すまきとすまりんは福島県へとやってきました
福島市から猪苗代方面へ 吾妻連峰の山並みを抜ける 磐梯吾妻スカイライン...
アリゾナの荒野を走るような絶景は 車のCMでも使用されました
火山ガスが噴出していて駐停車禁止の箇所もあります!
※平均標高1350mのため冬季は閉鎖されます
役小角が開山したと伝わる吾妻山は 古くから信仰の山として栄え 修験道に関連した地名が残されています
吾妻の名の由来は 山の形が「四阿(あずまや)造り」の屋根の形に似ているところからついたのだそうです!
言われてみれば台形の屋根の家が並んでいるように見えなくもないです...
すまりんたちはこれから登山開始します!
実は前日 すまりんはギックリ腰になってしまい 寝返りも打てず ほとんど寝ていません^^;
靴の紐を結ぶのもやっとこさな状態での登山です...
① 標高1600mにある浄土平には駐車場やレストハウスがあります
浄土平では 10万年以上前に爆発したカルデラの火口原が湿地帯となっていて 高山植物が生い茂る美しい景色を見ることができます
可憐なイワカガミが咲いていました
すまりんは かがむことが難しいので(笑)イワカガミ(岩鏡)の写真は すまきが撮影しました
本日は浄土平から一切経山の山頂を目指します🐾🐾
こちらがルートマップです (行き・帰り)
② 今なお噴気をあげる焼け八幡を右に見ながら 酸ガ平に向かいます
③ 10:50 この辺りに来ると雪渓が残っていました
④ 11:00 酸ガ平で道を右に折れて 目指す一切経山へ...
下界は快晴だったのに山頂に向かうにつれて厚い雲が^^;
酸ガ平小屋(無人の避難施設)
11:13 振り返れば酸ガ平湿原が一望できました! 中央は鎌沼
⑤ 正面に 目指す一切経山が見えてきました
不思議なことに あんなに痛かったギックリ腰が急に楽になりました!
安静にしすぎると治りづらいと言われますが...
登山する人は少ないでしょうね(笑)
稜線越しに望む福島盆地 その向こうは阿武隈の山々です
11:26 吾妻小富士のクレーターが急に現れてびっくり!
※絵に描いたような火口の写真ですが 一切 加工していません
すみません... また しょうもないことを言いました(笑)
⑥ 11:40 到着した一切経山の山頂は平らな広場のようでした
一切経山は 明治以降も度々噴火を起こし 2名の死者を出している活火山です🌋
標高は1949mです
一等三角点に乗って記念撮影📷
もう一つ... あちらに見るべき場所があります!
実は これが見たくて すまりんはギックリ腰をおして 歩いてきたのです...
余談ですが 「ギックリ腰」のことをドイツ語では「魔女の一撃(ヘクセンシュウス)」と表現します
まさに的を射た呼び方ですよね(^_-)-☆
この痛みは なった人でないと分かりません!
そして 奇遇にも...
『魔女に一撃をくらった すまりん』が 見たかった景色は 。。。
魔女の瞳 でした
正式名称は五色沼
コバルトブルーの神秘的な美しさとその形から「魔女の瞳」や「吾妻の瞳」と呼ばれています
直径約300mの火口湖で 太陽の光の当たり方や見る場所によってその色が変化します...
雲の切れ間から湖の端に光が✨
確かに色が変わります(*'▽')♡
もうひとつの五色沼は後日ご紹介しますね(^_-)-☆
もと来た道を帰ります🐾🐾
何度見ても まるで火星のような風景。。。
左の火口が吾妻小富士・中央の煙が大穴火口・いちばん奥の山は安達太良山
12:23 写真で小さく見えている鎌沼に向かいます
🔍
鎌沼の奥には磐梯山の姿も…
⑦ 12:41 酸ヶ平湿原の木道を進みます🐾🐾
湿原の中に池塘(ちとう)が点在しています
高山の湿原ならではの風景です...
⑧ 12:45 鎌沼に到着
鎌沼はカルデラ内の窪地に水が溜まった火口原湖にあたります
箱根の芦ノ湖のミニチュア版のようなものですね(^_-)-☆
最大水深1m程の浅い沼ですが 酸性で生物が少ないために透明度が高くなっています
⑨ 13:18
正面に再び吾妻小富士が見えました
こういう形の火山を「スコリア丘」といいます
阿蘇の米塚や 伊豆の大室山が有名です☝
ぐるっとまわって浄土平に戻ってきました
もう少しでゴールです!
無事 浄土平のビジターセンター前に戻ってきました
すり鉢状の大きな火口をもつ吾妻小富士(あづまこふじ)は標高1707m
↓ 福島市側から見ると小型の富士山のように見えます
この時は青いビニールがあちこちにかぶせられていて進入禁止になっていました
普段はここ浄土平から 整備された階段を約10分登れば火口壁の稜線に到達できます!
直径約450m(周囲 約1.5km)の火口壁をお鉢巡りしてから1時間程度で元の浄土平に戻ってくることができます
4年前 (2017年)に 吾妻小富士に登った写真があるのでご覧ください
ガスっていて 眺めはあまりよくなかったんですが...
10分といえども 頂上に着くころはけっこうヘロヘロになっていました
火口底は土砂で埋まっています
火口底に下りるのはかなり危険なので写真はここまでです
次回は温泉宿のお話です (^_-)-☆
...続