今回の内容
①南朝の隠れ里 賀名生の梅林
➁谷瀬の吊り橋
③野猿
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南朝三帝ゆかりの地 賀名生(あのう)です
難しい読み方ですよね...
湊川の戦いで楠木正成を倒した足利尊氏に追われて 後醍醐天皇は吉野へと逃れることとなりました...
その逃避行を助けたのが賀名生の里の堀家だったそうです
後醍醐帝は都に戻れぬままに崩御され 吉野の宮も足利方に攻め落とされてしまいました...
後を継いだ後村上天皇は賀名生の里を皇居と定めて ここを南朝の拠点としました


以後... 長慶天皇、 後亀山天皇と3代に渡ってこの賀名生の堀家邸宅に南朝の宮が置かれました
賀名生皇居の扁額は 幕末に天誅組の吉村寅太郎によって書かれたものです
この写真の額は最近差し替えられたものですが実物は併設されている資料館に展示されています
※館内見学もしましたが(有料)撮影禁止のため写真はありません
賀名生の梅は南北朝時代から有名だったそうで 南朝の公家たちがこの地の梅
を愛でて京を偲んだ歌も残されているそうです...
(↑写真をちょっとだけ加工しました)
2月下旬~3月下旬に約2万本の梅が丘陵の麓から中腹まで覆いつくすように咲きます
口(くち)の千本
この時はまだ七分咲きでしたが桜に負けず綺麗でした
明治の初めに果実の収穫を目的として栽培が始められ 現在のような広大な梅林になったそうですよ...
お土産やさんの店先にあった綺麗な枝垂れ梅
見返り千本
梅の品種としては「白加賀(しろかが)」「鶯宿(おうしゅく)」「南高(なんこう)」「林州(りんしゅう)」などが栽培されていて、中でも賀名生梅林を象徴する梅が「林州」
昨年宿泊した大分県の「うめひびき」の客室に梅の名前が付けられていたので ずいぶん詳しくなりました(^_-)-☆
麓に咲いていた ミツマタの花
黄色が鮮やかでした✨
枝が三又になっているので花がなくても分かりやすい植物です
木の皮は和紙や紙幣の原料になります☝
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吊り橋は写真の右手前にあるのですが まず駐車場に車を置きます
ピンクの建物の左側の坂を上がったところに広い駐車場があります
料金は 単車200円・小型車500円・バス(マイクロバス)2000円
こちらが谷瀬の吊り橋⤵
もとは村の人々の生活用に架けられた鉄線の吊り橋です
全長297.7m・高さ54mで 生活用吊り橋としては日本一の長い吊り橋✨
通行は無料ですが 一度に渡るのは20人の制限があります
また GWとお盆期間中は一方通行規制が行われるようです
さっそく向こう岸に渡ります🐾🐾
下には細かい網が張り巡らされているのでスマホを落としても大丈夫ですが揺れる中での撮影は緊張します^^;
眼下には十津川(熊野川)が流れています
歩くたびにギシギシと軋みかなり大きく揺れます!
木の板の継ぎ目を観察していると恐怖が増します(^^;)
スリル満点の吊り橋した!
向こう岸(写真手前)に到着しました!
ここからすぐに折り返して戻ることも可能ですが すまりんたちはせっかくなので橋を見下ろせる展望台まで歩くことにしました
吊り橋から1.6㎞離れた所にあります(かなり登り坂が多いので時間に余裕を持っておく方がよいと思います)
近くに行くまで人が座っているのか見分けがつきませんでした^^;
一緒に記念撮影はしませんでした...
ここから227段の石段を登っていきます
隣にゆる~い?のぼり坂(まわり道)もあります
もちろん①を選びました(^_-)-☆
歩きやすい階段です!
階段をのぼり切ったら今度は下りです...
「日本一の展望台」に到着🚩
急ぎ足だと20分位で行くことができました!
展望台からは谷瀬の吊り橋が綺麗に見えています✨
せっかくなので遊んでみました(^_-)-☆
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お猿に変身したすまきがロープにぶら下がっているように見えますか?
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野猿(やえん)... ご存知でしょうか?
十津川村 特有の人力ロープウェイのことです☝
使用は無料ですがただし定員は一名です!
※この時は使用禁止になっていました
川の上に張ったワイヤーロープに吊り下げられた「やかた」に乗り 自力で引き綱をたぐり寄せて進みます!
猿🐵がつるを伝って行く様子に似ているので野猿と呼ばれるそうです
一人で行って戻ってこないといけないのでかなり勇気が要ります...
しかもロープの真ん中から後半へはやや上りになるので腕力が必要です!
途中でどうしようもなくなっても助けることができませんので もちろんすまりんには無理です^^;
十津川で もう一か所野猿を体験できる場所があります
ホテル昴の敷地内にある野猿です
すまりんたちはこちらの駐車場に車をとめて先ほどの野猿にも歩いて行きました(徒歩10分以内でした)
ホテル前の公園内には温泉スタンドもありました
無料の足湯もあります👣
ナトリウムー炭酸水素塩泉(中性・低張性・泉温75.6℃)
足湯の反対側では飲泉もできます(コロナ感染防止のため杓子はありません)
このすぐ奥に野猿はあります...
注意事項は先ほどの野猿と同様です⤵
やや年配の男性の方が乗っておられましたが...
最後上り切れなくて相手の男性に助けを求めておられました!
ますます怖くて乗れないですね^^;
すまりんたちは結局乗りませんでしたが反対側まで歩いて行ってみました
対岸から先ほどの野猿が小さく見えています⤵
ロープの端はこういうふうになっています⤵
なんだかちょっとたよりないような気もしますが(笑)
次回は川湯温泉のお宿のお話です(^_-)-☆