9月の最初の日曜日
すまきとすまりんは 長野県にやってきました🚗
本日は中央アルプス(木曽山脈)の最高峰✨木曽駒ケ岳に登ります
木曽駒ケ岳の標高は 2956m
日本では25番目の高さですが 第2位の北岳との標高差は236mしかありません
25位といえ充分の高さですね(^_-)-☆
木曽駒ケ岳のすごいところは
頂上近くの千畳敷カール(標高2612m)まで ロープウェイ🚡で行くことができるということ!
登山をしなくても素晴らしい雲の上のパノラマを見ることができるのも魅力です✨
ただいま午前5時30分
ロープウェイ駅にはマイカーで行くことはできないので 菅の台バスセンター 駐車場に車をとめて JR駒ヶ根駅始発のバス(またはタクシー)に乗る必要があります
菅の台バスセンター 駐車場は300台までとめることができる大きな駐車場で トイレも完備されています✨ ※駐車料金は1日800円
バスの時刻は季節や曜日により変わります
また 混雑がひどい時には急きょ臨時便が出るなど 臨機応変に対応されているようです
この日 始発のバスが「菅の台バスセンター」を出発するのは6:15ということだったのですが 出発の45分前にも関わらず 駐車場は車であふれ チケット売り場には長蛇の列が…😱
多分この時点で250人近く並んでいたと思います^^;
すまりんたちも慌てて行列の最後尾につきました💨
この後も どんどん人が増えてきました
バスは「30分間隔」と聞いていたので どうなることかと思っていたら この日も臨時便が出ることになり 始発の時刻も15分早まって6:00になったので ほっとしました
ようやく前が見えてきました
ただいま6時です
ロープウェイ乗り場(しらび平駅)までのバス料金は以下の通りでした
大人: 1660円(往復)/ 830円(片道)
小人: 830円(往復)/ 420円(片道)
チケットの下(裏側)はサービス券になっていました⤵
有効期限が1年あるので あわてて使わなくても大丈夫です(^_-)-☆
※ただし レストランがあるのは「下り線」
すまりんたちがチケットを購入するころには 始発のバスが来て 最初に並んでいた人たちが乗り始めました
定員は40名以上(補助席あり)のバスですが 待っている人はすごい数です
切符を買った人から どんどんバス待ちの列に並んでいきます💨
バスは通常は30分間隔で運行されますが この時間帯は大幅に増便されることになったようです
5分おきくらいにバスがやってきました!
6:30 すまりんたちは 6台目のバスに乗れました
もともと6:15発だと思っていたので そこまでロスはしていません(^_-)-☆
バスから見た景色…
すまりんたちの後ろにもまだまだ行列ができていました^^;
バスに乗ること30分 🚌
7:05 駒ケ岳ロープウェイ しらび平駅に到着です
ちなみにチケット確認のためバスは前方からしか降りることができないので ロープウェイ乗り場に早く行くには(補助席も含め)前方のかたが有利です
すまりんたちは 先頭近くでバスに乗ったのにも関わらず うっかり後ろ寄りの席に座ってしまったので 出遅れてしまいました^^;
もう少し早くバスを降りていたら 一本前のロープウェイに乗れたはずでした^^;
ロープウェイ🚡は普段は30分おきの運行ですが この日は快晴の日曜ということで ピークの時間帯に限り 臨時便が増発され 9分おきに運行されていました
それでも繁忙期には整理券が出されて1時間以上待ちになることもあるようです
「ロープウェイ」はシーズン・曜日により5段階の料金設定があります
往復だと 一番高い時: 大人3050円 子供1510円
一番安い時: 大人2030円 子供1010円
※片道設定もありますが往復の方がお得です
この日は上から2番目の料金(2790円)でした
7:25 すまりんたちはようやくロープウェイに乗ることができました
ぎゅうぎゅう詰めのまま 高低差950mを一気に登って行きます
天竜川が流れる伊那谷をはさんで 正面に見えるのが南アルプスの稜線です
7:37 千畳敷駅に到着
標高2612mの千畳敷駅は日本最高所の駅✨
ちなみに索道(ロープウェイやリフト)を除いた 鉄道の駅としては立山黒部アルペンルートにある「室堂駅(標高2450m)」が第一位だそうです✨
※室堂駅の階上はリゾートホテル(ホテル立山)になっています
千畳敷駅前のテラスからは千畳敷カールと中央アルプスの峰々を眺めることができます
中央付近の尖ったピークが 宝剣岳⤵
その下に広がるお椀状の谷が千畳敷カールです ※ふもとから撮影
「カール」とは氷河の源流部に形成された"氷河地形"のことで スプーンですくい取られたような浸食の跡がみられます
スイスアルプスの氷河が溶けたら千畳敷カールみたいな地形が見られるのでしょうね
登山口にある 信州駒ケ岳神社
登山の無事をお祈りして…
7:45 すまりんたちも登山開始!
