曇天の利尻島を出発したすまきとすまりん...
稚内~利尻島~礼文島を結ぶ最北のハートランドフェリーで礼文島に向かいます
利尻島の鴛泊港(おしどまりこう)から 目の前に見えている礼文島の香深港(かふかこう)まで およそ45分の航海です
香深港が近づいてきました
曇天の礼文島に到着です(笑)
あつもんは ぱっと見は 犬か羊に見えますが(←すまりんだけ?^^;)
実はお花✨
礼文島にのみ自生する野生のラン… レブンアツモリソウ(礼文敦盛草) です
港の前のお土産店で購入した 礼文島渡航証明書に あつもんがいました💛
裏はレンチキュラー(海の向こうの利尻富士 & 礼文島の澄海岬(すかいみさき))
※澄海岬の右下の花がレブンアツモリソウです
まずは 港の前にあるレンタカー会社へ…
すまりんたちはもちろん事前に予約していましたが カウンターが少ないので あっと言う間に行列ができていて 20分くらい待つことに…^^;
ここにレブンアツモリソウ のオブジェがありました✨
7月ですが 現在の気温は 15.7 ℃
この日は風がきつく 半袖では寒いくらいでした
※晴れていたら 半袖でも大丈夫です(^_-)-☆
観光場所も決まっていますから 車を借りた人の走るルートはほぼ一緒のようです
なのに車はナビ付きで さらにレンタカーの職員のかたが 丁寧に地図で重要ポイントを教えてくださいました(*^^*)
最初に北へ向かいます🚗
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❶ 高山植物園
花の島 礼文に咲く花を まとめてお手軽に見られる植物園です
駐車場は無料(^_-)-☆
開園期間:5月上旬~9月下旬 9:00~16:30
入館料金:310円
ビジターセンターで入場料金を支払うと マップを貸して下さいました
館内にレブンアツモリソウの鉢がありました⤵
つぼみがついています!
本来の開花時期は5月下旬~6月中旬ですが 観光客のために時期をずらせて開花させているのだそうです
この様子だと 開花まで あと4~5日といったところでしょうか…
今年は全体として開花が異常に早く レブンアツモリソウに関しては6月初旬に花が終わってしまったそうで 結局咲いている姿を見ることができませんでした^^;
あつもんで 我慢します(笑)
こちらの真っ白な花は レブンウスユキソウ(礼文薄雪草)
ウスユキソウは 和風のエーデルワイスです ✨
本土でもウスユキソウは見られますが このレブンウスユキソウは礼文の固有種です
レブンアツモリソウもレブンウスユキソウも お隣の利尻島には咲かないそうで 本当に不思議です✨
自由にいただける 高山植物の種がありました
種をいただいてお花を育ててみたかったのですが すまきが『うちは高山とは程遠い気候なので無理に決まってる』というので やめました^^;
先ほどのマップの裏側です⤵
ちょうど6月下旬でしたから 色んなお花が咲いている予定でしたが…
風が強いばかりで ガーデンも閑散としていました
入場料金を支払ったのに… ちょっと悲しくなりました(>_<)
でも レブンウスユキソウがひっそりと咲いていました(*^^*)
目立たない花ですが よく見ると惹きこまれそうな魅力のあるお花です
すまりんはウスユキソウが大好きです…
この黄色い小花はキジムシロと言います
野山に咲いていてもきっと見過ごしてしまうと思いますが^^; こうして名前を知ると愛おしくなりました💛
こちらはウルップソウ
ウルップ島で採取されたので この名前が付いたそうですが ここ礼文島のほか 白馬岳や八ヶ岳でも見られるそうです
※ウルップ(得撫)島は 北方領土の最北である「択捉島」のひとつ北にある島です
チシマゲンゲ(館内に 無料でいただける種がありました)
ちょっと寂しい庭園だったけど…
ずっと会いたかったレブンウスユキソウの花に会えたので すまりんは満足でした
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❷江戸屋山道を経てスコトン岬へ
レンタカー会社にて写真で教えていただいた「分岐部」にさしかかりました
ここを 左に入って「江戸屋山道」を進んで行きます🚗
スコトン岬に向かって 丘の上にずっと一本道が続いています
晴れていたらどんなにか気持ちいいでしょう…
記念碑がありました
銭屋五兵衛記念碑と書かれています
銭屋五兵衛は 江戸時代に活躍した加賀の商人で 北前船で財をなし「海の百万石」とも称されました✨
当時 日本は鎖国下でしたが 彼は海外貿易の必要性を感じ 礼文島を拠点にロシアと密貿易を始めたのだそうです👀
※故郷の石川県金沢市に記念館があるそうです
このすぐ隣にあるトド島展望台⤵
スコトン岬の向こうに 最果ての無人島「トド島」を望むことができます
※「トド島」は 海驢島・海馬島とも表記されます
トドがいるから 「トド島」と言う説も 島の形がトドっぽいからという説もあるようです
丘の向こうが「スコトン岬」で その向こうに見えるのが「トド島」です
山道を何組かの団体さんが歩いておられ 時々観光バスも行き交っていました
