしたところ…
これらは複製で 本物は別に保管されているそうです
先ほどのステンドグラスのデザインも宮崎駿監督が手掛けられたそうです
宮崎駿監督 曰く「龍馬だったら これくらいのことはするだろう!」と…
では 続きのお部屋へ…
欄間のくり抜きが かわいい💛↗
こちらには お布団が敷かれていました
コンセントは壁にもありましたし 延長コードもあったので不自由はありませんでした
着物が飾られていて 素敵です✨
枕は やや硬いめでした
床の間のライトのスイッチは押し入れの中にあります(案内時に説明あり)
クローゼットはありませんが ハンガーはお部屋の隅にありました
障子戸の鍵は木片を引き抜いてはずします⤵
ただし 中庭の廊下に面しているので…
障子戸を開けると 向こうから丸見えになっちゃいます^^;
お風呂はお向かいのお部屋のかたと共有になります
※温泉ではありません
表に履物がなければ空いているしるし
すまりんたちのお部屋からは 確認しやすかったです(^_-)-☆
「空いていれば何度でも使用できる」パターンと 「一回だけ時間を決めて押さえておく」というやり方もできると言われましたが すまりんたちは好きな時間に自由に入りたかったので時間をおさえることはしませんでした
追いだきできないので 基本夕食後にためて下さるそうですが お願いすれば夕食の少し前ならOKということで お願いしました
17時に準備しておきますとのこと…
(結局 一回分押さえたことになりますね笑)
浴室にバスタオルとフェイスタオルの備えはあるので手ぶらで大丈夫です
ただし スキンケアセットやくしなどは置かれていないので 自分で準備しておかなくてはなりません
こちらの履き物を使用して…
中庭を横切って行きます
のれんの下で 履き物を脱ぎ 内鍵をかけて使用します
中はうす暗かったです
脱衣所
バスタオルとフェイスタオル
カウンターにはドライヤーと虫取りスプレーだけが置かれていました
浴室入り口
中は広々としています✨
リンスインシャンプーとボディウォッシュ
段差があるので半身浴も可能です(^_-)-☆
お湯の温度は浴槽の手前にちょっとだけ見えている蛇口で調整します
最初だからか すごく熱いめでした^^;
※利用時間に制限はなく夜中も入れますが 冷めていたら自分で熱湯を足して調整することになります
夕食後 お向かいの宿泊者さんがお風呂に行かれていましたが すまりんたちは結局 この一回きりでした
ポニョの舞台 鞆の浦に日が沈みます…
後ろ姿は我が家のアイドル ちいさな須磨
※2022年にお空にいった愛猫の分身です
夕食は18:00に一斉スタートです
昼間に撮った写真ですが 右手前と左奥のテーブルに分かれて いただきました
すまりんたちは夕朝食とも 左奥のテーブルでした
通りに面した窓(雨戸)が完全に閉じられていて 落ち着いた雰囲気です✨
お品書き
食材のみが書かれていて ワクワクします(*^^*)
ドリンクメニュー
すまりんは 烏龍茶
大きな素焼きのコップに入っていました
すまきは広島の地酒を注文
「天宝一」は売り切れだったので「亀齢(きれい)」を…
お猪口の数を聞かれたので 1つでとお返事しましたが
「もしよかったら…」と 2つ下さいました
せっかくなので すまりんも少しだけいただきました!