駒ヶ岳までの往復の標準時間は4時間程度ということです
難易度としてはあまり高くないので 小さな子供連れのかたもけっこういました
先に到着した人たちは すでに高い場所に見えていました
千畳敷にはホテルがあるので 早朝登山をして もう下ってきている人も…
ブルーの矢印に沿って まずは稜線を目指します
途中から八丁坂という長い急坂になるのですが 駒ヶ岳までのルートで一番しんどい登りと言われます
気温は約11℃で 長袖でちょうどいいくらいでしたが このあとだんだん日差しがきつくなり 暑くなってきました
7:53 千畳敷駅登山口(八丁坂分岐)
見上げると結構な急坂でした
この手前までは 遊歩道もあって観光のかたも散策することができますが ここから先は登山の装備が必要です
渋滞とまではいきませんでしたが…
人数が多いので 上りはゆっくりペースです
途中 数名が休憩できる程度のスペースもあり 休んでおられる人もちらほら…
それにしても この時間帯は 登りの人が多すぎて 下りの人はなかなか進めず大変そうでした^^;
途中で 振り返った眺めです
赤い屋根の千畳敷駅から 二つのルートが見えます
歩いてきたのは向かって右 (山側) の道ですが 共に観光用の散策路になっていてぐるっと一周できるようになっています
さて…
上に行くほど だんだん休憩する人が多くなってきて この辺りは もう自分のペースで登ることができました
8:23 登山開始から40分弱で稜線に到着です
ここは 乗越浄土(のっこしじょうど)と呼ばれます
標高は2870mなので千畳敷駅から270mほどの高度差があります
とても眺めが良いです(*^^*)
遥かかなたに富士山の山頂が顔を出していました
🔍
お正月にはダイヤモンド富士が見られるそうです✨
でも 御来光を拝むには 山小屋か千畳敷のホテルに泊まるかしかなさそうですね
冬の夜中にロープウェイを使わず下から登るのは 難しそうです
こちらが 先ほど名前が出てきた宝剣岳です
直下に山小屋があるので 大きな荷物を置いて登っている人がたくさんいました
山小屋側から見た宝剣岳⤵
すまりんたちは宝剣岳には登らず中岳・駒ケ岳方面→を目指しました
8:33 まずは目の前にある中岳を越えていきます
8:38 5分ほど歩くと分岐部があらわれました
案内板によれば 左の平坦な道は 「巻き道」だそうで 中岳に登らずに向こう側に出られるようです
上の写真では2名のかたが「巻き道」を行かれていますが 多くの人は「中岳・駒ケ岳へ」と書かれた案内に沿って 正面の中岳を登って行かれます
すまりんたちは 中岳も制覇したかったので「巻き道」には行きませんでした
でも 実は「難所あり」の言葉が怖かったこともあります^^;
地道に山を登り まもなく中岳山頂です
荷物は最小限なので らくちん(^_-)-☆
8:48 中岳山頂到着です
分岐部から10分で登れるくらいなので たいしたことはないですね(笑)
ここに来て 初めて「駒ヶ岳」が見えました!
中岳より低く見えますが あちらが中央アルプスの主峰✨
木曽駒ヶ岳の標高は 中岳よりも31m高い 2956mです
左手に見えているのは御嶽山です
8:52
せっかく登ってきたけど 中岳の反対面を下って 駒ヶ岳へ向かいます
大きな石がゴロゴロした急坂で 帰りはここを登るんだと思うと憂鬱でした^^;
正面に駒ヶ岳が迫ってきました
先ほどの「巻き道」はここで本道に合流します
「巻き道(危険)」と書かれています^^;
9:03 いよいよ 駒ヶ岳に向かって山道を登り始めました🐾🐾
森林限界を超えているので樹木はありませんが 高山植物がありました
これはイワツメクサ⤵
白く輝く星のような小さなお花です
開花時期が長い花なので こんな時期にもまだ咲いていました
7月〜8月にかけてはもっとお花が咲いていたに違いありません…
すまりんの好きな "ウスユキソウ"(和風エーデルワイス)も見られるそうですが 残念ながらもう咲いていませんでした (>_<)
礼文島で出会ったレブンウスユキソウ♥⤵
月山で出会ったミヤマウスユキソウ♥⤵
岩場にひっそりと咲いて 何とも魅力的な花です✨
木曾駒ケ岳のウスユキソウはヒメウスユキソウ♥と呼ばれます
いつか見てみたいです…
コケモモの赤い実と ガンコウランの黒い実を見つけました
コケモモジャムは時々見かけますね
ガンコウランの黒い実はクラウベリーとも呼ばれ 同じくジャムやジュースに加工されています ※クランベリーとは違う品種です(^_-)-☆
9:19 木曽駒ヶ岳の山頂に到着しました🚩
16分くらいかかりましたが 坂道もそこまで急ではないので 楽勝でした(^_-)-☆
登山開始から1時間35分で登頂成功です(^_-)-☆
山頂はたくさんの登山客で賑わっていました✨
写真を撮る人や お弁当を食べている人…
お天気もよく 素晴らしいパノラマでした(*^^*)
青空をバックに三角点でポーズをとるすまき
ちいさな須磨は 緊張顔^^;
すまりんたちと一緒がいいね (^_-)-☆
3人で仲良くおむすびを…!
