本日は 日本一低い山のお話です
山には自然にできた山の他に 人工的に作られた築山もあり 定義も曖昧なためか 全国にはいくつもの 自称「日本一低い山」が存在しているそうです
「国土地理院発行の地形図に記載のある人工の山(築山)」では秋田県の大潟富士(標高0m :1995年築盛)が最も低い山だそうですが まだ知名度は低いようです
明治以前の歴史があるものとしては以下の山が日本一低い山を名乗っているようです
蘇鉄山(大阪府)標高 6.97m 1879年築盛
そして 「国土地理院発行の地形図に記載されている自然の山」として日本一低いのが 徳島県の弁天山 標高6.1m(徳島市方上町)です
たしかに 地理院地図に「弁天山」と「.6」と記載がありました
この辺り一帯は昔は海で 弁天山は海に浮かぶ小島だったと言われています…
室町時代に潮が引き小山となり 周辺が水田開発されて現在のようになったとのこと
弁天山の向かいは「弁天市」の敷地になっています
※弁天市は水・土・日曜の8:00~15:00の開催です
看板に『日本一低い山』と書かれていますね…
これが弁天山です
2009年の秋に あの福山雅治さん♡も登られたそうですよ!
すまりんたちも 山頂を目指します💨
駆け上がったら 10秒かからずで頂上です🚩
「日本一低い自然の山:弁天山」 制覇です✨
山頂には厳島神社がありました
御祭神の市杵島姫命(イチキシマノヒメノミコト)は『開運弁財天』とも呼ばれます
1部100円で「登頂証明書」を発行していただけます
これは 神社でされているのではなくて「弁天山保存会」によるものです
弁天山の後方に見えている中華そば店「チーアン」にて 登頂証明書や御守などを取り扱っておられます
おみくじ(1回100円)もあるそうですよ!
営業時間前でしたので 残念ながらすまりんたちは登頂証明書をいただくことはできませんでした^^;
※「チーアン」営業時間:11:00~18:30
また月曜日はお店の定休日なので注意が必要です!
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次に向かったのは…
東国を平定した日本武尊(やまとたけるのみこと)は 大和への帰路に伊吹山の神と戦い 瀕死の重傷を負って能褒野(三重県)の地で亡くなってしまいました
ふるさとを夢見た魂は 白鳥の姿になって空へ舞い上がりました
その白鳥は大和の琴弾原(奈良県)に舞い降りた後 葛城の山を越えて河内の古市(大阪府)に至り 天高く飛んで行ったと日本書紀に伝えられています…
このため 日本武尊の陵は「能褒野」「琴弾原」「古市」の三か所にあります
その後 白鳥はどうなったか 日本書紀に記載はありませんが 最後に讃岐のこの地に舞い降りてまもなく死んでしまったため 埋葬されたとの伝説があります
やがて御陵がつくられ 白鳥神社とされたということです
正面参道の脇と 神社の裏側に広い駐車場が完備されています
あの向こうに またまた「日本一低い山」があるのですが 全く見えません(笑)
お山の名前は「御山」
"みやま"といいます
白鳥神社の境内にあるのですが 標高たったの3.6m!
先ほど登頂した 弁天山(標高6.1m)よりもさらに低いですね👀
※日本一低い山と"正式"に認められるには 国土地理院発行の地形図に掲載されることが条件ですが こちらは まだ申請されていないようです
登山専門誌に「日本一低い山」のひとつとして掲載されたことで 人気が出たのだとか…!
タッチパネルの案内✨ もちろん英語対応です!
釣り竿と糸には おみくじが結ばれていました
全身 撫でまわしたかったですが(笑) コロナ感染防止のため やめました
本殿の前に貸し出し杖がありました
こちらまで杖無しで歩いてこられたかたには必要ないかと…
つまり撮影用ですかね(笑)
白鳥神社 本殿
水瓶の水に一円玉を浮かべることができたら願いが叶うそうです✨
では やってみます!