まもなく礼文最北端のスコトン岬です
駐車場に到着しました
観光バス用の駐車場もありましたが 今は人が少ない様子です(^_-)-☆
こちらはお土産ショップ
海産物やお菓子など 豊富な品揃えでした
まさにウニのシーズンでした✨
"とど肉まんじゅう" なんてのもありますが👀
"昆布ソフトクリーム"を食べました(^_-)-☆
ほんのりグリーンのソフトクリーム
最初のひと口は昆布の風味が広がりましたが その後は慣れてしまったのか 普通のソフトクリームとあまり違いを感じられなくなりました^^;
とっても美味しかったですけど…
最北限のトイレ
ちょっと覗いてみたところ…
想像したよりずっときれいでした✨
さて ここからは島の最北端まで歩いて行きます🐾🐾
写真では 想像つかないかもしれませんが ものすごい風でした
ソフトクリームを外で食べたら 飛んでいきそうです^^;
最北端の案内の看板から さらに北へと歩いて行きます🐾🐾
風に飛ばされそうになりながら 階段を下って行きました🐾🐾
今思い返しても怖いくらいの風でした(>_<)
すまきが撮影した動画です⤵
※途中に写っている赤いのはすまきの携帯ケースです
すまりんは 顔はこっち向きですが もはやお面は要りません(笑)
ところで 岬の先端に『最北限』という微妙な言い回しの碑があります
イメージとしては礼文島の北の端が日本の北の果てのように思いますが...
スコトン岬:北緯45度27分 宗谷岬:北緯45度31分
…ということで 宗谷岬の方がわずかに北にあります(^_-)-☆
でも 本当の日本最北端は「択捉島のカモイワッカ岬」ですよね!?
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❸澄海岬(すかいみさき)
綺麗な名前の岬…
晴れていたらとても素敵なのでしょうけど 天気は相変わらずドン曇り^^;
観光バス用の大きな駐車場がありましたが 今は一台もとまっていません
天気もこんなだからか 個人の観光客もほとんど見かけませんでした^^;
海沿いの遊歩道を歩き 小高い丘の階段を上って行きました🐾🐾
数分で 頂上に到着🚩
こちらも凄い風が吹いていました
ここからの景色が有名なようです
礼文島の中で最高の透明度を誇る入り江で…
夏には「レブンブルー」と呼ばれる翡翠色の海を見ることができるそうです
いちおう夏ですけど… 天気が^^;
それでも 深い青色がとても美しい入り江だと思いました✨
晴れていたら こんな綺麗なんですって(*^^*)
※礼文島渡航証明書の裏面にもありましたが これはお宿で買ったポストカードです
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❹金田ノ岬
金田ノ岬はスコトン岬の向かい側にある岬です
礼文島の北の端ではありますが スコトン岬よりわずかに南なので 「礼文最北端」でもなく 観光地化はされていないようです
なので… 車窓からの1枚
厚い雲が恨めしいですが 最果て感はありますね…
強風の中 車の真横を空中浮遊する海鳥
この辺りには天然のアザラシがいるそうですが …
今日は波が荒くて どこかに行ってるようです
会いたかったなぁ…
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観光の後半に入る前に 腹ごしらえです(^_-)-☆
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礼文島の玄関口 香深港に戻ってきました
フェリーターミナルの2階にあるこちらのお寿司屋さんに行きました
寿司処 武ちゃん
※営業時間は この時は10:30~20:00でしたが 季節により異なるようです
お寿司屋さんですが 他のメニューも充実しています✨
せっかくウニの季節にやってきたのだから…
ということで すまきが奮発して「うに丼」をおごってくれました
お店の入り口のパネルに「時価」と書かれていた あの「うに丼」…
注文した時 「一つ5500円です」とのことで二人揃って青ざめました💧
いまさら「シェアします」とも言えず^^;
覚悟を決めた すまき(笑)
こちらが 5500円の「うに丼」✨
旬のエゾバフンウニが敷き詰められていました✨
お吸い物も付いています
これは 美味しくないわけがないですよね
とろけるように甘かったです💛
どんぶりが小さく見えますが(笑)ミニうに丼ではありません
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❺メノウ浜 & 地蔵岩
ここは元地海岸にある小さな浜です
名前から想像できますが この浜はメノウの原石が打ち寄せられることで有名です
しかも 誰でも自由に拾うことができるという ありがた〜い浜なのです✨
メノウのサンプルが柱の足元に埋められていました⤵
メノウと聞くと すまりんはやっぱりオレンジや緑のマーブル模様を想像しますが こちらで採れるメノウは やや透き通った白色です
サンプルの特徴をしっかり覚えてから 砂浜で採集開始です!
