すまりんの てくてく ふたり旅

部屋付き温泉のある素敵な宿と美食を求め 夫のすまきと全国飛び回ります!

富士山~宝永山登山と大砂走りリベンジ(^_-)-☆

昨年の夏

三度目の富士登頂を果たした すまきとすまりんですが...

極度の疲労で せっかくの御殿場名物「大砂走り💨」を駆け下りることができず とても悔しい思いをしました💦

 

前回は 疾走どころか よろよろ歩いていました(~_~;)

(15秒の動画です)

よく見たら 前を行く人たちも 歩いています...

 

大むかし(笑)富士登山をした時...

「須走ルートの砂走り」では 面白いほど軽快に走って下れたのに…

しかも 伸縮性に乏しいジーンズで らくらく下ってます^^;

 

このままで終わるわけにはいかない!

ということで 負けず嫌いのすまりんたちは

「大砂走り」のリベンジ のためだけにやってきました(笑)

昨年と同じ「御殿場口 五合目」の駐車場へと車を走らせます🚗

登頂の予定はないですが 今日は山頂まで良く見えていますね!

カンカン照りでもないので 体力消耗も少なくて済みそうです(^_-)-☆

 

朝の7時半に「御殿場口 五合目」の駐車場に到着

駐車場は結構いっぱいでした

 

富士山の側火山である「宝永山」が富士山の中腹にそびえています

※さすがに「下りだけ」というルートはありませんので 宝永山まで登り そこから走り下りる予定です(笑)

 

お手洗いをすませたら...

「御殿場口 五合目登山口」の鳥居横にあるバス停で「水ヶ塚公園行き」の始発バスを待ちました

 

下山は 前回の登頂の時と同じ この鳥居がゴールとなります(^_-)-☆

 

今回は 軽い登山(?)ということで ちいさな須磨も参加します!

ちいさな須磨は2022年にお空に行った愛猫の分身

 

水ヶ塚公園で「富士宮口 五合目」行きのシャトルバスに乗り換えです

 

8:41 バスが来ました (バスの出発は9時です)

登頂を目指す登山客に混じり すまりんたちは違う目的でバスに乗ります(^_-)-☆

 

9:30 「富士宮 五合目」に着きました

 

まずは出発の記念撮影から📷

みんな 顔がでかすぎ(笑)

 

まずは お決まりの 富士宮ルート「六合目」を目指します🐾🐾

 

六合目までは普通に進むと 20分ほどで到着します🚩

 

先に到着した人に「小屋の手前に 鹿がいるよ!」と教えていただきました

草をくわえていますね

7秒ですが 草を食べるかわいい動画が撮れました⤵

 

ただいま ちょうど10時!

六合目「雲海荘」は霧のなかでした

ここから道が分かれます

 

宝永山を目指す人にとっては ここが最後のトイレ ということで すまきが 行きましたが(有料 300円)... 半日ぐらいダメージが残るほどの激臭だったそうです💦

富士山頂を目指す人は上の写真の左の道を進み 宝永山へは右の細い道を行きます

 

すまきを待っている間に 一瞬 霧が晴れて山頂がのぞきました

ここから見たら一瞬で登れそうですが 実際の山頂はかなり遠いです

 

10:05   すまりんたちは宝永山に向けて出発🐾🐾

ちょっと怪しい 後ろ姿...(笑)

さっき すまりんが腰に巻いていたのは 日よけの帽子でした(笑)

変な格好ですけど ^^;

盛夏の昼間登山ということで 少しでも日焼けを減らしたくて...

 

ガスっていますが  時折日が差してじりじりと焼き付けてきました

この道は 富士山の中腹をぐるりと一周する「お中道」の一部になります

大沢崩れなど富士山の崩壊が進んでいるため 現在お中道のほとんどは通行禁止になっています

www.aranciarossa.work

 

霧が薄らぐと 雄大な宝永山火口が目の前に広がっていました!

宝永山火口は 第1・第2・第3と3つの火口がありますが 第1火口が最も大きくて直径1km以上あり 富士山頂の火口よりも大きいそうです

 

ちいさな須磨は ワクワク!

 

登山道は火口底を経由して正面の火口壁を登って行きます

 

10:28   ほどなく宝永山第1火口に到着しました

さっきの六合目からここまでは ほとんどアップダウンがなくて らくちんなのですが...

背後に写っている宝永山のピークまでは結構な登りになります💦

 

宝永山は 宝永山第1火口の縁のいちばん高い所にあたります

Wikipediaより改変

こうしてみると アリ地獄の底にいるみたいですね...

 

足もとはこんな感じのガラガラしたスコリアの砂礫です ⤵

これからアリ地獄の斜面を登って外に這い出さなければいけません

火口の底には大きな石がゴロゴロ

噴火の時に吹き飛ばされた巨石でしょうか...

 

噴水のように吹きだしたマグマがそのまま固まったような岩が落ちていました

 

延々と アリ地獄の斜面を登ります🐾🐾

本日のいちばんしんどい行程です^^;

 

正面には壁のような火口壁がそびえています


だいぶ上まで登ってきました

上に行くほど砂礫が小さくなるせいか 次第に一歩進んでも半分ぐらいずれ落ちるようになって なかなか進みません💦

 

撮影につき ちょっと大げさになっていますが... 一瞬の動画です

でも だいたいこんな感じなんですよ^^;

これは すまりんたちだけの感想ではなくて ここを登られるかたは皆さん そうおっしゃいます

 

11:41  ようやく稜線に到着!

