「丹波の山城①」からの続きです
今回は黒井城と…
丹波三大山城ではありませんが もう一つ 金山城のご紹介です(^_-)-☆
時は戦国時代…
✨八木城の内藤宗勝
✨黒井城の赤井直正
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黒井城
黒井城は兵庫県丹波市春日町の標高356mの猪の口山にあります
山頂が平らな山城独特の姿は 大阪と城崎温泉を結ぶ特急「こうのとり」からも眺めることができます
黒井駅前のロータリーから見上げた黒井城
山すそに興禅寺という 城のような構えの寺があります
黒井城の下館(平時の居館)だったのではないかといわれています
お寺の下に無料駐車場がありました
のぼりに描かれている赤井直正✨は「丹波の赤鬼」とよばれていました
3人の「名高キ武士」として 赤井直正を筆頭に挙げ 徳川家康・長宗我部元親と共に称しています!
戦国時代から江戸時代にかけて 全国に名を知られた武将だったようです☝
登山口
すまりんがなんとなくお地蔵さんぽいです(笑)
黒井城は 別名 「保月城」といいます
まっすぐ行くと「なだらかコース」 右に行くと「急坂コース」
チャレンジャーはもちろん「急坂コース」で行きます🐾🐾
ちょっと後悔⤵
ここ黒井城の赤井直正✨は前回の記事で登場した八木城の内藤宗勝(松永長頼)✨を決戦で討ち取り その残党を鬼ヶ城に追い詰めて滅ぼすと 丹波最大の勢力となりました
(※鬼ヶ城には以前登りました)
また 天空の城で有名な但馬の竹田城も攻め 生野銀山の権益も得ていたようです
登り道の途中にある 階段状の曲輪
中腹にある「石踏の段」とよばれる曲輪跡
40分ほどで山頂に到達です🚩
東曲輪跡の石垣
三の丸から二の丸・本丸を見上げたところ⤵
二の丸の南東角から城下を見下ろしたところ⤵
奥の山の向こうが八上城(前回に記載)のある篠山盆地です!
本丸の石垣
山城に行くのは 雑草の少ない冬がおすすめです(^_-)-☆
頂上にて記念撮影📷
黒井城の赤井直正✨は 八上城の波多野秀治✨と協力して 明智光秀率いる織田の大軍を敗走させました(←前回 記載しました)
一年半後 光秀はこの黒井城と八上城を分断する位置に金山城(←後述)を築き 万全の準備を整えて再度丹波を攻めます
そのさなか 赤井直正は50歳で病死してしまいました
あまりのタイミングに 織田方に暗殺されたのではという説もあるようです!
カリスマを失った黒井城は なすすべもなく攻め落とされてしまいました...
下りは「なだらかコース」で🐾🐾
先ほどの興禅寺に下りてきました
織田方の城となった黒井城には 明智光秀の重臣の斎藤利三が入りました
その娘 福はのちに三代将軍徳川家光の乳母となり 大奥の礎を築いた春日局です
この興禅寺は 「春日局の生誕地」といわれています
お福は3歳の冬までこの地で過ごしたそうです
お福の腰掛け石 ⤵
産湯の井戸
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話が重なりますが…
第一次丹波侵攻で 黒井城の赤井直正✨を攻めた明智光秀は 八上城の波多野秀治✨の裏切りにあって敗れました
二度目の丹波攻めでは これを教訓にして黒井城と八上城の分断をはかりました
金山は黒井城と八上城の中間点にあり 山頂から二つの城を望むことができました
明智光秀は金山の山頂に臨時の城を築いて必勝を期したのです
戦の際に臨時に築かれた城を「陣城」といいます
北条氏の小田原征伐の際に 豊臣秀吉によって築かれた石垣山城は陣城の代表格です
金山の標高は530m
けっこう高い山の上にあるので そこそこの山登りになります
山城によくある 獣除けの柵の扉をくぐっていきます
頭上に注意?
→ 崩れかけた鳥居がありました
途中に"鬼の架け橋へ150m”の標識がありました
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頂上付近に「鬼の架け橋」という奇勝があります
大江山の鬼👹が架けた橋であるという民話が語り伝えられていますが...
実際には地震により崩落した岩が偶然にこのような形状になったと推定されています!
後で知りましたが この石の上に乗ることもできるそうです!
乗ればよかった…
鬼の架け橋は 古くから奇勝として知られ 歌川広重が浮世絵にも描いています
岩の向こうは断崖絶壁です
このすぐ横に 幸せの通り抜けという看板が...
「通れない方はダイエットを♪♪♪」…だそうです
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上から見たところ⤵
ちょっとドキドキしながら 最初にすまりんが通りました
けっこうキツイ^^;
上着を脱げばよかったです(笑)
すまき⤵
なんとかセーフ (*'▽')
汚れてもいい服で行った方がいいですね(^_-)-☆
鬼の架け橋から5分ほどのぼると 金山城本丸に到着します🚩
南東側が篠山盆地
うっすらと写真の中央に見える山が八上城
北には黒井城を望みます
確かにここからだと両方のお城を見張ることができそうですね…
以上 丹波の山城のお話でした(^_-)-☆
最後までお読み下さりありがとうございました
のお話です
次回は京都で見つけた素敵なお土産(開花宣言)のお話です