黒部パノラマ展望ツアーに参加したすまりんたち…
普段は立ち入れない関西電力の工事用トンネルを通って さらに奥へとやってきました (^_-)-☆
これまでのお話⤵
竪坑エレベーターで一気に200m上がったあと 徒歩でパノラマ展望台へ向かいます
併設の人員用エレベーターの横を通り まずは裏側の竪坑展望台へ…
途中にトイレがあります↘
これより先はトイレはありません
戻って来るまで1時間弱なので心配ならトイレをすませておきましょう
外に出ると一気にパノラマが広がりました(*'▽')
正面の雪山は白馬三山のひとつ 白馬鑓ヶ岳(2903m)です
写真撮影をすませたら再び隧道に戻り トンネルの中を歩いて行きます
約250m続く線路道は水に浸かっていました
レールの終点の階段を登ってトンネルの出口へ🐾🐾
高さが不ぞろいの階段で ちょっと歩きにくいので注意です
ここで重い荷物を置いて パノラマ展望台まで20分ほど山道を登ります
実際の距離は約370m(標高差50m)なので 健脚のかたには楽勝だと思います
欅平から直登してきた道と合流して 尾根筋へと向かいます🐾🐾
黒いフレームは雪崩避けです↑
黒部川第三発電所の電気を送電する鉄塔も見えています
途中 お猿さんがいました
あの鉄塔の下がパノラマ展望台だそうです
パノラマ展望台のすぐ横に「ここから先は上級者!」の看板が…
噂の"水平歩道"への分岐です!
黒部川左岸の断崖の標高1000m付近を「コ」の字型にくり抜いて作られた道…
道幅は狭く手すりも柵もない 片側は数百mの断崖絶壁という道が13㎞も続きます😱
転落事故がしばしば発生するルートですが「ケガはしない」のだそうです
つまり落ちたら死ぬということです^^;
昔は 吊り下げられた丸太の上を歩いていたのですね😱
この道の先の恐ろしさを想像するばかりです^^;
15分くらいでみんな揃ってパノラマ展望台に到着🚩
ガイドさんにお願いしたら記念撮影して下さいますが…
お忙しそうでしたので自分たちで撮影^^;
尾根ごしに西側に見えるのが毛勝三山(毛勝山・釜谷山・猫又山)だそうで 立山・剱岳の北に連なる山です
青空も見えて 美しい景色が拝めました(*^^*)
パノラマ展望台の散策を終えて…
先ほど荷物を置いていた場所に下りてきました
再びトンネル内に入ります
竪坑エレベーターで降りる前に上部専用鉄道の見学をしました
この欅平上部駅から仙人谷ダムを経て黒部川第四発電所前までトンネルが続いています
約500mにわたるこの区間は「高熱隧道」と呼ばれます
前編でも触れましたが 貫通までに多数の犠牲者が出ました
発破のための削岩機の跡が無数に見られます⤵
間近で見ると背筋の伸びる思いです…
ところで 皆さん おぼえておいででしょうか…
平成14年 NHK紅白歌合戦で中島みゆきさんが「地上の星」を歌ったのは このトンネルの先「黒部川第四発電所前駅」からの中継でした
厳冬期の深夜 北アルプス山中にセッティングするのは大変だったようです
黒部川第四発電所(くろよん)の建設は戦後ですが これも大変な難工事だったそうで 石原裕次郎さん主演の「黒部の太陽」で その苦難の様子が映画化されました
くろよんから先はインクラインというケーブルカーに乗り換え さらに全長10kmの黒部トンネルを抜けて黒部ダムに至ります
黒部ダムは「立山黒部アルペンルート」のハイライトとして見学することができます(※写真は過去に撮影したものです)
欅平上部駅にとまっていたBB形蓄電池機関車
戦前からの骨董品のようなミニチュア機関車ですが 現役です✨
やはり運転は横向き…
こちらは客車↓(蓄電池なのでパンタグラフはありません)
最後尾の貨車は峡谷美人✨ ゴミの運搬用です↓
再び竪坑エレベーターで欅平下部駅に下ります
ED形電気機関車に乗って…
欅平駅に戻ってきました
難工事だった「仙人谷ダム」からの水がここに落とされて発電します
屋上のポールは冬季雪下ろしの安全柵だそうです↓
欅平駅でしばらく待ち合わせ時間がありました
駅前のビジターセンターに行くと「水平歩道」の写真が掲示してありました
たしかに… 落ちたら「怪我」ではすみませんね😓
帰りのトロッコまで60分ほどあったので 駅の周りを散策しました🐾🐾
まずは奥鐘橋を渡ってみます
急峻な黒部峡谷に第三発電所がへばりつくように建っているのが見えました
送電線が山を越えていきます
いちばん上の鉄塔あたりが さっき行ったパノラマ展望台です↑
山から下りてくる黒いパイプは 仙人谷ダムから引いた水を落とす発電用の水圧管です
奥鐘橋を渡った所にある人喰い岩
人喰いというより ビッグウェーブに飲まれる感じですね
下に 足湯♨が見えます
日帰り入浴もあるようです
下りてみることにしました
残念ながら足湯は混雑していましたので撮影のみ📷
2.5㎞上流の祖母谷温泉から引いているお湯のようです
温泉分析表
さっき歩いて渡った奥鐘橋があんな上に見えています
トロッコの乗車までにまだ時間があったので もう少し散策することに(^_-)-☆
あまりゆっくりはしていられないので 行ける所まで行くことにしました💨
日本語"以外"で「落石注意」を促す看板がありました
せっかくヘルメットを持っていたので かぶった方が安心だったかも…
ところどころ真っ暗なトンネルがありますが 近づくとセンサーでライトが点きました
熊よけの金属棒!🐻
人通りがないとちょっと怖いです^^;
ここから先は通行止めになっていました
🔍
猿が飛んで向こう岸に渡れるような峡谷なので「猿飛峡」というのだそうです
奥鐘山が錦に染まっていました
トロッコ出発の10分ほど前 無事に駅に戻ってきました
帰りのトロッコが到着
帰りも 「窓なし自由席」です(笑)
帰りの車内でも室井滋さんの観光案内が流れます♪
行きには見落としてしまっていた景色もありますし…
観光案内も ちゃんと帰り用になっていて 楽しめました(^_-)-☆
うなづき湖まで戻ってきました
そして ようやく宇奈月温泉の街並みも見えてきました
宇奈月駅到着は15時10分
まるまる6時間のツアーでした
普段できない体験だったので あっと言う間に時間が過ぎた感じです(*^^*)
新たな観光ルートして
黒四ダム~欅平の「黒部宇奈月 キャニオンルート」がまもなく一般開放される予定だそうですよ✨
次回は
「宇奈月温泉 延楽」のお話です(^_-)-☆