ちょっと辛口のお酒…
すまきは かなり好みの味だったそうです
「お手洗いは遠回りせず龍馬のお部屋を通って行って下さいね!」とのこと
厠はあっちぜよ…
「和」のお献立ですが かわいい前菜の登場です✨
蕎麦がき
福山北部の神石の新蕎麦が使われています
お出汁の中に入っていて ほっこり(*^^*)
烏賊
お米の煎餅の上に 自家製のイカの塩辛が乗っています
手づかみでいただきました
すまきは下の色米も食べられるのかと齧っていましたが生米だったようです(笑)
枝豆
タルトの上は鯛とチーズを使ったムースです
手づかみでいただきました
さつま芋
さつまいものポタージュです
上にはフォームドミルク・クルミ・乾燥カボチャのパウダーがトッピングされています
素材の味が引き立っていました✨
黒オリーブ
旬の野菜色々…
コクを出すために黒オリーブの粉を振りかけているそうです
一番下に少し酢〆した 鯖の切り身が隠れています
赤いのはビーツのソースです
熱々パンを下さいました
穴子の左右にカブと栗が添えられていました
とても脂の乗った穴子なので そのまま焼いただけなのだそう
玉ねぎと生姜のガリで口直ししながらいただきます
甘露煮の栗がほろほろと甘く 穴子によく合っていました
きのこ
鴨の脂で炒めたきのことナンプラーで味付けしたパスタ
すごく美味しかったです(*^^*)
鰆(さわら)
旬の鰆をしっとりと焼いた一品✨
日本酒とバターのソースはパンに合うとのことで…
パンをお代わり(^_-)-☆
鴨
潮待ちの港「鞆の浦」には船や錨の修理を行う「船鍛冶」が軒を連ねました
伝統の鍛造技術を生かした”槌目”のフライパン皿はご当地の製品だそうです✨
鴨のローストの下に人参のピュレ
上には人参のローストと さらに人参の粉が振ってあります
付け合わせは枝豆と自家製の粒マスタード
レア目の火の通し方で これは赤いお肉が苦手なすまりんにはもちろん すまきにもちょっと生すぎた感じが^^;
きっと これくらいが最高に美味しいのでしょうけど 残念な二人(笑)
いちぢく
イチジクのコンポートと シナモンの香りを移した牛乳のアイス
下にスイートポテトが敷かれています
かわいくて とっても美味しいデザートで 感激しました(*^^*)
食後に コーヒーかオレンジジュースをいただけます
すまきはコーヒー
すまりんはオレンジジュース
純和風のお料理を想像していたら お洒落でおいしい洋風料理でびっくり!
見た目もすばらしく 美味しくて 満腹…
ごちそうさまでした(*^^*)
食後 ぶらっとお散歩をしました🐾🐾
内側から照らされたステンドグラスが美しかったです✨
地元の人はあまり夜は出歩かないそうで 閑散としていました
堤防まで やってきました
弁天島のお堂がライトアップされていました✨
向こうに常夜燈も見えています
1859年に建てられた鞆の浦のシンボル✨
散歩から戻って 早いめに床に就きました
ーーーーーーーーー
翌朝 早起きして再び 散歩に出かけました🐾🐾
小高い丘からは 素晴らしい景色が見れました
※詳しくは前回記事の ❽医王寺 太子殿からの絶景をご覧ください
魚ではありません笑⤵
帰る途中 「あぶない!」と漁港のおじさんたちの声が聞こえました
すまりんの数メートル後ろに 鳥が落とし物をされたようです^^;
しょっちゅう落ちてくるそうです…
朝は お風呂入れないので大変(笑)
朝食は8:30スタートです!
夕食と同じテーブルにて…
2段になった器には…
もずく酢 野菜・さつま芋と香の物
出汁巻き
ご飯はおひつに入っています
すまりんたちには充分でしたが 足りなければお代わりもできます
ツヤツヤのごはんはそのままでもおいしかったです(*^^*)
鯛のかぶと煮
すまりんは すまきがとってくれた”目の下の身”だけいただき (笑)
あとはすまきに任せました(^_-)-☆
まるで 徳川のお姫様です(笑)
背後の龍馬の視線が気になります^^;
こちらが お宿名物✨
瀬戸内の鯛を酒や昆布で10日間漬け込んだ 鯛漬けです
そのまま食べてもおいしいですが
ご飯にのせて食べるのがおすすめ(^_-)-☆
一杯目は そのままで…
二杯目は ちょっとアレンジで…
鯛漬けと共に 鯛味噌・海苔・ごま・ウズラの卵などをごはんにのせて…
〆は 鯛茶漬けで…
お出汁を注ぎ「鯛茶漬け」として いただきます
ひつまむしっぽくて 楽しく美味しくいただきました!
すまりんも 三杯 さらっと食べられました(^_-)-☆
ご飯を食べ終えたのが 9時過ぎ…
チェックアウトは10時なので あまりゆっくりしている時間はありません
名残惜しいながら お宿をあとにしました
今日は良いお天気です(*^^*)
次回は 山口県にまいりまして
「猫の寺 雲林寺と 猫にまつわる天樹院のお話」です