夕食は18時ごろのスタートで 少し前になると電話がかかってきます
「古代ロマンの宿 松園 ①」からの続きです
古代宮殿✨を出て本館にまいります🐾🐾
2階のお食事処に案内されました
お部屋は中で障子で繋がっていて 大宴会もできるそうです
真ん中のお部屋へ…
満室時はお部屋を共有することになるのかもしれませんが この日はすまりんたちだけでゆったり使わせていただきました
ストーブもエアコンもあり あたたかでした(*^^*)
食卓が気になりますが まずはドリンクメニューを…
二人ともウーロン茶をいただきました
テーブルには古代食がずらりと並んでいます✨
博物館のパンフレットまで👀
昭和59年頃 お宿の近くにある荒神谷遺跡から弥生時代の青銅器が多数出土しました✨
すまりんたちはチェックイン前 見学してきました
荒神谷遺跡は改修整備中で見学できなかったので博物館のみ見学
※荒神谷博物館に展示されているものはレプリカで(…でも撮影禁止^^;)本物は出雲大社の近くの古代出雲歴史博物館に展示されています
パンフレットの下の布は ナプキンやひざ掛けではありません
実は「貫頭衣」⇩⇩⇩
古代食のコースをいただく時は 「貫頭衣」で気分を上げます
※普通の"会席コース"もありますがせっかくなので古代食を予約しました
もっとワイルドかと思ったけど 想像していたより お上品(笑)
古代食には 「弥生の宴」と「縄文の舞」の二種類があります
すまりんたちがいただいたのは「弥生の宴」
荒神谷遺跡で青銅器が発見されたのをきっかけに なんとご主人が 文献を参考にして再現されたのだそうです✨
古代人が食べていたと言われる40〜50種類の食材が使われていて 見慣れぬ物も多いですが お味は現代人の好みに合うようにアレンジして下さっています
※女将さんに「縄文の舞」との違いをお聞きしたところ…
食器や盛り付けは変わるけど お料理自体は 大差ないようです
お品書き
地元の陶芸家のかたが作られた食器も素晴らしいです✨
【食前酒】 にごり酒
乾杯✨
甘みがあって飲みやすかったですが 一瞬で酔っぱらいました(笑)
ご主人が詳しくお料理の説明して下さいます
【珍味】蘇
牛乳を1/5くらいまで長時間煮詰めてペースト状にしたものです
すまりんたちは以前 飛鳥で"蘇"を購入したことがありますが…
中身は茶色い固形物でした
同じ"蘇"なのにイメージが違います👀
お宿のご主人によれば…
"蘇"をさらに煮詰めて固形になったものは"醍醐"というそうです
飛鳥で購入した"蘇"は 出雲では"醍醐"と呼ぶのが正しそうですね(^_-)-☆
【前菜】黍(きび)・ 粟(あわ)・ 稗(ひえ)・ 醍醐 ・ のびる
茶色いお皿に入っいるのはひえを炊いたもので
笹の葉の上の団子は 右がきび 左があわです
手前の褐色のチーズのようなものが "蘇"を煮詰めた醍醐です
醍醐は当時 非常に貴重だったそうで身分の高い人しか口にできなかったそうです
すごく甘みがあってほんのりチーズのような 大好きな味でした
見た目は飛鳥の蘇↓にそっくり!
感想としてはこちらのお宿の醍醐が秀逸でした✨
ひえやあわには味が付けていないので 調味料を添えるのもおすすめとのこと…
十六島の自然塩 ・ もろみ ・ 橙酢(だいだいす)
※島根半島西部の十六島(うっぷるい)は岩海苔の産地で有名ですが このお塩は ご主人がそこから海水を汲んで煮詰めるというこだわり✨
さらに お箸↑↑もご主人がクロモジの木を削って作られたそうです👀
食べづらい時のために 普通のお箸も置いて下さっています↓
すまりんたちは香りのよいクロモジのお箸で最後まで頑張りました(^_-)-☆
ポットには山里茶が入っていて自由に温かいお茶をいただけます
地元で採れた10種の野草 ~カワラケツメイ・桑の葉・熊笹・びわの葉・えびす草・スギナ・ドクダミ草・イチョウの葉・甘茶づる・柿の葉~ をブレンドしたものだそうで 美味しかったので売店で購入しました(*^^*)
【お凌ぎ】黒米・白米(斐川町産)
穴あきのカッコいい器です✨
ふたを開けると インパクト大の ごはん👀
古代米の一種 黒米を 普通の白米に混ぜて炊いたご飯だそう…
もっちりしていて甘みがあり 冷めても美味しいご飯でした(*^^*)
【口取(高杯 大) 】のどぐろ塩焼き・さざえ
海の幸が豪快に盛られています✨
のどぐろの塩焼きの奥には立派なサザエやひじき✨
手前の左側と真ん中はそれぞれ スズキの卵・マトウダイの肝を和えたものだそうです
右側の貝は 赤貝です
どれもすごく美味でした(*^^*)
【蒸物】そばがき(2人盛)
せいろで美味しそうに蒸されています
もちもちで 今まで食べた中で最高に美味しいそばがきでした
19時ごろ…
「もうすぐサンライズ出雲(二階建ての寝台特急)✨が通過するのが見えますよ!」
と女将さんが教えて下さいました
すまきと共に窓際でスタンバイ!!
19時4分
出雲駅を発車したサンライズ出雲がお宿の前を通過しました!
まるで動くお城のよう✨
暗いし窓越しなので 動画は難しいかと思って写真にしましたが…
動画もいけるかも⁉と思い 慌てて切り替えました
一瞬の動画です(笑)⤵
次は お隣のお膳です
【口取(高杯小) 】
こちらの高杯には 湖や里でとれるものが盛られています
焼き魚は鱸(すずき)
その他は 里芋・レンコン・川えび・フキ・きくらげ・なずな...