 

宝永山の石標がある 断崖の端までピストンします

 

五合目からは休憩時間を入れても2時間ちょっとで宝永山登頂です🚩

 

霧で視界が全くありませんが 晴れていたらこんな景色のはずです

※昨年 9合目付近から宝永山を見下ろして撮影した写真です

 

宝永山は 江戸時代中期の1707年(宝永4年)におこった宝永大噴火でできました

Wikipediaより↑

 

有史以来 富士山は17回の噴火が記録されていますが この宝永の大噴火以降300年以上沈黙を保っていて いつ活動を再開しても不思議ではないといわれています

宝永噴火は 噴火の49日前に発生した南海トラフ巨大地震である宝永地震によって誘発されたものと考えられていて もし現代に同じことが起これば 西日本と東日本が同時に深刻な被害を受ける可能性があります💧

 

山頂の石標は壊れ気味でした^^;

宝永山の標高は2693m!

 

登頂記念にちいさな須磨も記念撮影📷

めちゃくちゃ緊張顔💦(笑)

ごめんね^^;

 

あぁ こわかったにゃ... と まだ放心状態?(笑)

 

下をのぞくと 黄色っぽく色の違う岩肌がありました

実際には赤褐色のスコリアが堆積したものだそうで「赤岩」とよばれています

かつては富士の土台となった古富士火山が露出したものといわれていましたが 近年これも宝永噴火の噴出物であることが示されました

噴出したスコリアは 急冷されると黒くなりますが 熱源の火口に近い所はゆっくりと冷えてヘマタイト(赤鉄鉱)ができ 赤褐色になるのだそうです


ここで大休止(^_-)-☆

さきほど登ってきた宝永火口の底を見下ろしながら 小袋入りのナッツを食べました

 

さん 発見!

一瞬 雷鳥かと思いましたが... 飛ぶ鳥でした^^;

 

さて 重い腰をあげて出発!

ここで 砂走りに備え スパッツを装着しました

(そのままだと 靴の中に砂がどっさり入ってしまいます)

 


12:20 馬の背の分岐点まで戻ってきました

ここから御殿場口の上りの登山道(※御殿場口登山道は 上りと下りが別ルートになっています)に出て 山頂を目指すこともできます

今回すまりんたちが登りはじめた「富士宮口 五合目」から宝永火口を経て 御殿場口登山道に入るルートは 2008年に当時の皇太子徳仁親王が利用されたため「プリンスルート」とよばれています✨

 

一方 すまりんたちは こちらに下り ⤵

御殿場口の下山道に合流して 車をとめてある「御殿場口 新五合目」へと向かいます(^_-)-☆

 

12:25

少し下ると「下り六合」という分岐で 御殿場口の下山道に合流しました

 

わずかに下っただけで 霧の層を抜けて一気に視界が晴れました✨

ここから「大砂走り」

いよいよ昨年のリベンジです!

今日はまだまだ体力が温存されていますよ(^_-)-☆

 

富士登山オフィシャルサイトのマップでは下り六合から次郎坊までの所要時間は40分...

次郎坊から大石茶屋までは40分の行程と記されています

つまり 順調に下山すれば1時間20分で 茶屋に到着することになります

 

頂上から疲労困憊で下りてきた昨年...

下りのギアを入れることができず この行程に2時間以上も要してしまいました💧

 

さて 今回は いかに...⁉

ふもとに見えるのは約2000年前の噴火で形成されたといわれる「二ッ塚」という側火山で 上塚と下塚に分かれています

 

ここから 走ります💨

22秒の動画です⤵

不細工ながら(笑)けっこう飛ばしていたのですよ

どんどん下界に近くなって楽しかったです(*^^*)

 

すまきの快走もご覧ください(※すまりんは 止まって撮影)

あっと言う間に下って来れました(^_-)-☆

 

やはりスパッツは必須だと思います!

スパッツなしの人が 何度も道端で靴から砂を出しているのを見ました

靴に砂が入ると楽しさ半減ですね💦

 

次郎坊の案内表示がありました

 

さすがに 最後のほうは疲れましたが^^; それでも走ることができました

 

12:57 次郎坊通過

ここまで32分...

富士登山オフィシャルサイトの所要時間より8分早いタイム(^_-)-☆

ここからは下り坂が緩やかになっていきます

この辺りはまだ走っているかたも見えますが この先はだんだん平らになり 歩く人が増えてきます

 

振り返れば ずいぶん下ってきたことがわかりました

 

ちょっと日差しがきつくなってきましたので 再びかぶり物を...

視界が限られるので あまり快適ではないのですけど^^;

 

この辺りは もう走る人は見かけませんでした

「バス停まで800m」の看板が見えてきました

まもなく大石茶屋

昨年はここまでの道のりがどれだけ長かったことか...

今年はあっという間で 嘘のようでした

 

13:21 茶屋に到着!

次郎坊からは24分で来れました!

標準所要時間40分よりも なんと16分も早いタイムです✨

 

「御殿場口 五合目 駐車場」の案内板の前を通過

まだまだ 体力的には余裕がありました(^_-)-☆

 

ゴールの鳥居です!

 

13:29 ゴール🚩 

12:20 宝永山の山頂から下山開始して 70分!

砂走りからは 64分のタイムです✨

リベンジ大成功✨

楽しかったので またトライしたいくらいです(笑)



次は「真木温泉」というお宿のご紹介です