すまりんの てくてく ふたり旅

部屋付き温泉のある素敵な宿と美食を求め 夫のすまきと全国飛び回ります!

光前寺のヒカリゴケと 美味しいお蕎麦屋さん (やまだや保翁)

木曽駒ケ岳登山のあと...

すまきとすまりんは駒ヶ根市にある光前寺にやってきました

駒ヶ根ICから車で3分の場所にあります

門前の大きなしだれ桜の木がシンボルになっています

境内にはおよそ70本のしだれ桜が植えられていて 春にはピンクに染まり とても美しいのだそうです🌸

金剛力士像は室町時代のものだそうです✨

 

光前寺は たくさんの見どころがあるお寺です

珍しいヒカリゴケ(光苔)が見られることでも有名です✨

ヒカリゴケは洞窟のような暗い場所にありながら わずかな光を反射して光って見える原始的な苔植物です (※発光植物ではありません)

 

ご本堂に続く石垣の隙間にヒカリゴケがあるそうですが…

なかなかそれらしきものは見当たりませんでした^^;

参拝者のかたも 皆さん石垣をのぞき込んでおられました

すまりんたちも「見えますか?」と何度か声を掛けられました

 

スマホのライトを当てて 探してみました✨

 

けっこう時間が過ぎ…

三門の近くまで行って ようやく見つけました!

シダの隣にエメラルド色に光る小さな苔がありますよね

奥の方なので太陽の光は届かず スマホのライトを当ててようやく見ることができました

近くで探しておられるかたにも声をかけて 一緒に見物しました

その近くにも ちょっとだけ ありました⤵

そして今回のいちばん✨は こちらです⤵

 

石垣の上の説明には「少し離れた所から見るように」と書かれていますが…

今回は 少し離れた場所では全く見えませんでした^^;

 

「今回は」と書きましたが…

実は すまりんたちは13年前 (2010年) の9月にもここを訪れています

同じ9月ですが昔の方がすまりんたち苔が生き生きしていたように思います

この時は あちこちでヒカリゴケを見つけることができました

※カメラのフラッシュで明るくなっていますが そのままでも光って見えました

 

今回たまたま少なかったのかもしれませんが 最近の異常気象が苔に影響ないといいですね

ヒカリゴケが見られる時期は おおよそ四月中旬から十月末までだそうです

光前寺を訪れることがありましたら ぜひ石垣の間を覗いてみて下さい(^_-)-☆

 

さて 苔のお話はこのへんにして…

 ご本堂に向かって歩いて行きます🐾🐾

 

立派な三門

下層にも屋根のある二重門です

 

橋の向こうにご本堂が見えました

光前寺は「霊犬早太郎」の伝説で有名なお寺です

⇩こう書かれています⇩

今よりおよそ700年程前 光前寺に早太郎という強い山犬が飼われていました

その頃 遠州静岡県)見付村では 田畑が荒らされないようにと 毎年祭りの日に白羽の矢の立てられた家の娘をいけにえとして神様にささげる人身御供という悲しい習わしがありました

ある年 村を通りかかった旅の坊さま(※一実坊弁存 いちじつぼうべんぞん)は 神様がそんな悪いことをするはずがない その正体を見とどけようと 祭りの夜に様子をうかがっていると 大きな怪物が現れ「信州の早太郎おるまいな 早太郎には知られるな」などと言いながら 娘をさらっていきました

坊さまは早太郎に助けを求めようと すぐ信州へ向かい 光前寺の早太郎をさがし出すと 早太郎を借りて急いで見付村へと帰りました

次の祭りの日には 早太郎が娘の身代わりとなって怪物と戦い それまで村人を苦しめていた怪物(老ヒヒ)を退治しました

早太郎は傷つきながらも光前寺までたどり着くと 和尚さんに怪物退治を知らせるかのように一声高く吠えて息をひきとってしまいました

現在 光前寺の本堂の横に 早太郎のお墓がまつられています

また 早太郎を借り受けた旅の坊さまは 早太郎の供養にと「大般若経」を写経し光前寺に奉納いたしました

この経本は現在でも 光前寺の寺宝として大切に残されております

 

