すまりんの てくてく ふたり旅

部屋付き温泉のある素敵な宿と美食を求め 夫のすまきと全国飛び回ります!

スイス旅行記④ ~最終日はベルン観光~

今回 スイス旅行記最終となります

 

これまでのお話はこちらから⤵

 

すがすがしい朝の風景…

ホテルのレストランで朝食をとりました

ビュッフェスタイルです

すまりんたちは一番乗り!

品数はそれほど多くはないのですが すごく洗練された感じでワクワクしました

ハムやチーズが綺麗に並んでいます✨

ヨーグルトもどれにするか迷います…  花形バターもかわいい♡

パンも沢山の種類があって 全部おいしそうでした!

まるでパーティー会場のような食卓⤵

沢山とり過ぎですね (笑)

でも明日の朝は飛行機の時間の関係で早朝に出発しないといけなくて…

朝食付きのプランにもかかわらず その権利を放棄するのです(>_<)

だから…

二日分 取りました⤵

すまりんはいつも通りフルーツ多いめです(^_-)-☆


今日はまずスイスの首都ベルンへと向かいます

前方のおじさんがあやしいのでモザイク強いめにかけました(笑)

 

チューリッヒ駅に着きました

スイスの駅ではおなじみのこちらの時計⤵

これまでの駅の写真にも登場しましたが赤くて丸い秒針がチャーミングで ずっと気になっていました…

1944年 ハンス・ヒルフィカー(←エンジニア兼スイス国鉄の社員)がデザインしたものですが 1986年にMONDAINE(モンディーン)社がこのデザインを引き継ぎ そのままのデザインの腕時計も発売されました! 

 

この時計  ちょっと変わっているのです…

なめらかなスイープセコンドの秒針は 約58.5秒で時計盤を一周したあと ちょっと止まって…

分針が動くのを待ってから動き出すのだそうです

(すまりんたちは知らなかったので 実際には見ていません^^;)

こちらの短い動画で どうぞ⤵


www.youtube.com

秒針が進み過ぎたり遅くなったりした場合でも 分針の信号に合わせられるようにする当時の工夫だったそうです

スイスと言えば精密機械の技術は最先端

なのに 今でも"スイス レイルウェイ ステーションクロック"は この伝統が守られているなんて 素敵だと思いました

 

ちなみに

すまきの部屋のMONDAINEの掛け時計の秒針は思いきりステップセコンドです(笑)

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※直接動画を添付する方法が分からないのでいつもインスタの投稿を添付していますが 普通過ぎてインスタにあげられないため(笑) 動画はありません

 

話が逸れました^^;

すまりんたちは ベルン行きの電車に乗りました

あとからお客さんが乗って来られましたが 混みあうこともなく快適でした

今日はベルンルツェルンを観光します

 

スイスの首都「ベルン」は蛇行するアーレ川にぐるりと取り囲まれています

首都ですが人口は15万人余りで スイス第4の都市です

 

ベルン駅に到着!

駅を降りると中世の面影を残す石造りの建物が通り沿いに連なっていました

ベルン市は旧市街全体がユネスコ世界遺産に登録されています

 

まず目についたのが ちょっと怖い名前の「牢獄塔」Käfigturm (ケフィグトゥルム)

ベルンには3重の防壁があり それぞれに塔門が備えられていました

一番外側(下図の左側)の塔は今は失われましたが2番目と3番目の塔が現存しています

「牢獄塔」は中央(2番目)の塔です

1256年に建造され 1405年の大火ののち「牢獄 兼 時計塔」として使用されたため この名で呼ばれるようになりました

1897年に牢獄機能が廃された時には 約70人の囚人がいたそうです

さらに進むとふたたび時計塔がありました

「時計塔」Zytglogge(ツィットグロッゲ)は最も内側にある3番目の防壁の門です

こちらは1220年に建設されましたが 同じく1405年の大火で焼け落ちたのちに時計塔として復活しました

今では"ベルンのシンボル"となっています

時計塔の東面には 1530年につくられた天文時計(下段の赤い時計盤)があります

天動説にもとづく複雑な天文時計はメカマニア受けしそうな格好良さですが 読み方はさっぱりわかりません^^;

毎時56分〜毎正時の4分間にからくりが動くので その時間を狙います

まずはてっぺんの仕掛けが動きます(写真でご覧ください)

カンカンとゆっくり鐘を打つ動作…

拡大しないとわからないくらいの小さい動きでした(笑)

 

続いて天文時計の横のからくりが動き始めました

こちらも動画がいまいちでお見せ出来ないので 写真から想像して下さい…

 

鶏が鳴き

熊の兵隊が回転して …

ピエロが鐘を鳴らし…

王様が杖を振ります!