実際は すまきが2つ食べました(笑)
山頂にある木曽駒ケ岳神社
神社の隣にお地蔵さんがおられました
無事に下山できるようにお祈りして 下山することにします
9:41 下山開始
最初は もと来た道をそのまま引き返すつもりでしたが…
「巻き道」に入った人が見えました!
すまりんたちも 中岳を越して行くのが面倒になって…^^;
結局 「行っちゃおう!」ということになりました(笑)
🔍見えている範囲では そこまで怖い道ではないようです
すまりんたちは素人ではありますが それでも岩場や鎖場を何度か経験してきました
木曽駒ケ岳は 登山に慣れておられないかたも多く登られるので 危険防止のためにあえて注意喚起しているのだろうと 勝手に解釈しました
9:51 覚悟を決めて 出発!
雲がかわいい形をしています💛
平坦だし らくちん…
前を行く人が見えました
この辺りから足場が悪くなります^^;
右を見ると視界が開けすぎて怖かったですが 見なければ平気です
この先は
⇩ ⇩ ⇩ こうなってました
たしかに雪の時は閉鎖されるわけですね^^;
道幅が狭いので 慎重に進んで行きました🐾🐾
振り返ると 怖かったです^^;
「視界の良すぎる道」はここまでで…
ここから 左に向かって大岩をぐるっと巻いていきます🐾🐾
ロープにそって 岩を登って行きます
※このロープは"道しるべ"で つかまるためのものではありません
前の人について 岩を保持しながら登って行きました
しかし 杖が邪魔で…^^;
途中から すまきが持ってくれました
ここを通り抜けるともう分岐点です!
振り返ると…
やっぱり怖かったです(笑)
10:03 分岐点(宝剣岳の麓)まで戻ってきました
なんと12分で ひと山越えた場所まで戻って来れました✨
「巻き道」正解でした(^_-)-☆
10:16 乗越浄土から八丁坂にかかるころ ガスってきました
もう登ってくる人も減っていて 下りは快速で…💨
10:33 あっと言う間に千畳敷駅登山口(八丁坂分岐)まで下りてきました
すまりんたちは すいていた左側のルートから戻りました🐾🐾
こちらのルートはいったん下るので 最後 駅までの階段を上がる余力を残しておかないといけません(^_-)-☆
千畳敷カールが見晴らせる広場がありました✨
ツアーなどでは ここで集合写真を撮られるのでしょうね
また日が差してきて とっても良い景色でした(*^^*)
剣ヶ池
この時は 水はありませんでしたが
湖面に映る千畳敷カールは 美しいに違いありません
ナナカマドの実が鮮やかでした✨
ナナカマドの葉が真っ赤に染まる秋には素晴らしい景色が待っていることでしょう
この後 台風の影響で天気が崩れる予報です
天気が良いうちに 素晴らしい景色をいっぱい見れて本当に良かったです
写真を撮り損ねましたが この手前に階段がありました
階段の上から さっきの広場を見下ろしたところです⤵
10:53 無事に駅に戻ってきました
下りの所要時間は72分
往復2時間47分(頂上での休憩時間を除く)でした
ふたたびロープウェイで「しらび平駅」まで下りて行きます🚡
まもなくロープウェイの発車時刻なので急ぎましたが 11時発はすでに満員で乗れませんでした^^;
30分おきの通常運転に戻っていたので 30分待ちかと思ったら 混雑してきたので急きょ増発されることになり 助かりました!
帰りのロープウェイも混雑していましたが すまきが窓際に張りついて写真を撮ってくれました
11:56 無事 駐車場に戻ってきました
やっぱり下界は暑かった…
これから ちょっとだけ寄り道して お昼ごはんを食べて帰ろうと思います
次回は