どれも素材の味が引き出されていて美味しかったです(*^^*)
【酢物】鮃(ひらめ)・ 的鯛 酢締め
ヒラメとマトウダイの酢〆に青じそ・生姜・茗荷が添えられさっぱりと美味✨
【お造里】きじはた・若芽
キジハタは深い所にいる魚で 山陰では"赤水"とも呼ばれます
添えられているもろみを少しくるんで食べてもよし…
先ほどの"十六島の塩"などで味変するもよし…
どの食べ方でも美味しかったです(*^^*)
緑のはカラスノエンドウだそうです↗
【焚合】牛蒡・占地・椎茸・舞茸・みつば
上品な味付けの 山菜・根菜の炊き合わせです
大きなシイタケはツヤツヤでした✨
【吸物】しじみ潮汁・三ツ葉
青森県の十三湖に首位を奪われましたが再び1位に返り咲いたそうです!
【強肴】雉肉・猪肉・焼栗
左の赤みを帯びた肉は猪肉で 右のはキジ肉です
焼き栗が添えられていて これまた古代の食事らしいですね…
陶板で焼きます⤵
焼きムラができそうなので串をはずしました(^_-)-☆
お肉はさすがに歯ごたえがありました!
昔の人は強いアゴを持っていたのですね…
【焼物】鯛朴葉焼・むかご
むかごは山芋の子ども… むかごごはんも美味しいですよね♡
鯛の朴葉焼きはその名前の通り鯛を朴葉で包んで焼き上げたものです
すまりんは この辺りでおなかがいっぱいでしたが ご主人が心を込めて作って下さってると思うと 残すのは非常に申し訳なく…^^;
すまきにパス (笑)
【御飯】赤米(もち米)雑炊・三つ葉
今度は古代米の赤米が雑炊でふるまわれました
絞り生姜が効いていて 満腹でもすっと入りました(*^^*)
フルーツ
翌朝に回していただくこともできますが 夕食のデザートとしていただきました
デザートは別腹です(^_-)-☆
梨・キウイ・パイナップル・いちご・シャインマスカット…
全部甘かったです♡
今まで体験したことのない古代料理✨
ご主人の説明も興味深く とても楽しい夕食タイムでした(*^^*)
古代食はこんなに美味しくはないのでしょうけど ご主人が美味しくアレンジして下さっているので 本当に美味しかったです
古代人になった気分も味わえました(^_-)-☆
ごちそうさまでした
夕食のあいだに お布団を敷いて下さいます
お部屋は2間続きになっていて どちらのお部屋でも対応して下さいます
すまりんたちは奥のお部屋に準備していただきました
手前のお部屋とも仕切ることができますので落ち着いた空間になります
枕はひとつで 片面柔らかく片面は硬いめでした
お布団 ちょっと破れてますが⤵ ご愛敬 (笑)
貸切風呂は23時まで使用できましたので 寝る前に行ってきました
翌朝は日の出から利用できるとのこと…
お風呂については前回の記事をご覧ください(^_-)-☆
帰りに空を見上げると綺麗な月が出ていました
ーーーーーーー
翌朝
夜中に雪が少しだけ降ったようです
新雪を踏みながら本館に朝食に行きました
朝食は「8時でよいですか?」とのことでそうさせていただきましたが 時間をずらしていただくことも可能だと思います
夕食をいただいたお部屋の隣のお部屋に案内されました
朝食も手の込んだお料理が並びます✨
ポットにはやはり山里茶が入っていました
ご飯はおひつに入っていて 女将さんがよそって下さいました
ツヤツヤのごはん✨
全部揃ったところです⤵
サラダは普通…
オレンジのは みかんの皮の甘露煮です!
切り干し大根
小鉢にはツナが入っています
里芋は矢羽根にカットされていました
厚揚げ
ノドグロの干物(夕食では大きな焼物をいただきました)
だし巻き玉子
香の物
朝食もボリューム満点!
布団はそのままにして下さっているので 朝食後もゆっくり寛ぐことができます
のどかな風景ですね(*^^*)
サンライズ出雲が 東京方面から到着しました
今度は通過時刻をきっちり調べてスタンバイしていました(^_-)-☆
いつか乗ってみたいな…
チェックアウト前に もう一度 美人の湯にゆっくり浸かりました
美人になれたかな…(笑)
⇩ ⇩ ⇩
そういえば…
三美人の湯宿に泊まって美肌とオリジナルグッズを手に入れようキャンペーン
ご存知ですか?
3年以内にそれぞれ1か所ずつ泊まる
この企画 けっこう昔からがあるみたいです
ちなみに湯の川温泉の対象宿は5軒で こちら松園さんも入っています
でも 川中温泉の対象宿は「かど半旅館」だけだし 3年以内に というのは ちょっと難しいかもしれません💧
すまりんは数年前 龍神温泉 下御殿 にたまたま宿泊したことがあるのですが…
こんな企画があったとは知らず スタンプはいただいていません^^;
松園の看板犬のココちゃん登場!
あれこれ気になるのか忙しく動き回ってなかなか写真が撮れませんでした笑
ご主人が抱っこして 写真撮影させて下さいました
人懐っこくて とっても可愛いココちゃん♡
いつまでも元気でいて欲しいです
宿泊予約サイトではチェックアウトは10時になっていたけれど
離れは11時でよいそうです(^_-)-☆
お言葉に甘えて ギリギリまでゆっくりさせていただきました
今度は 高床式倉庫の宿泊棟に泊まってみたいです
次回は
同じく湯の川温泉の「湯宿 草菴」のお話です(^_-)-☆