すまりんの てくてく ふたり旅

部屋付き温泉のある素敵な宿と美食を求め 夫のすまきと全国飛び回ります!

エジプト旅行記②

3日目

翌朝 深夜1:45  モーニングコールで起きました!

 

「エジプト旅行記①」からの続きです

当時は 一般の携帯電話に初のカメラ機能が付いたころで 画質が粗く非常に見づらいので ほぼ「デジカメ」で撮影した写真です

デジタルのデータがないものは 「写るんです」(笑)のプリントした写真を撮影して添付していますので 見づらい画像が混在していますが どうかご容赦下さいませ

当時はSDカードのメモリー容量が小さく もちろんいくつか持参したものの 動画撮影の容量を気にするあまり 食事やホテルの写真をほとんど撮りませんでした^^;

→ざっくりメモを取っていたので 分かる範囲で記載させていただきます

 

モーニングコールから30分後…

スタッフのかたが冷蔵庫チェックに来られてびっくり!

まもなくチェックアウトのため 荷物も運んで行かれました

 

ロビーで大きな箱を一人一つずつ渡されました

なんとこれはホテルのお弁当(朝食)!

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一人分です👀

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パン4つ&ジャム&蜂蜜・ゆで卵2個・ハム・チーズ・リンゴまるごと・バナナ・パイナップルジュース!

 

すまりんにとっては初の海外旅行…

時差ぼけと睡眠不足で 半分も食べれませんでした^^;

いや…そうじゃなくても無理そう(笑)

 

カイロ空港からエジプト南の果てのアブシンベルまでは 飛行機で30分程度でした

 ✈

南の隣国スーダンまではもう目と鼻の先になります

 

アブシンベルに降り立つと 風がきつくてすごく寒かったです

この時期の日中の気温は10~20℃くらいでした

 

アブシンベルでは「アブシンベル神殿」の見学をしました

今から3300年前に建築王ラムセス二世が造ったと言われています

 

アブシンベル大神殿

ラムセス二世をまつっています

高さ20mの4つの座像はラムセス二世だと言われています

神殿完成の数年後に起きた地震によって左から2体目の顔面が崩れ落ちています

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この神殿は もとは別の場所にありましたが アスワンハイダムの建設によって水没することとなり ユネスコによって正確に分割された上で60m上の湖のほとりの高台に移動したものです

この大規模プロジェクトがきっかけとなり「ユネスコ世界遺産」が創設されました

 

大きいラムセス二世の手元に並んでいるのは家族の像と言われています

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列柱室

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左右にラムセス二世の像があり 壁面や天井にはレリーフが刻まれています

ラムセス二世だらけの神殿です!


中の壁画は膨大でしたが その中から数枚をご覧ください(^_-)-☆

※現在は分かりませんがこの時は観光地のほとんどの場所で撮影OKでした

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これはラムセス二世がヌビア人の捕虜を打ち据えているところだそうです…

 

カディシュの戦い

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ラムセス二世治世下のエジプトと トルコのアナトリア地方を拠点とするヒッタイトとの戦争です

「公式な記録に残る戦争としては最古のもの」とされています

両者痛み分けとなり 世界で初めて成文化された平和条約が締結されました

 

神官と船まつり

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神聖化された船の前で儀式を行う場面です

 

天井の星

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昔は綺麗に彩色されていたようです

 

神殿最奥部の至聖所

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左から ラー ホルアクティ神・ラムセス二世・アメン ラー神・プタハ神

この至聖所には 2月22日と10月22日の年に2回 朝日が神殿内部を通過し 冥界神であるプタハ神を除く3体を明るく照らすように設計されたと考えられています…

ラムセス二世は 太陽光を受けて ラー ホルアクティ神とアメン ラー神と同等な力を得たと考えられています

 

(向きは正確に同じだと思いますが)神殿が移動されたことと 長年の地球の運動によるずれが生じ 現在はその日付の1日後にこの現象が起こるそうです

2月下旬の朝ではありましたが この日は残念ながら「23日」ではありませんでした

でも 太陽の光に照らされているように見えますね…

暗かったので ガイドさんがペンライトで照らして下さったのだと思います

 

