すまきとすまりんの京都の旅…
これから 有名な下鴨神社へお参りに行きます
まずは すまきが撮影した京都上空の写真をご覧下さい
賀茂川と高野川の合流地点からほど近いところに下鴨神社はあります
(合流地点より下流は 鴨川と名前が変わります)
賀茂川と高野川の合流地点は「鴨川デルタ」と呼ばれます
鴨川デルタのすぐ北側に一の鳥居があります
ユネスコの世界遺産に「古都京都の文化財」の構成要素の一つとして登録されています
下賀茂神社の社叢として 太古から人の手が入らずに残されてきた「糺(ただす)の森」も世界遺産の構成要素となっています
二の鳥居をくぐると 楼門が見えてきました
美しい楼門です✨
回廊を備えた楼門は 寛永5年に建てられたもので 重要文化財です
楼門をくぐった正面には舞殿があります
舞殿の右手には 小さな橋があって 小川が流れています
御手洗川(みたらしがわ)です
小川の源に 井上社という小さなお社があります
別名を 御手洗社 といいます
なんと 井戸の上に建てられているそうです
社の前の御手洗池(みたらしいけ)の底から水が湧き 御手洗川となって流れていきます
そして 池に湧き上がる水泡をかたどって作られたのが「みたらし団子」だといわれています
みたらし団子発祥の店「加茂みたらし茶屋」奉納の提灯がありました
もちろん あとで団子を食べに行きます(^_-)-☆
御手洗池では水みくじができます
すまりんたちもやってみることにしました
さっそく水に浸すと 文字が浮かんできました
すまき⤵
金運 財布のゆたかさをかんじる…←(*^^*)♡
恋愛 ふか入りするな おえば去る ←?
すまりん⤵
金運 しゅっぴ多し おさえて…(>_<)
恋愛 良い人です 信じなさい ←?
つまり…
『懐がさみしいすまりん』は 『お金持ちで良い人のすまき』を信じて頼れ ということですかね (^_-)-☆
おいはらわれそうです^^;
無病息災のお守りである「水守」を買いました
ストラップの色はいくつかありましたが ピュアな「白」にしました
ご神水が納められた「水守」にはご神紋の双葉葵が描かれています
さて 元の場所に戻ってきました
これからご本殿にお参りします
おみくじ→ お守り購入→本殿参拝
参拝の順番がめちゃくちゃですね^^;
檜皮葺の中門をくぐると幣殿の前に出ました
小さな中庭には「言社」とよばれる七つのお社があり十二支を司る神様が祀られています
ご本殿を拝む前に それぞれの干支のお社にお参りをしました
すまりんの干支は ひ・み・つ(笑)
幣殿の奥にご本殿(国宝✨)があります
本殿と大炊殿の特別公開(有料)をされていたので 拝観させていただきました
ご本殿は 幣殿の脇の建物に上がらせていただき 横から見学しました
(※撮影はできません)
のちほど 脇の道から 屋根だけ写させていただきました
下鴨神社のご本殿(御本宮)は二つあり 西本殿と東本殿にわかれています
↓ 賀茂御祖神社のパンフレットより ↑
西本殿には賀茂建角身命 かもたけつぬみのみこと
東本殿には玉依媛命たまよりひめのみこと が祭られています
この二柱の御祭神には 次のような話が伝わっています
賀茂建角身命の娘の玉依媛が賀茂川で遊んでいると 川上から丹塗の矢が流れてきました
それを持ち帰って寝床の近くに置いたところ 玉依姫は懐妊し 男の子が生まれたのだそうです
男の子が成人し その祝宴に集まった人々の前で 祖父の賀茂建角身命がこう言いました
「お前がお父さんと思う人にお酒を注ぎなさい」
すると 男の子は 屋根を突き抜け天に昇っていきました
これにより この子の父が神であることがわかったそうです
男の子は雷神様の子ということで 賀茂別雷命かもわけいかづちのみこと と呼ばれ
上賀茂神社の御祭神として祭られています
下鴨神社の御祭神は そのお母さんとお祖父さんということですね(^_-)-☆
幣殿脇から 唐門をくぐり 大炊殿に向かいます
唐門にはぶどう🍇の紋様が彫られています
日本にも古来からぶどうがあり 山梨県の甲州種は日本固有のぶどうとして国際ぶどう・ぶどう酒機構(OIV)に品種登録されていたりします
三井神社
幕末の1863年(文久3年)孝明天皇は攘夷を祈願して 237年ぶりの上賀茂・下鴨神社へ行幸をおこないました
時の将軍 家茂や 一橋卿 慶喜をひきつれての行列を描いた扁額が展示されていました
京都三大祭りのひとつ「葵祭」は上賀茂・下鴨両社のお祭りで 毎年5月に行われます
古くからあるお祭りですが 今の姿は孝明天皇の行幸の時の行列を模したものといわれています
牛車も展示されていました
みずごしらへ場
若水神事など水の祭事をおこなう場所で 磐座(いわくら)だそうです
こちらが大炊殿
神様へのお供えの食事の調理をする台所で 右手の小さい建物は御井(井戸)です
大炊殿の周りには釜が並んでいました
重要文化財の大炊殿の内部は普段は見学できませんが 今回は特別公開のため 先のご本殿と共に見学できました
昔懐かしい おくどさん
神様へのお供え物が並んでいます
こちらには さまざまな神饌が展示されていました
立派な伊勢えびもありますね!
高坏の上にあるのはお正月に奉られる七五三餅です
丸型餅七枚・ 小判型の長良(牛の舌)五枚・ 菱形餅三枚 が重ねられています
お参りのお土産に購入したお菓子の中にうしの舌餅がありました
大炊殿の後ろには氷室が再現されていました
中を覗いたらこんな感じです⤵
枕草子には「あてなるもの (上品なもの) 」の一つとして
「削り氷に甘葛 (あまずら) 入れて 新しき鋺 (かなまり) に入れたる」
と書かれています
清少納言も夏にかき氷を食べていたそうですが きっと最高の贅沢だったことでしょう
すまりんたちは 楼門の脇にある神社の駐車場を横目に見ながら みたらし団子の元祖のお店に向かいました🐾🐾
最後にちょこっと…
「美味しいみたらし団子」のお店のご紹介です(^_-)-☆
加茂みたらし茶屋
営業時間:9:30~19:00 水曜休
下鴨神社のすぐ近くにあるお店ですが 店の前に行列ができていました
なんと創業大正11年(1922年)の老舗です!
緋毛氈の腰掛けもありましたが…
猛暑なので テイクアウトか店内で召し上がる人が多いようです
翌日の夕方に出直したら ラッキーなことに並ばず店内に入ることができました
店内には5つほどテーブルがありましたが こちらだけ空いていました
メニュー表
迷わずみたらしを注文しました
見て下さい!この美味しそうな焼き色(*^^*)
黒砂糖の風味がすばらしく お団子にマッチしていました
表面はカリっと香ばしく中はもちもちで美味でした✨
最初に 御手洗(みたらし)池のところで触れましたが
みたらし団子は御手洗池に湧き出す水泡を象ったお団子と言われます…
ソロバンにも見えなくはないこの独特なお団子の刺し方には さらに謂れがあるようです
一つだけ離れているのは人の頭で 下の4つは両手足…
つまり人間の体をあらわしていていると言われています
みたらし団子を神様に捧げ 無病息災を祈ったことに由来しているそうです…
だとすれば
頭に刺さっている楊枝は ^^;
お団子をはずすためのもの… ですね(笑)
次回は大原のお宿「芹生」のお話です(^_-)-☆