現代人から見たら微妙な仕掛けですが^^;

500年前から動いていると思うと感慨深いです✨

 

この近くに住んでいたアインシュタインは この時計を見て相対性理論を発想したのだといわれています

アインシュタインの家を見物しておけばよかったです^^;

 

ベルン市内にはあちこちに水飲み場(泉)がありました

これはツェーリンガーの噴水

12世紀 ベルンの町を作ったツェーリンゲン家のベルヒトルド5世の記念碑だそう

ツェーリンゲン家の旗を掲げ甲冑をつけた兵士は 熊です🐻

∵ ベルヒトルト5世が町をつくった時 最初に捕らえた動物が 熊(Bär ベーアでした

それによりこの地は Bern ベルンと名付けられたとされ 市の紋章にも熊があしらわれています

ベルンの紋章

 

続いて訪れたのは ベルン大聖堂

尖塔の高さは100m!スイスで最も高い塔を持つ教会です✨

 

聖堂内にあるパイプオルガン

5040本ものパイプがあるそうです!

どんな音色なのでしょう…

残念ながら演奏はしていませんでした

美しいステンドグラス✨

1枚1枚繊細に作られていました

 

有料ですが 塔にのぼることができますので 上ってみます(^_-)-☆

エレベーターはありませんので らせん階段を上がっていきます

すまきの向きが変ですが 上りの途中の写真です

柱の向こうに大きな鐘が見えます⤵

 

テラスに出ると絶景が待っていました(*'▽')

時計塔も見えましたよ⤵

エメラルドグリーンのアーレ川と 赤茶色の旧市街の屋根が美しすぎます

橋を電車が通って行きます…

カラフルな電車が通るのを 風に吹かれながらしばらく眺めていました

ちょっとしんどいけど 上まで登る価値はありますね(^_-)-☆

 

ベルンをもっと観光したかったのですが時間がないのでルツェルンに向かいます

ふたたび電車の旅です

車窓からの景色は相変わらずの美しさ✨

 

約1時間でルツェルンに着きました

ルツェルンの人口は8万人で スイス第8位の都市です

ここにもお洒落な時計塔がありました

市庁舎の時計塔だそうです

 

ガーゴイルがありました

ガーゴイルは怪物などがかたどられた雨樋の機能をもつ彫刻です

ちょっと怖いですね^^;

ここは ルツェルン湖の水が ロイス川となって流れ出す流出地点にあります

 

ルツェルンの見どころはなんといってもカペル橋です

Kapell カペル は英語でchapelチャペルのことです

橋のたもとにある「聖ペーター礼拝堂」が橋の名の由来になっているそうです

白鳥が優雅に泳いでいて なんだかクラシック音楽が聞こえてきそうです…


www.youtube.com

 サンサーンスの「白鳥」

なんと… 聞いたら頭痛が緩和されるという噂ですね!

たしかに癒し効果抜群です(*^^*)

屋根付きの木造橋に色とりどりの花が飾られていて とっても絵になる風景でした

ただし 人が多かったです^^;

この写真では見づらいのですが 屋根の内側には 聖人や町の歴史を描いた絵画が掲げられていました

八角形の水中塔(ヴァッサートゥルム)↓ は1300年頃に建てられたそうです

ルツェルンの町はもともとロイス川の右岸にありましたが 市街が発展して対岸にも町ができました

両岸の街はそれぞれ城壁で囲まれていましたが 川で城壁が途切れるため 見張りのために「水中塔」が建設され 続いて長さ270mにも及ぶこの「カペル橋」が建造され町の防御壁とされたのだそうです

その後 堤防の埋め立てにより橋は短くなり 橋の長さは204mになりました

1993年 火災で橋の大部分が焼失しましたが 翌年再建され 世界遺産に指定されています

 

こちらはシュプロイヤー橋 Spreuer Bridge

カペル橋から500mほどの所にある全長80mの屋根付き木造橋です

そういえば すれ違う人に 「ニーハオ」と声をかけられることが度々^^;

即座に否定しますけど…(笑)

シュプロイヤー橋にも屋根の内側に絵がずらりと並んでいます…

カペル橋と同じく 町の歴史を描く絵画なのですが…

シュプロイヤー橋の絵画のテーマはなんと「死の舞踏」
中世にルツェルンの町を襲った恐ろしいペストの流行について描かれています

死神などの恐ろしい絵が多く ゾッとするものでした

不気味な絵で サンサーンスの「白鳥」効果が消えそうですが^^;

数枚だけ添付しますのでご覧くださいませ…

最後は ペストに打ち勝つ場面のようですね✨

 

ルツェルンの観光はここまでですが

近くにイタリアンジェラートのお店があったので ジェラートを食べました

 

dieci gelateria & café

マンゴージェラート💛

もちろん美味しかったです(*^^*)


14:10発の電車でチューリッヒに戻ります🚈

またまた ボタン式のドアです


50分後 チューリッヒに到着


明朝 出発のため お土産をもとめて美味しいお菓子やさんへ行きました

こちらはチューリッヒのメイン通りに面した老舗菓子店

Sprüngli  シュプルングリ

こちらが本店!1836年の創業だそうです

店内には色鮮やかな洋菓子が並んでいました

お目当ては 銘菓 ルクセンブルゲリ

ルクセンブルゲリは こちらで売られているマカロンです!