アブシンベル小神殿  f:id:aranciarossa:20220125163653j:plain

王妃ネフェルタリをまつっています

正面には2体のネフェルタリ像と4体のラムセス二世像

足元には 小さい王子と王女の像があります

 

列柱室

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↓ハトホル女神 の柱

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ハトホルは 治療の神で 「牝牛」または「その頭をもつ人」として表現されます

 

太陽の船パピルス

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小舟に乗ったハトホル女神は ここでは「牝牛」の姿をしています

 

戴冠式
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セト神(左)とホルス神(右)がラムセス二世に王冠をのせています

 

タウレト女神にパピルスを捧げるラムセス二世f:id:aranciarossa:20220128011523j:image

タウレト女神は妊娠と出産をつかさどる神です

写真には手首しか写っていませんが^^;ラムセス二世の後ろにネフェルタリ王妃も描かれています

ラムセス二世には側室が大勢いましたがネフェルタリへの寵愛は特別強かったと言われています♥

だから愛するネフェルタリのために立派な神殿を築いたのですね(*^^*)

 

.....

 

ここで 壁画にちょくちょく登場しているパピルスについてご説明します

これはエジプトで買ったパピルスの栞です

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パピルスパピルス( 和名:カミガヤツリ)から作られた一種の「紙」で 古代エジプトでは 文書の作成に使用されていました

ペーパーの語源はパピルスだと言われています

のちに新しい「紙」の製法が発明されると パピルスの生産は廃れてしまったそうですが パピルス草の栽培はシチリア島に伝えられて 今でも わずかながら作られているそうです

なので お土産売り場でもパピルスを購入することができました

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このパピルスにはホルス神とネフェルタリ王妃が描かれています

下にはヒエログリフ―アルファベット変換表」が付いています

ヒエログリフ古代エジプトで使われたエジプト文字(象形文字)です

ヒエログリフの意味が分かればいいなぁと思って すまりんは エジプトから帰ってから一冊の本を購入しました

20年近く経つのに 保存状態が驚くほど良い この本は…

ヒエログリフを書こう!」フィリップ・アーダ著  翔泳社

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まだ読んだことがないのですが ^^; 

中を開くと すごく興味深い内容になっています


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ヒエログリフが分かるとエジプト観光がもっともっと楽しくなりますよね

 

エジプト旅行の資料を整理していたら未開封パピルスの巻物が出てきましたf:id:aranciarossa:20220321122118j:image

 

証明書『すべてのパピルスは本物で 手描きにより描かれています』とあります

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日本語が一番上ですが 需要が多いのでしょうか…

なぜか"証明書"だけ 手書きっぽいですね

 

中はどんなんだろう…と (今さら)ワクワクドキドキしながら開けてみました
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古代エジプトの神様たち…✨

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一番下のスペースにいくつかのヒエログリフが書かれていました…

解読したら すまりんたちの名前(苗字)でした!ので (笑) A』を表すハゲワシさんを残して 他は見えなくしています(^_-)-☆

名前も入っているということは お土産やさんで購入したものではなく たしかツアー参加の特典で いただいたんだと思います

 

.....

 

アブシンベルの神殿を見学後…

飛行機でエジプト南部の中心地 アスワンに移動しました

 ✈

アブシンベルからは首都カイロへ戻る方向に20分程のフライトです

 

アスワンで運転士さんと合流しました

ヌビアの村を通りアスワンハイダムに行きます🚐

 

アスワンハイダム (ダム下からの見物でした)

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エジプト第二代ナセル大統領のときに ソ連の資金援助によって建設されました

アスワンハイダムは現在でも世界第3位の貯水量を誇り ダム湖であるナセル湖の長さは550kmを超えて 隣国スーダンにまで伸びています

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アブシンベル神殿が沈む予定だったのが このナセル湖↑

ダム湖の中ほどのところから ダム本体に行くのに飛行機を使ったことになります

スケールが違いますね👀

このダム建設によって 毎年起こっていたナイルの洪水は無くなり 水不足は解消されましたが ナイル河口部での海岸浸食は激しくなっているそうです…

 