※堂内の仏像は撮影禁止ですが こちらの早太郎像のみ撮影可能でした

早太郎(はやたろう)については 各地に伝説があり 名前のバリエーションがあるようです

同じ 駒ヶ根でも 風太(しっぷうたろう)という別名があったり 遠江国静岡県西部)では 悉平太郎(しっぺいたろう)と言われるそうです

ちなみに磐田市のイメージキャラクターの「しっぺい」は 磐田市の見付天神に伝わる悉平太郎の伝説から来ているそうで つまり この早太郎のことです(^_-)-☆

 

早太郎のお墓参りの前に

本堂脇の延命水を見に行きました

延命水と聞けば 飲みたくなりますが…

自己責任と言われると ちょっとこわいのでやめておきました^^;

 

では 三重塔と早太郎のお墓の方へ行ってみます

 

こちらも ご本殿のすぐ横にありました

 

三重塔の前にも早太郎がいました

 

こちらが早太郎のお墓です⤵

お墓を見ると しみじみ悲しくなりますね(>_<)

 

郷土の武士たち(上穂十一騎)の供養塔もありました

上穂十一騎 (うわぶじゅういっき)は 武芸に秀でた農家の次男・三男から成る11名で 「大阪冬の陣・夏の陣」では真田幸村の配下として戦いました

最後は徳川家康の本陣に突撃し 家康に死を覚悟させるまでに肉薄し馬印を倒すほどでしたが ついに力尽き全員討ち死にしたと伝えられています

三門の右側には 宝物殿や築山池泉庭園があります

拝観料がかかりますが せっかくなので見学することにしました

拝観時間:9:00〜16:30

※中学生以下は無料ですが 大人の同伴が必要です

 

拝観券とともに 桜と早太郎がデザインされたクリアファイルをいたました

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建物の中は撮影禁止ですが お庭は自由に撮影できます(^_-)-☆

回廊 五色風鈴✨

 

登山のあとなので すっごくラフな格好です^^;

涼し気に見えるかもわかりませんが 風鈴も静かでした

…なので 早々に退散(笑)

小雨が降っているくらいの方がしっとりとしてよかったかもしれません

 

参拝案内所

かわいい早太郎みくじがありました⤵

※許可を得て撮影させていただいてます

 

ワン、ニャン 和三盆  発見!

早太郎 ごめんね…

「ニャン」を買いました^^;

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愛らしい猫さん… 
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食べるのがもったいなくて 困ってしまいました^^;

 

光前寺参拝のあとは お蕎麦屋さんでお昼ごはんです

元祖 光前寺そば やまだや保翁

光前寺の向かいにあるお店です!

実はこのお店も13年前に訪れています(^_-)-☆

店内は あまり変わっていないような気がしました

 

お座敷とテーブル席があります

 

今回は 光前寺に近い窓際のテーブル席に案内されました

着替えのTシャツがよれよれになっていました^^;

 

メニュー

 

むかし来た時は かなり混んでいた上 注文してからの待ち時間がすご〜く長くて うんざりしてしまった記憶があります

お宿に泊まる予定だったので チェックインが遅くなってしまいそうでやきもきしました^^;

40分以上経過したので もしかしたら注文が通っていないのではと思い 声を掛けようとしたら ようやく運ばれてきました^^;

 

美味しくなかったら もう来ることもなかったけれど… 

すご〜く美味しかったので また来ました!

 

今回は帰るだけなので たっぷり時間があります(^_-)-☆

 

すまきは 「えび天とろろ」 すまりんは「とろろ」を注文しました

 

なんと

5分ほどで お蕎麦が運ばれてきました👀

早太郎🐕なみの速さでびっくり(笑)

 

すまきの 「えび天とろろ」1450円

 

すまりんの 「とろろ 」 1150円

とろろ 山盛りです💛

お蕎麦もたっぷりでした⤵

普通の「並」の倍くらいの量があったように思います

すまりんは「小盛り」でよかったかもしれません

お味は 以前と変わらず すごく美味しかったです✨

 

そば湯もあります

 

さすがに13年前に何を食べたかは 忘れていましたが…

あとで昔の写真を探したら 出てきました⤵

二人そろって「とろろ」でした!

お蕎麦の色が白っぽいですが 盛り付けも 今と変わっていません

 

13年前のすまりんたち…

待ちくたびれて お面の下はうんざり顔でしたが(笑)

 

 ひと口食べたら 笑顔になりました(^_-)-☆

 

 

またいつか来れたらいいな…

 

 

次回は

伊豆大島の「大島温泉ホテル」のお話です