八幡平の山頂駐車場から 八幡平アスピーテラインを秋田側に10kmほど下ったところに後生掛温泉(ごしょうがけおんせん)があります
すまりんたちは「後生掛自然研究路」のなかにある 「泥火山」を見に行きました
後生掛温泉施設にも駐車場はありますが 今回温泉には入らないので少し離れた「後生掛第2駐車場」に車をとめました
よく晴れて 汗ばむような気候でした
新緑の中をしばらく歩いて…
アスピーテラインを横断🐾🐾
向こうに湯けむりが見えています
ちょっと傾いた標柱がいい味をだしています…
暑い中 さらに熱い光景^^;
この付近一面 熱湯の沸く温泉の池になっています
一軒宿で 宿泊・湯治・日帰り入浴もできます
古くから効能高い湯治場として有名な温泉です♨
空いてたらこちらの駐車場にとめてもよかったようです
そのまま進むと🐾🐾
自然研究路の入り口がありました
※一周40分ほどということですが 一部通行止めになっていて 周回できませんでした
すぐに「オナメ・モトメ」と呼ばれる噴気孔に到着しました
300年ほど前のこと…
三陸久慈出身の牛飼いの九兵衛という人が この地で重い病となりました
そこに恐山への巡礼に向かう娘が通りかかり 献身的な看病で九兵衛は全快し 二人は結ばれて幸福に三年を暮らしました
ところが九兵衛には三陸久慈に妻子がいたのです
夫を迎えにきた妻は この地で二人に出会いました
巡礼の娘は本妻と子の幸せを祈り 谷へ身を投げてしまいます
そして身を引いた娘の心に打たれた本妻もまた 後生を掛けて(来世での幸福を願って)身を投げたのだそうです
谷の底の大きな噴湯を「モトメ(本妻)」 その右の小さなものは「オナメ(妾)」と名付けられていて 昔話にもとづいて この地を後生掛と呼ぶようになりました
「久兵衛」と言う名前でも良かったかな…
などと 恐ろしい想像を膨らませる すまりんでした(笑)
噴気孔はものすごい蒸気で煙っていて 噴湯が両方見えるシャッターチャンスは一瞬です!
こちらは紺屋地獄
名前の由来は 染物屋で染料を煮ている様子に似ているからだそうです
ここで道が二手に分かれます
右に行くと大湯沼で 左に行くと大泥火山(だいでいかざん)
すまりんたちは左の大泥火山へ向かいました🐾🐾
※本来は周遊コースですが 通行止めのため一周できません
途中にある噴気孔
泥の表面に浮かぶ模様が流し絵のように変化していきます
道の左右のあちらこちらに見られる マッドポット
別府の坊主地獄と同じで 高温の泥が湧いています
見ていて飽きません…
大泥火山に到着しました
※通行止めのため 自然研究路はここまでです
ここは日本で最大の泥火山(でいかざん)なのだそうです
火山と言っても 溶岩を噴き出す火山🌋とは違います
「地下深くの粘土が 地下水およびガスなどとともに地表または海底に噴出し 円錐状に堆積した地形の高まり」 というのが泥火山の定義だそうです☝
ここは昔 紅葉の季節にも訪れたことがあります
色とりどりで お気に入りの一枚です✨
ときおり ボコッと泥を噴き出しながら 沼の中に泥の山が盛り上がっています
地表に出ている高さは1mほどですが 沼の中に埋まった部分を含めると高さ8mぐらいあるそうです
誰もいない静寂の中 不思議な光景でした…
最後に動画をお楽しみください(^_-)-☆
20秒ほどの動画です
ひたすら ぷくぷくするだけですが 毎回表情が変わって不思議な感じです
フォロワーさんから『妖怪人間ベムのオープニングを思い出した』
とコメントをいただきました
すまりんは 「妖怪人間」を知らなかったのですが…
すまきに言ったら
「早く人間になりたい」…と(笑)
たしかに この泥坊主…
ちょっと不気味でもありますね^^;