 

アスワンの石切り場にいきました

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石に鮮明に残っている工具の跡や 労働者が作業をしていた位置を示すラインによって 古代エジプトの石工技術を観察することができます

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すまりんたちの後方に 切りかけのオベリスクがあります

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つまり加工途中のオベリスクで 観光の目玉となっていますf:id:aranciarossa:20220125173838j:plain

次回のお話に登場する「カルナック神殿」のオベリスクを補うためにハトシェプスト女王の命で作業が開始されましたが 刻んでいる途中で 花崗岩の中にひびが現れたため放棄されたと考えられています…

非常に残念ですね^^;

完成していれば 長さは42m 重さは1200tで  通常のオベリスクよりも10mも大きなものであったと言われています

 

アスワンではファルーカに乗りました

こちらが乗船場です↘

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ファルーカとは帆掛け船のことです

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ナイル川の遊覧をしながら本日のホテル「オールド カタラクト」へと向かいます

 

ヌビア人の船頭さんと記念撮影

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天気は良かったけれど 風が強くて とにかく寒かったです…

 

遠くに赤いホテルが見えてきました

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本日のホテル オールド カタラク

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アスワン市内にある伝統のホテルで アガサクリスティーの小説『ナイルに死す』はここで執筆されました

名探偵エルキュール・ポアロが活躍する映画版『ナイル殺人事件』も有名ですね!

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室数は131室です

 

写真はないのですが…

昼食は 隣接するホテル「ニュー カタラクト」にて

大きなステーキとライス・ココナッツデザートをいただきました

『ココナッツデザートがすごく甘かった』 とだけ メモしてました^^;

 

これはすまりんたちのお部屋…

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だったらよいですが (笑)  ロビーの椅子です✨

 

廊下もお城のようです…

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(雑に)メモしていた 間取り (笑)

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『部屋は広くて天井が高かった』 と記載してました

 

お部屋の…というより "嬉し気な すまりんの写真"を数枚撮っていました

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テラス側に3つめのベッドがありました

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ナイル川ビューのお部屋です

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バスルームの画像がありました!

 ※画質が悪くてすみません^^;

手前はトイレです

右手前の洗面台の横に見慣れないものが⤵

これはイタリアなどでよく見かける「ビデ」です

この時は 初めて目にした上 トイレから離れていたので そんなモノとは知りませんでした!
洗濯物を洗う場所かなぁ…くらいに思っていました(笑)

顔を洗わなくてよかった!

ちなみにトイレの向きとは逆に 壁を向いて座るのが正しいようです

 

夕方 ちょっとだけホテルの外に出て ナイルの夕暮れを見ました

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夕食会場に向かいます…

ドレスコード(男性は襟付き上着・ 女性はスカーフ着用)があり すまりんは ちょっとましな服に着替えています

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ホテルのエレベーターは手動の網の引き戸でした!

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なんともアンティークです✨

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夕食は「ダイニング1902」 

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1902年が開業年のようです

 

天井がおしゃれでした✨

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星のシャンデリアの下で シンセサイザーの生演奏を聴きながら…

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「魚のコース」をいただきました

例によって写真はありませんが…

なぜかこれだけ↓ 写真を撮っていました^^;

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ピラミッド型のアイス… 

よっぽど気に入ったんでしょうね(笑)

 

夕食後 アスワンのスーク(市場)に連れて行ってもらいました

日本では高級香辛料のサフランが安かったので 購入しました

 

ガイドさんに薦められて アニス茶を飲みました

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すまりんには 美味しくなかったです^^;

 

ガイドさんはシーシャ(水タバコ)を吸われてました

水タバコは主にイスラム圏の嗜好品です

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フレーバーが付いたタバコの葉を熱し その煙をガラス瓶の水を通して吸います

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煙を吐き出す際の香りを楽しむものだそうです

臭いをかがせていただいたと思いますが もう記憶にありません^^;

 

  ...