すまきとすまりんは奈良県の秘境 洞川温泉(どろがわおんせん)にやってきました
世界遺産にも登録されている「霊峰大峯山」を背景に歴史のある温泉宿がずらりと並んでいます
すまりんたちの本日のお宿は こちら…
チェックイン14時 チェックアウト 11時


洞川温泉のお宿の中でも この「花屋徳兵衛」は創業500年と最も古いのだそうです!
標高840mにあるこの辺りのお宿には昔から修験者が訪れていたそうです
公共交通機関利用の場合は 近鉄吉野線下市口駅から奈良交通バス「洞川温泉行き」に乗車します🚌
バス停からは徒歩8分程ですが 送迎もして下さるそうです
車の場合は 駐車場がかなり離れているので お宿の方の車について駐車場まで行き お宿の車で戻ってきます
木造建築の館内 はレトロ感にあふれていました✨
玄関で靴を脱ぎスリッパに履き替えます
すまきが車をとめに行っている間にすまりんがチェックインの手続きをおこないました
※こちらは帳場なので 中には入れません⤵
最近 お宿で 古い電話機をよく見かけます
すまきが戻ってきたところで 館内を案内していただきました
こちらで手指の消毒(すまりんは2回目)と 検温をおこないました
客室数は全8室です(もっと多そうな印象でしたが…)
途中にお土産コーナーがあります
提灯がいっぱい吊るされています
もともとは修験者さんたちの「講」(信仰集団)の宿だったようです
奥に見えているのが大浴場(現在男湯)で 左奥にもう一方の大浴場があります
古い宿帳も展示されていました⤵
役行者と前鬼と後鬼(大浴場の所でお話が出てきます)
自販機はこちらだけだったと思います
玄関の方を振り返ると 階段があります
客室に案内していただきますが すまりんたちのお部屋は4階ということです
※お食事は この階段を上がって左側にあるお部屋でいただきました
2階に上がり 奥の方向へ進んで行きます…
廊下には大峯山関連の絵や写真が展示されていました
寒そうですね(>_<)
階段の右手はお手洗いです↘(お手洗いのない客室もあるようです)
階段の奥に 談話室があります
窓からの景色
少しですが本が置いてあり ジャズが流れていました♬
談話室を横目に階段を上がっていきます
斜面に沿って上の階に登っていくのでエレベーターはありません…
かなり高く上がってきました(笑)
まだ階段が続きます^^;
ようやく最後の階段!
最上階の4階に到着です(^_-)-☆
上がった所に貸切風呂(温泉♨)がありました
その隣がすまりんたちのお部屋です⤵
客室 西の天空
※廊下を奥へ行くとお手洗いや浴室があります
居間
広くて開放感のある明るいお部屋です✨
お宿のかたが お茶を入れて下さいました
甘い「かきもち」と共ににいただきました
お部屋の鍵は一つです
高野慎の空間スプレー⤵
使用するのを忘れてました^^;
加湿器⤵
こちらも使用するのを忘れていました^^;
湯沸かしポットの中にはあらかじめお水が入っていました
アメニティー
ビニール製巾着袋・歯ブラシ・ヘアブラシ・髭剃り・コットンセット
※シャワーキャップやスキンケアセットはありませんので持参する方がよいと思います
クローゼットの下に タオル掛け と 温水ルームヒーター
クローゼット
浴衣は1枚ずつで 左のはMサイズ 右側は Lサイズでした
足袋はなく 作務衣や室内着もありませんでした
テラスには椅子が一つありました
住宅も見えますが4階なので特に気になりません(^_-)-☆
右の明かりが漏れている窓は客室風呂です↘
お手洗い・浴室へ…
右側の引き戸はお手洗いです↘
洗面所
カウンターの上には液体せっけんとペーパータオル
カウンターの下に冷蔵庫(カラです)と 脱衣籠が一つ
鬼さんがデザインされた可愛いフェイスタオルは持ち帰り可能(^_-)-☆
バスタオルは各自一枚あてで 追加は一枚につき300円かかります
大浴場にもお部屋から持参しないといけなくて しかも露天風呂付きのお部屋…
バスローブも タオルウォーマーもないので ちょっと辛かったです(>_<)
でも 山奥なことを考えると リネンの管理などもコストがかかるのだろうなぁと思います…
家から小さいタオルを2枚位持ってくればよかったかな…
温泉分析表
客室風呂(温泉♨)
洗い場に固形石鹸は珍しいですね!
