すまきとすまりんの 2泊3日の "富士山を見る旅"
次のお宿に行く前に すまりんたちは 忍野八海に行きました
忍野八海は「河口湖」と「山中湖」の間にある 8か所の湧泉群の総称です
「海」とはいいますが 小さな池です
この辺り一帯の盆地は むかしは「古忍野湖」とよばれる湖でしたが 湖が干上がった後 湖底にあった湧水の噴出口が「忍野八海」として残ったそうです
かやぶき屋根のある田園風景と 澄んだ池に富士山が映った景色が有名になり フォトスポットとして人気が出ました
また 名水百選✨に選ばれたこともあり観光地としても有名になったようです
もちろん 外国人観光客にも人気のスポットですが 今はインバウンド客であふれることもなく 静かに観光できました
けれど富士山は厚い雲の中にほとんど隠れてしまっていました(>_<)
反対側を見ると こんなに青空なのに!
私設の駐車場が何か所かあります
普通車の駐車料金はどこも大体300円でしたが 一定金額以上のおみやげを買うと無料にしてくれる所もあります(^_-)-☆
ほとんどの池が500m四方の中に集中してるので 徒歩で巡ります🐾🐾
富士修験の霊場として 富士登拝を目指した人たちが 登山の際に「八海」を巡礼したのだそうです
けれどすまりんたちは 何も考えず八番霊場へと向かいました🐾🐾
逆打ちですね^^;
※本記事とは関係ありません
こちらは八番霊場 菖蒲池
菖蒲の季節ではありませんので ちょっと寂しい感じです
澄んだ水面が鏡のようですが…
雪解けのせいで周りの遊歩道は泥沼化しています
すまりんは 前日のパノラマ台で靴がどろどろに汚れて大変だったので^^; すまきだけが向こう側に行くことになりました
Photo by すまき ⤵
対側からだとやっぱりいい景色です✨
条件がよければ 正面の切妻屋根の上に富士山が見えるはずでした
せめて菖蒲の花が咲いていればよかったなぁ…
水(雨乞い)の神様である八大龍王がそれぞれの池に祀られています
この池の菖蒲を身体に巻くと病気が治るという伝説もあるそうですよ!
大きな鯉も泳いでいますね…
すまきは なんとか池に映る富士山を写そうとがんばりましたが…
しばらく待っても "晴れた空に 富士山だけは雲の中" でした^^;
邪魔にならないよう隠れていたすまりんも 痺れを切らして様子を見に来ました↓
すまきは あきらめることにしました…
その時 悲劇が…
すまき 転ぶ (/ω\)
よりによって 泥の中に足を滑らせ…
カメラもスマホも靴も 泥まみれ^^;
かなり派手に転んだので すまりんも驚いて 直後の写真はありません
(すまきの手当てに全力を注いでいました)
ふたりで半泣きになりながら 綺麗な残雪で なんとか泥を落としました
持っていたティッシュや除菌シートも使い果たす勢い^^;
幸い カメラとスマホは壊れていませんでした
一生懸命 取り繕った後の写真です
お気に入りのセーターまで汚れてしまいました(>_<)
大したようには見えませんが 全体的にはもっとひどかったんです…
この時はまだ すまきも気づいていませんでしたが…
お宿で見たら びっくりするほど左足の膝が腫れていました👀
翌日 膝から下が広範囲にわたり青く変色してきました
3週間たっても触ると痛かったようなので もしかしたら骨にひびが入っていたのかもしれません…(現在は完治しました)
急性症状をこらえて お宿で温泉♨に浸かったすまき…
治癒が遅れた原因でしょうか(^_^;)
いきなり お話が逸れました!
まだ池は7つ残っています
気を取り直し
すまきがやる気をなくしたので(笑) 残りはさらっとご紹介します
......
逆さ富士が鏡のように映ることから名づけられたそうです
富士山のすそ野が ちょっとみえていますが 池には映っていないようです^^;
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こちらは中池といって忍野八海の中心地にあり 池の周りには土産物店や飲食店が並んでいます(※忍野八海のひとつではありません)
中池は人工池だそうです
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六番霊場 濁池(にごりいけ)
名前は濁池なのに 水はきれいです✨
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五番霊場 湧池
八海で最も湧水量が多く透明度が高いそうです
青く澄んで この池がいちばんきれいだと思いました
......