当たり前だけど そっと置くのがコツですね(^_-)-☆
↓ ↓ ↓
すまきのもすまりんのも 2つとも浮かびましたよ!
さて…
「御山」へ登山開始します!
海抜3.6mの山…
現在地の海抜が2.1mということは 高低差1.5mです(笑)
こちらには 大きな奉納絵馬がいくつか飾ってありました
源三位 鵺(ぬえ)退治ノ図
門を出ると広大な松原が広がっていました!
「御山の発見!」については…
2004年の台風で辺り一面が冠水した時 御山の周辺は冠水しなかったことで小高い丘であることが分かったそうです
※江戸期ごろまでは実際小高い丘状だったという記録もあったようです
山頂まで あと90m!
一瞬 "杖置き"なのかなと思ったのですが 差してあるのは竹ぼうきです
石筒の貼り紙には『私を5分使って下さい』と書かれてありました
松の葉を掃き集めて 道を綺麗に保ちましょうということですね(^_-)-☆
竹ぼうきはあちこちにありました
登山中!の すまりん(笑)⤵
山頂まではすぐでしたが 案内がないと どこが山頂か分かりません^^;
日本一低い山「御山」到着です🚩
こちらも弁天山と同じく自然の山です
(国土地理院地図に記載はないけれど…)
「日本一低い自然の山 PART2:御山」 制覇です✨
戻ってきて社務所に行きました
こちらで登山証明書をいただけます
「開運出世ハマチみくじ」1匹300円✨ 竹竿で釣り上げるおみくじです!
釣り上げたハマチの中におみくじが入っています
※ハマチは東かがわ市が養殖発祥だそうです
出世魚で縁起物ということもあり 変わりみくじになったそうです☝
登山証明書は無料ですが…
日付と証明スタンプは押されていません^^;
「近くの和菓子屋さん」に行ってスタンプを押してもらって下さいとのことで 口頭で簡単に道案内がありました
神社参道入り口から徒歩1分くらいのお店です
↑手前にもお店がありますが そこではなくて奥の方に小さく見えている白い建物です
ぶどう餅 みなとや(東かがわ市松原)
営業時間: 8時30分~19時
月曜休 (月曜が祝日の場合は営業)
歴史のありそうな看板が店内に飾られていました✨
店内には名物の「ぶどう餅」がずらりと並んでいました!
練り羊羹もありましたがほぼ「ぶどう餅」でした
せっかくなので「ぶどう餅」を購入することにしました!
証明書を握りしめたまま いちばん小さい箱(13本入り1200円)のを購入しようとしたら「箱なしの ばら売りもありますよ!」と教えて下さいました^^;
ばら売りは1本88円でお得です(^_-)-☆
すまりんたちはこのあと淡路島に行って宿泊する予定があったので 沢山食べることは実はちょっと難しかったのですが^^;あまりに本数を減らすのも 気が引けて ばらで10本購入しました
無事 スタンプも押していただきました♡
猫ちゃんとぶどう餅… 可愛いですね!
でも お店のお休みの日はスタンプはどうするのでしょう…
ぶどう餅 さっそく 車の中でいただきました
ツヤツヤ✨
4つずつ竹串に刺さっているのですが串はほとんど隠れています
果物の葡萄を思わせる色と形をしていますね🍇
けれど本当の由来は そうではなく「武道餅」からきているそうです
戦国時代に武士に差し出された串団子(戦力餅)が「武道餅」として 白鳥神社に供えられるようになったそうです☝
ぶどう餅は『葡萄』と『武道』を掛けているのでしょうかね?
断面の写真はありませんが 薄皮の こし餡のお饅頭でした
甘味も控えめであっさり美味しかったです(*^^*)♡
朝ごはんを食べていなかったのですが 全部は食べ切れなくて
お宿に着いてからいただきました
すまりんたちは これから淡路島へと向かいます🚗
次回は「うずしお観光」のお話です(^_-)-☆