シャンプー等は DHC の OLIVE GREEN
大人が一人でゆったりできるサイズです
椅子の下が開いているので足をのばすこともできます(^_-)-☆
椅子の下もきちんと清掃されているようです
足をのばしても ツルっとしていて 不快感はありませんでした
窓を開けることもできます(*^^*)
洞川温泉は単純泉で無色透明 無臭の弱アルカリ性のお湯です
泉温 29℃ PH 8.29 低張性
成分表では硫化水素イオンの含有量はごくわずかのはずなのですが 湯上りにかすかに硫黄の匂いがしました
温度調整はお部屋に来ていただいての調整になるようですが いつ入っても快適な温度でしたので問題なかったです(*^^*)
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すまりんたちのお部屋のお風呂のすぐ隣が貸切風呂です
是空の湯
利用料金: 50分 2000円(2名まで利用可)
空いていたので ちょっと覗かせていただきました
客室のお風呂とほとんど変わりないようなので すまりんたちは利用しませんでした
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大浴場にまいります
※24時間入浴可能ですが 21:30~22:00頃に清掃され男女入替になります
今から1300年前…
大峯山の開祖「役行者えんのぎょうじゃ」は 生駒の里で悪さをしていた赤鬼・青鬼の夫婦を捕らえました
鬼は改心して役行者に付き従うようになり 弟子となりました
赤鬼は役行者の前を歩いて道を切り開いたので「前鬼」と呼ばれるようになり 青鬼は役行者の後ろについて水や食べ物を持って歩いたので「後鬼」と呼ばれるようになりました…
のちに前鬼は下北山村前鬼の里に住み 後鬼はこの洞川に住んだそうです
洞川の人たちは後鬼の子孫とされています…
前鬼(ぜんき)の湯 (ただいま男湯)
暖簾の前でスリッパを脱ぎます
※コロナ感染防止のため4人までの人数制限があります
オープンスペースに洗面台が4つほど並んでいました
右側が「前鬼の湯」の入り口です↘
脱衣所
温泉分析表
脱衣所に洗面台は2つありました
内湯のみです
清潔感はありますが 人数制限がなくても4~5人でいっぱいになるくらいの広さでした
シャワーが浴槽から近いので気を付けないと お水が浴槽に飛び散るかもしれません
振り返ると 前鬼さん!