ぬかるみの道を 転ばないように慎重に進むと🐾🐾
四番霊場 銚子池 がありました
慎重になり過ぎたすまりんたち…
さすがに ちょっと行く気になれず^^; 遠くから見学しただけです
🔍望遠で
......
三番霊場 底抜池
ちょっと気になる名前ですが こちらは個人所有のため お金を払って資料館に入らないと見られないのだそうです(大人300円 子供150円 幼児100円)
富士山が見えていると絶景だそうですが本日は見えないので迷うところです…
猫さんが出てきました!
今回は猫さんにつられてスルー(笑)
垣根越しに覗くと池が見えましたが これは鯉の池という池で お目当ての底抜池ではありません…
~ 底抜池で落した洗濯ものが吸い込まれるように消えてしまったと思ったら しばらくして お隣のお釜池に浮かび上がってきた ~
という古い言い伝えがあるそうです
だから 底抜池なのですね…
......
川沿いを進んでいくと
二番霊場 お釜池 がありました
小さい池ですが いちばん湧水っぽいです
けっこう深くて水深7mもあるそうです
先ほどの底抜池とつながっているかもしれない池なのですね…
ということは こちらも底抜池??
......
一番霊場 出口池はだいぶ離れた場所にあります
忍野八海で一番大きい池なのだそうですが すまきが足を引きずっているので またの機会に(^_-)-☆
逆打ちの上 一番霊場の出口池を見なかったことは すまりんたちにとって残念なことでした^^;
またリベンジしたいです!
すまき 今度は転ばないようにね(^_-)-☆
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すまりんたちはこのあとお宿へと向かいましたが…
そのお宿の名前の由来となった滝を ちょこっとご紹介します(^_-)-☆
鐘山の滝 かねやまのたき(富士吉田市)
ふじさんミュージアムの駐車場から徒歩数分で滝の前に行くことができます
※ふじさんミュージアムは富士山信仰など 富士山に関する歴史的資料を展示している博物館です
ミュージアム裏の道から…🐾🐾
ガードレールの間に滝の案内があります
地面には雪が残っていました
ガチガチに硬くなった雪の上を滑らないように歩いて行きます
ヒトの足跡の上はぬかるんだり凍っていたりしていたので すまきは わざとはずして歩いています
すまりんは すまきの足跡の上をなぞっていきました🐾🐾
すまりんの靴は新品なのに すでに前日に雪山を歩いて汚くなっています^^;
こんな雪道ばかりなら せめて防水スプレーしてくればよかった
2分ほどで 鐘山の滝が見えました
西暦800年ごろに起こった延暦噴火によって流下した「檜丸尾2溶岩流」の末端部にあたるそうで 山中湖や忍野八海からの流れをもととする桂川にかかる滝です
旧忍野湖の湖水はここから流れ出して干上がってしまったと考えられます
🔎拡大します
落差約10mの滝が2本 溶岩の崖から流れ落ちています
このときは 遠くから眺めただけでしたが…
滝壺のすぐ近くまで下りて行くと もっと迫力のある写真が撮れそうです
検索すると別物のように美しい写真がいっぱいありました✨
以下2枚は「富士吉田市の公式観光ガイド」よりお借りしました
なぜ「鐘山の滝」と名付けられたかについて…
~戦国時代 このあたりは甲斐の武田家と相模の北条家の国境に近く 軍勢が行き来していました…
合戦で武田信玄が早鐘を打たせた際 勢いあまって懸け金がはずれてしまい つり鐘が転げ落ちて滝壺に沈んでしまったそうです
それ以来 滝から鐘の音が聞こえるようになり 鐘ヶ淵と呼ばれるようになり やがて「鐘山の滝」と呼ばれるようになったそうです~
川に沿って鐘山通りという道があり通り沿いに「ホテル鐘山苑」があります
次回は
ホテル鐘山苑内の「別墅然然」のお話です(^_-)-☆