シュプルングリのルクセンブルゲリ…

早口言葉みたいですが 絶品です(*^^*)

数日日持ちするので 持って帰れるのがありがたいです

チューリッヒ中央駅やチューリッヒ空港にも店舗があるので お土産にオススメです(^_-)-☆

 

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 外観の写真を撮り損ねましたが こちらも有名店です

teuscher   トイシャー(トイスチャー)

1932年創業のチョコレート屋さんです

トイシャーは創業者さんの名前なんだそう…

食品添加物は一切使われていないそうです

 

すまりんたちのお目当ては シャンパントリュフ

フィリングには フランスの最高級シャンパンが使われていて

香りも風味も豊かで

とろけるような食感… (*^^*)

ただしちょっとお値段お高いめです^^;(1粒400円程度!)

これはちょっとだけ… 主に自分用で…(笑)

 

ルクセンブルゲリもシャンパントリュフも どっちもすごく美味しかったです♡

 

ルクセンブルゲリは日本では見たことがありません…

シャンパントリュフは 日本橋高島屋(東京)にteuscherの店舗があって定期的にスイスから入荷されていたのですが 数年前に閉店してしまい購入できなくなりました

※ほかにも探せば手に入れる手段があるかもしれません

 

さて 夕食ですが…

この日は休日でお店が閉まるのが早く 外食できるお店を見つけられませんでした^^;


仕方ないのでスーパーで買い出ししてホテルのお部屋で食べることにしました

駅前のCOOP に行きました

海外のスーパーマーケットは 見ているだけでも楽しくなりますね

果物がいっぱい(*^^*)♡

日本のスーパーではあまり目にしない果物もありました

カットフルーツもありました♡⤵

ほかにも色んな食品がありましたが すまりんの撮影につき… 

 以上です(笑)

 

ここはホテルのお部屋です(客室の詳細は前回の記事をご覧下さい)

これがすまりんたちの晩御飯!

お皿のフルーツは お部屋に準備されていたものをカットしました

 

すまりんが食べているのはカステラとフルーツ  ではなくて…


チーズです(笑)

重たいくらいの l'Etivaz(レティヴァ)のチーズ…

 

このあとすまきと半分こにして食べ切りました!

 

スイス最後の夜でした(笑)

 

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翌朝は早朝出発

ビュッフェの朝食を食べれなかったことが心残りです…

チューリッヒ空港に到着

スイスデザインのかわいい飛行機が並んでいます

スイスともお別れ…

カメラを三脚で固定して記念撮影しました

空港内のショップで すまきが買ってくれた腕時計

モンディーン社の腕時計です✨ 

お気に入りで 帰国してからもずっと着けていました

ちなみにこの時計もスイープセコンドではありません(笑)

よくあるこのバッグはCOOPで買いました(1000円くらいだったかな

 

時計はベルトが傷んでしまったので 最近着けていませんでした

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さすがに電池も切れていたので修理に出しました

  ⇩ ⇩ ⇩

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ちょっとベルトの雰囲気が変わってしまったけれど(新しいのはステッチ入りです)

また 大切に使いたいと思います(*^^*)

 

さて…

すまりんたちは8:20 発の飛行機でフランクフルト乗り継ぎして帰国します

フランクフルト空港

 

ところが…

エンジントラブルで 出発が5時間も遅れました(>_<)

フランクフルト空港で まさかの7時間待ち(>_<)

することもなく 寝転がる場所もなく…

 

16時すぎ… 

ようやく飛行機に乗せてもらいました

 

行きは台風直撃のため 1時間遅延

帰りはエンジントラブルで 5時間遅延

 

すまりんは 帰国日の午後は出勤することになっていました

さすがに これ以上休みがとれなかったんです^^;

 

午前中に余裕で帰宅できる予定だったのに… 

家に帰る時間もなくなり

結局 滑り込みで間に合いました^^;

「スイスから出勤!」(笑)

 

 

以上 スイスの旅の思い出でした

長い記事を読んで下さってありがとうございました(*^^*)

 

次回は 東北へ…

八幡平で「ドラゴンアイ」を見てきたお話です(^_-)-☆