島影連なる伊予灘の海
今回の旅の舞台は愛媛県!すまりんの故郷です(*^^*)
すまきとすまりんは久しぶりの愛媛入り…
松山空港では相変わらず「みかんジュースのタワー」がお出迎え!
「あの伝説の 蛇口からみかんジュース」も健在です(^_-)-☆
現在は手指用の消毒楽も設置されています!
1カップ(←自分で入れます) 350円
今回はパスしましたが 5年前(2018年)の写真です⤵
せこくナミナミまで(笑)
ところで愛媛県のグルメと言えば「鯛めし」があります
鯛めしと聞くと 皆さんはどんなのを思い浮かべるでしょうか
実は 愛媛の鯛めしには2種類あるんです!
一つは すまりんの故郷の 宇和島鯛めし
生卵を溶いたタレの中に新鮮な鯛の刺身を入れて…
ごはんにかけて食べる 豪華版卵かけごはんです✨
※以前は2人で注文すると 上の写真みたいに鯛の姿の上に2人分のお刺身がのった状態で提供されていましたが…
今は二人で注文しても こんな感じになっています⤵
※写真は 上が丸水さん 下がかどやさん(いずれも老舗です)
かどやさんのほうがちょっと雰囲気出てますかね…
ちなみに ヒオウギ貝も愛媛の特産品です(^_-)-☆
盛り付けた宇和島鯛めし✨
お味は 絶品✨のひとことです(^_-)-☆
前置きが長くなりましたが
もうひとつの鯛めしが 今回食べる 松山鯛めし
これからすまりんの両親も一緒に伊予北条にある鹿島へ向かいます
そこに嘉永6年創業という 元祖鯛めしの店 太田屋さんがあるのです
松山市中心部からは車で30分ほど🚗
平成の大合併で松山市となりましたが「かつての北条市」の港に到着しました
鹿島神社の鳥居の向こうに見えるこんもりした森が 北条のシンボル 鹿島
※夕暮れなのは 帰りに撮影したからです(^_-)-☆
鳥居をくぐり 1回520円の渡船駐車場に車をとめて…
鹿島への乗船券を購入しました(大人往復210円)
※すまきがおデブなのはカメラのいたずらです(笑)
渡船は ほぼ20分おきに出ています
松山鯛めしというより北条鯛めしというべきなんでしょうね…
そろそろ時間なので 桟橋に向かいます
鹿島は目と鼻の先です(^_-)-☆
🔎海に面したオレンジ色の建物が 太田屋さん
渡船の上に鹿が乗っていますよ👀
もちろんオブジェです
船に乗り込みました
ちいさな須磨も気持ちよさそう!
航行中には愛媛出身の友近さんによる案内のビデオが流れます
もうちょっと乗っていたかったですが 所要時間 わずか数分で到着!
鹿島は周囲1.5kmの小さな島です
桟橋から 海に突き出た太田屋さんの威容が目立っていました✨
迷うこともなく 歩いてすぐ(^_-)-☆
営業:4月下旬から11月上旬まで
すまりんたちは食事のみで利用しましたが
こちら 宿泊もできる施設です(^_-)-☆
"寅さん"でおなじみの渥美清さんは常連だったそうです!
写真はありませんが レジ横に色紙が何枚か飾ってありました
たしか大泉洋さんのサインもありました
鯛めしは折箱に入れて持ち帰りもできるようです
すまりんたちは二階席に通されました
全面窓の展望海上座敷です✨
魚が群れていました
まるで屋形船の上にいるみたい…
向かい→にもテーブルが並んでいて5~6人のかたが食事をされていました
すまりんたちは いちばん先端のテーブルに案内されました
本日の主役の鯛めしもすぐに運ばれてきました
※鯛めしは炊きあがりに時間がかかるので事前に予約が必要です
尾頭付きの「姿炊き鯛めし」です✨
見せて下さったあとは一旦ひきあげて…
身をほぐして持ってきてくださいました
お吸い物と一緒にいただきます
鯛の身は柔らかくてとっても美味しかったです(*^^*)
せっかくなので新鮮な海の幸も注文しました
貝のお刺身やアナゴの天ぷらなど…
車エビに車輪がついています👀
さすがどれも素材の味が光っていました✨
松山(北条)鯛めしの起源については…
むかしむかしにさかのぼります
神功皇后が三韓征伐の戦勝を祈願し鹿島明神に船を寄せられた時のこと…
この地の漁民たちが鯛をのせて炊き上げた飯を献上すると 神功皇后は大いに喜ばれ その味を称賛されたのだそうです✨
それ以来 この鹿島から松山(北条)鯛めしがはじまったと伝えられています…
お腹がいっぱいになったところで
島を散策してみました🐾🐾
まずは桟橋のすぐ近くの鹿園をのぞいてみます
鹿島には野生の鹿が生息していたそうで現在は保護飼育がおこなわれています
鹿さんたち…遠くでかたまっています
こっちを見ていますが 近寄ってくることはありませんでした^^;
🦌ひやかしお断り… だそうです(笑)
近くの土産物店に鹿の餌が売っていました!
