熊野本宮大社と熊野古道は2004年に世界遺産に指定された「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部になっています…
巡礼の「道」自体が世界遺産に指定されているのは スペイン・フランスにまたがる「サンチャゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」と 熊野古道の2件だけだそうです☝
この熊野の地は山深いへんぴな地にあるにも関わらず 大昔から日本の歴史に登場します!
浪速で敗退し 紀伊半島の南をまわって大和の地に入ろうとした神武天皇を道案内したという三本足の八咫烏(ヤタガラス)は熊野のシンボルになっています
日本サッカー協会のシンボルマークとしても有名ですね(^_-)-☆
橋を渡って中州に向かいます🐾🐾
熊野本宮大社は 崇神65年(紀元前33年)に熊野川の中洲である大斎原(おおゆのはら)の地に創建されたそうです
熊野川・音無川・岩田川の合流点に建てられていた社殿はまるで浮島のようでした!
今のように橋は架かっておらず 素足で川を渡って禊を済ませてお参りしたそうです
ところが明治22年の未曽有の大水害で社殿は流されてしまい 500mほど北にある現在の場所に遷座されました
神域は撮影禁止ということで熊野本宮観光協会HPより写真をお借りしました
2000年に建立された大斎原の大鳥居
高さ33.9m 幅42mで日本一の大きさを誇ります✨
大鳥居をくぐります...
しばらく歩いて振り返った景色⤵
大鳥居の背後の森はもともと本宮大社が置かれていた大斎原(おおゆのはら)です
鳥居にも八咫烏が見えます
現在の社殿はこちらです
階段は158段あります!
段数は多いですが そこまで急な階段ではなく 広い部分もあります
社務所に連絡すれば社殿まで階段のない通路を案内していただけるそうです!
あと一息...
黒いポストの案内の看板があります⤵
ありました!八咫ポスト
上には八咫烏がとまっています
ちゃんと足が3本ありますね!
撮影禁止のため写真はありませんがこの奥にあります
「熊野本宮大社」は 新宮にある「熊野速玉大社」および 那智の滝にある「熊野那智大社」と並んで熊野三山とよばれています!
主祭神は家津美御子大神で スサノオノミコトのことであるとされます…
平安時代以降は熊野信仰が広まり 都から鳥羽上皇や後白河法皇をはじめとして多くの人が参拝に訪れ 「蟻の熊野詣」と例えられました
ゴール🚩である本宮大社を先にお参りしてしまいましたが...
参詣道である熊野古道も少し歩いてみたいと思います🐾🐾
熊野古道は小辺路・中辺路・大辺路と紀伊半島を縦横にめぐっていますが 人気があるのは中辺路(なかへち)です
中辺路は和歌山県田辺市から山深い紀伊山中に分け入り 熊野三山を目指すルートです
熊野古道には要所要所に王子とよばれる神社が設けられ 信仰の拠点とされてきました
田辺市熊野ツーリズムビューローHPより
すまりんたちは以前に「滝尻王子」から「継桜王子」までの16.8kmを歩きました
今回は時間がなかったので かつて訪れた中辺路のハイライト 牛馬童子を再び見に行くことにしました!
熊野古道歩きで困るのはバスの便数の少なさ^^;
バスの時間に遅れないように周到に計画を立てて歩かないと 山奥に取り残されてしまいます(;゚Д゚)
道の駅中辺路に車をとめて... 前の道路を横切ります
駐車場に牛馬童子のモニュメントがありました!
道路の向かいがすぐ熊野古道入り口になっています
牛馬童子へは右へ800mです→
比較的歩きやすい道が続きます...
道の駅から200m来たところです
大坂本王子と近露王子の中間点です!
よく整備されて標識もばっちり! さすが世界遺産です✨
途中でちょっとの区間一般道路を歩きます🐾🐾
ここからまた山に入ります...
道の駅から300m地点です!
歩きやすい道が続きますが木の根っこに注意です!
一里塚跡⤵
牛馬童子まであと50m!
近露王子目前の峠のはずれに 牛馬童子はあります...
説明文の拡大です⤵
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こちらが役ノ行者像✨
こちらが牛馬童子像✨
花山法皇の旅姿を偲んで彫られた石仏と言われ高さは50㎝ほどです
牛頭天王や馬頭観音の石像は時々見かけますが これはそのハイブリッドでしょうか
5年ほど前 自然現象で牛馬童子の頭部にひびが入り破損したそうで応急的な修復が施されているようです
...なので手で触れたりしてはいけません
それにしても牛と馬...
高さも動きもちがって乗り心地はどうなのでしょうね...
須磨はこっちがいいにゃん♥
次回は 須磨のお話です=^_^=
世界遺産のつぼ湯のお話もぜひご覧ください