道を切り開くための斧を持っておられます
すまりんは夜中に入ったのですが ちょっとだけ怖かったです(笑)
後鬼(ごき)の湯
入り口にてスリッパを脱ぎます
こちらも4名までの利用制限があります
脱衣所
籠が11個あるのでもともとは10人くらいの利用を想定しているのかもわかりませんが 洗面台は1か所で ドライヤーも1つでした
浴室入り口
こちらも内湯のみで 洗い場は4つです
浴槽の広さは前鬼の湯と同じくらいですが こちらは庭の見えるお風呂です
お風呂の温度はちょっとだけ熱いめでしたが 寒い季節なので気持ちよかったです
後鬼さん…手には お水 を持っておられるようです
窓は閉まっていましたが とても美しい紅葉を見ることができました(*^^*)
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夕食は18:00/18:30/19:00から選べました
2階の個室にていただきました
最初 パーティションがありましたが スタッフのかたが「要らないですよね ?」と 外してくださいました
お品書きはありません
最初に口頭で さっとお料理の流れの説明がありました
飲み物メニュー
すまきは 純米吟醸(300ml)1180円
すまりんは烏龍茶 を注文しました
ニジマス稚魚の山椒煮・里芋柚子味噌掛け・さつまいもレモン煮・ミニトマトハチミツレモン漬け・柚子入りチーズ
酢の物(スモークサーモンのかぶら巻き)
帆立とわけぎの ぬた合え
お造り
ニジマス・ 刺身コンニャク
鮎の塩焼きは蓼酢につけて いただきます
アツアツで美味しかったです
味付けも優しくて美味でした✨
温泉湯豆腐
薬味は葱と生姜
温まったらお皿によそいタレを注いで いただきます
天ぷら(海老・ししとう・かぼちゃ)
天汁で いただきました
個室ではありますが お隣のお部屋とは薄い扉で仕切られているだけなので 話し声が気になりました
スタッフのかたが入られるたびに大声で色々話しかけておられ ちょっと落ち着きませんでした^^;
実はこれがお食事のお汁になるようです
夕食の始まりのタイミングでスタッフのかたが流れはサッと説明されましたが
… 天ぷら お素麺 ご飯 デザート
のような説明だったと思います
呼び鈴でお食事を運んできていただくタイミングを知らせないといけなかったのかもしれませんが 特にアナウンスもなかったので すまりんたちは何もしなくて 気が付いたら 30分以上経っていました^^;(すまきは自分の用事を… すまりんはブログのメモをしていました…)
「ご飯は先にもってくることもできますよ」と言う お隣への説明が聞こえてきて 初めて変であることに気付きました💧
ようやく(笑)呼び鈴でお知らせしました
30分も早く夕食をスタートしたのにお隣さんに追いつかれちゃいました^^;
ご飯はおひつで登場
自分でよそいました
ちょっと多いめの香の物は最初からテーブルにあったものです
デザート(柿・キウイ・柚子シャーベット)
すまりんたちはスタンダードプランだったのですが お肉料理はありませんでした
お隣さんは黒毛和牛の朴葉焼きがついたグレードアッププランだったようです
ちょっと内容的にはさみしいかなと思うので 少食でなければ「お肉料理あり」のプランの方がよいかもしれません(^_-)-☆
お部屋に戻るとお布団が敷かれていました
テーブルに冷水も置いて下さっていました
枕は片面ハードのタイプ
帳場は21時に閉まりますが門限はないので 夜の温泉街をちょっとだけ散歩しました
提灯(もちろん火を灯すのではなく電池式です)をお借りして…
いい雰囲気です✨
22時を回っていましたので ひっそりとはしていましたが 浴衣で歩いておられる方も時々おられました
メインストリートを外れると真っ暗でした…
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翌朝…
朝食は8時か8時半から選択できました
すまりんたちは8時スタートです
夕食と同じお部屋にていただきましたが パーティションが付いていました
「要らないですか?」との確認後 はずして下さいました
朝食も斜向かいのポジションです
1番奥のお味噌汁以外は最初からテーブルにありました
ひろうす
温泉玉子
鮎の一夜干し(鮎は珍しいですね)
皮目からアブって 美味しくいただきました(*^^*)
おひつのご飯はよそって下さろうとしていたのですが …
すまりんは ほんのちょっとで良いので自分でよそわせていただきました
お味噌汁
味海苔
自家製ヨーグルト(地元特産のはちみつ添え)
食後の飲み物はありませんでしたが お隣さんには付いていたようなので プランによっては?(宿直予約?お食事のグレードアップ?)コーヒー・紅茶・オレンジジュースから選べるようです(^_-)-☆
朝食後 お部屋のお風呂でまったりしていたら雪が降ってきました!
この冬 初雪かも…!
みぞれのような雪でしたが 雪を眺めながらのお風呂は気持ちよかったです(*^^*)
チェックアウトギリギリまでゆっくり過ごしました(*^^*)
秘境の宿にしては びっくりするくらい綺麗にリニューアルされていて 清潔感のある よいお宿でした(^_-)-☆
次回は洞川の鍾乳洞 と 大峰山のお話です