早速購入(^_-)-☆
これで鹿のハートを射止められるかな??
相変わらず 山の奥の方にいる鹿さんたち…
餌の袋をちょっと振ってみると…
すごい勢いで鹿さんが走ってきました🦌🦌🦌💨
食いつき抜群✨
一瞬で餌が奪いとられました^^;
インスタを添付します(40秒ほどの動画です)
右側で豪快にあげている「手」は すまりんの両親です笑
結局おかわりを買いに行くはめになりました^^;
こちらは島内にある鹿島神社
神功皇后出陣の折 武甕槌神と経津主神をお祀りし 戦勝と道中の安全を祈願されたのだそうです
海岸まで鳥居が続いています
神社の向こうはキャンプ場として整備されていました
さらに堤防の端まで行くと 沖の方に小さな島が見えていました
左は千霧で 右は男小鹿島 という名前です
二つの島の間に見える小さな岩を拡大すると🔎
岩にしめ縄が張られているのがわかります
長さ42mの 大しめ縄✨
伊予の武将 河野通信が源氏方として源平合戦の屋島の戦いに参加した折 戦勝祈願として張られたのが始まりということです
毎年ゴールデンウイークには大しめ縄の張替えが行われるそうです
しめ縄は3つの岩のうち両端の岩にかかっています
両端の二つの岩はそれぞれ「玉理(ぎょくり)」「寒戸(かんど)」という名前です
「伊勢二見浦の夫婦岩」に似ていることから 伊予二見とか夫婦岩とも呼ばれます☝
真ん中の石には名前はありませんがてっぺんに小さな祠が建っています
※ちなみにこちらが「伊勢二見浦の夫婦岩」⤵
ラッキーなことに岩の真ん中の延長に富士山が見えています
ここは 鹿島の展望台に向かう登山口です
標高114mということなので すまきと二人で登ってみることにしました(^_-)-☆
一応遊歩道として整備されています
ただし すまりんはスカートにパンプス👠
中腹の平地に 鹿島城跡の説明板がありました
かつてこの地は「風早(かざはや)郡」と呼ばれていました
とっても詩的で ずっと残しておきたい地名だと思いますが 明治以降の市町村合併によって消滅してしまいました(>_<)
その風早の地から興ったのが「河野(かわの)氏」です
源平合戦以前からの古い血筋である河野氏は 瀬戸内最大規模の河野水軍🏴を擁する海賊の親玉でした
有名な村上水軍🏴も形式的には河野氏の配下だったのだそうです
鹿島城は 河野氏の拠点である風早北条の周囲をかためる支城のひとつでした
やがて伊予一円に勢力をのばした河野氏は 本拠地を松山道後の湯築城に移しました
河野氏は豊臣秀吉の四国征伐で滅亡し 風早郡は秀吉方として参陣した村上水軍の一族 来島通総に与えられました
来島通総はここ鹿島城に本拠地をおいて 伊予風早1万4000石の大名となりましたが 朝鮮出兵で戦死してしまいました
急ぎめで登ったので登山口から15分かからず頂上に到着🚩
こちら「御野立の厳(おのだちのいわお)」
神功皇后がこの岩に立ち 矢を放って戦勝を祈願したと伝えられています
御野立の厳に立つすまきが神々しかった(笑)
ちなみにここからの景色はこんな風です
展望台です⤵
※スマホのレンズが汚れてました👆(笑)
🔎木の陰に 港の大鳥居⛩が見えています
北を望むと穏やかな瀬戸内海に島影が折り重なるようです
あの向こうは広島の呉になります…
ここは恋人の聖地💛 しあわせの鐘がありました(*'▽')
西の沖は夕日の絶景スポット!
そして 須磨の視線の先には…先ほどの夫婦岩が見えます💛
すまきとすまりんと須磨とで仲良く記念撮影📷✨
無事下山…
場違いな^^;すまりんですが 予定外のプチ登山だったのですよ!
太田屋さんはもう本日は閉店されたようです
すまりんたちも 船で戻ります…
雲が多くて綺麗な夕焼けを見ることはできませんでした
UFOに吸い上げられそうな空(笑)
後日 飛行機から撮影した"朝焼けに染まる鹿島と夫婦岩"です
次回は
道後温泉の「ホテル古湧園 遥」のお話です(^_-)-☆