浜では何組かのかたがメノウを拾っておられましたので すまりんたちも さっそく浜に下りました
しかし…
タイミングが最悪なことに この直後 雨が降り出し^^;
数分後にはけっこうな雨となってしまいました
欲に目がくらんだすまりんたちは パーカーを被り 雨の中 メノウを探し続けました(笑)
5分ほど粘りましたが もう限界… ずぶ濡れです^^;
昔から石を拾うのが得意なすまきが たくさん拾いました
すまりんは 大きいのを拾った!と思ったら すまきに「ガラスだ!」と一蹴され がっかり(笑)
さて ほぼすまきの戦利品を ダッシュボードに 並べてみました✨
ちいさな須磨がチェック中…
海岸のメノウはとり尽くされているので 波が高い日の翌日がねらい目だと聞きました
いつか ゆっくり拾ってみたいなぁ…
メノウ浜のすぐ延長に もう一つの観光スポット地蔵岩があります
ギリギリまで車で行けたのですが 知らずに雨の中を走りました^^;
こちらが 地蔵岩⤵
高さ50mの切り立った岩が背後の尾根部から分離しています
切り立った岩が手を合わせているように見えることから地蔵岩と呼ばれるそうですが 分離部分だけでも 特徴的なフォルムですよね…
すまりんたちには全く関係なかったですが^^;
夕日の絶景スポットとしても人気だそうです✨
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❻桃台 猫台 🍑🐈
先ほどの地蔵岩と並び 礼文の三大奇石と言われる桃岩と猫岩…
名前がかわいすぎて ずっと気になっていましたが
この展望台に来ると まとめて見られるそうです(^_-)-☆
駐車場は無料
雨はやまず 相変わらず強い風が吹いていました^^;
膨らんだすまりんの後ろにあるのが まず 桃岩🍑です
ガスっていますが…
霧が晴れると なんとか先っぽまで見えました!
かわいいですね🍑
猫岩を拝むには ちょっとだけ上に登る必要があります
二人とも ずぶ濡れ^^;
けっこう長かったですね(笑)
でも 緩やかな階段で 1分くらいで到着です
数名のかたが見学されていました
濡れ鼠のすまきの後方に 猫🐈がいました!
たしかに 猫です…
お空の須磨に会いたくなりました
...
呼んだかにゃ?
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❼桃岩展望台
本日の最後の観光にまいります🚗
途中に観光バスがとまっていて そこからツアーの団体さんが雨の中を歩いて展望台へ向かっておられました
すまりんたちは車でお先に…
無料の駐車場に車をとめたら そこから徒歩で展望台に向かいます🐾🐾
展望台までたった200mなのに 徒歩で10分もかかるそう
急な坂道を想像していたら…
けっこう緩やかな歩きやすい道でした(*^^*)
「花の楽園 礼文」だけあって 季節により沢山の種類の花が見られるんですね
風で激しく揺れるお花が猫じゃらしのようで可愛かったです
7月ごろに満開になるイブキトラノオというお花です
雨のためちいさな須磨を車に置いてきてしまいました^^;
下りてきたあと 連れ出して 遊んであげようと思います(^_-)-☆
だんだん霧が濃くなっているので とにかく 急ぎます💨
4分で到着しました🚩
桃岩は… 皆さんが向いておられる方向にありました(笑)
なんとなく 桃?
このあと 完全に隠れて真っ白になりました^^;
晴れていたら こんな夕日の写真が撮れるようですよ
※お宿で買ったポストカードです
雨が小降りになるのを待ってちいさな須磨を連れ出すことに成功!
天然の猫じゃらしに 須磨大興奮✨
いっぱい遊びました(=^・^=)
眼下に礼文最大の香深(かふか)の街並みが見えます
中央よりやや右のひときわ高いビルが 本日泊まるお宿です
カムイポプニカ アーホイヤー!
※アイヌ語で晴れを呼ぶおまじない
明日は晴れるといいな…
次回は
礼文島の素敵なお宿「花れぶん」のご紹介です(^_-)-☆