長かったコロナ禍も一段落し ようやく海外旅行が許される雰囲気になってきました
6月の上旬 すまきとすまりんは 以前から行ってみたかったシチリアを旅してきました!
本日より11回に分けて 1週間の旅のお話をさせていただきたいと思います
※今回は 翌日の午前までのお話になります(^_-)-☆
ブーツの形をしたイタリア半島
そのつま先にある 三角形の島がシチリア島です
シチリア島は地中海最大の島で その大きさは四国の1.5倍ほどです!
シチリア州には独特の絵が描かれた旗があります
旗の中央にあるのはトリナクリア(=3つの岬という意味で シチリアの古い名称)
なんだか奇妙に見えますが こうした意匠は三脚巴(トリスケリオン)とよばれ 欧州ではしばしば使われる伝統的な紋様のようです☝
3本の足は 西のマルサラ・南のパキーノ・東のメッシーナという三つの岬を頂点とする三角形を表しています
そして中央の顔は ギリシア神話のメデゥーサだと考えられています
目を見ると石に変えられてしまうという 怖い怪物ですね💦
昔は (永遠の時をかける)翼と共に メデゥーサの髪である「蛇」があしらわれていましたが 古代ローマ時代にシチリアがローマ帝国の食糧庫となったことから 豊穣と繁栄のシンボルである「麦の穂」に置き換えられたそうです✨
ところで
イタリアには根深い南北問題があり 南の地域は貧しくて 交通インフラが整っているとは言い難く 一度にシチリアを全部見て回るには一週間ではとても足りません💧
...ということで
今回すまりんたちは州都パレルモを中心にシチリア島の北部を旅してきました
すまりんは もうかれこれ10年 イタリア語を勉強しています
NHKの語学番組も見ているのですが
2019年には俳優の小関裕太さんがシチリアを旅されていました!
時折 テレビ画面の写真も織り交ぜながら お話ししたいと思います(^_-)-☆
いつも一緒に旅するちいさな須磨は今回はお留守番組...
※写真はちいさな須磨と等身大の須磨
二年前にお空に行った愛猫の分身で 共に小さなお骨を封入しているのでとても大切なのです
寂しそうだったけど 猫じゃらしでごきげんに✨
今回は こちらのプチ須磨を連れて行きました⤵
ーーーーーーーーーー
出国時の写真です
機内泊を含めて8泊の旅ですが 二人の荷物はこれだけ!
国内線の機内持ち込み可サイズのスーツケースとショルダーバッグに全て詰め込みました(^_-)-☆
海外旅行で乗り継ぎがある場合 ロストバゲージの可能性がありますよね
すまきが一度経験しました^^;
これまでは その対策として 初日に必要な着替えなどをサイドバッグに入れて手荷物として機内に持ち込むようにしていました
けれど今回の旅は到着初日からの移動が激しいので ロストバゲージは絶対避けたいところ!
荷物を預けなくてもすむように...
衣類は圧縮し 他はパズルのようにして押し込みました
参考までに...
すまりんたちの 海外旅行 準備リスト(※国内旅行以外の物)
・パスポート
(期限をチェック / 紛失に備え 一部コピー)
・戸籍謄本・顔写真
(パスポート紛失の際に備えて互いに持ち合います)
・クレジットカードの番号 控え (&連絡先TEL)
・セキュリティーポーチ
・海外通貨
・耳栓・アイマスク・保湿マスク・首枕
・使い捨てスリッパ(機内・ホテル)
・ジップロック(液体の容器を入れるため)
・トイレ消毒用品
必要ならウォッシュレット的なもの (海外にはありませんね)
・常備薬(紛失に備え 予備を分けて持っておく)
・ユニバーサルコンセント
・ルームウェア
・シャンプー・歯ブラシ・歯磨き粉など
・衣料用圧縮袋
・ティッシュBOX
・ガムテープ(重いので 半分以上使用したもの)
・タオル(割れ物を包む時にも)
靴等はシャワーキャップに包むとコンパクト(^_-)-☆
滞在が1日伸びても大丈夫なように荷物を準備します
乗り継ぎがある場合 荷物を預けるならロストバゲージ対策を!
恥ずかしいのでスーツケースの中はお見せできませんが(笑)
国内旅行でも必要な衛生用品や充電器などもちゃんと入っています
また 今回の旅は 火山ツアー(登山)や 温泉体験⁉などもありますので そのあたりも考えて準備しました(^_-)-☆
イタリアまでは羽田発の ITA Airways(イタ エアウェイズ)の直行便にしたのですが…
心配だったのは ローマでの乗り継ぎ時間...
予定通り20時10分にローマに到着したとして 22時発シチリアのパレルモ行きの便まで 入国審査も含め 2時間もありません
そして22時発はパレルモ行きの最終便なので これを逃すと翌朝の始発便まで途方に暮れるばかりか 旅程も大幅に変更しなくてはなりません💦
遅延がないことを祈るばかりです...
※欠航や遅れで乗り継ぎができないこともあると聞き 万が一に備え すまきが出発直前に国際運転免許証🚗を取得しました
運転の荒いイタリアでレンタカーを使いたくはありませんが(笑) 選択肢を増やしておくにこしたことはないという判断です
そして 案の定...
羽田の出発時間は1時間遅れになりました^^;
羽田の地上係員のかたの「皆さん乗り継がれるので大丈夫ですよ」という言葉を信じてローマに向かいました
機内食は3回
※これはイタリアンですが 和食も選べました
時差ぼけ防止のため (暗くて食欲もないので) 機内食は毎回は食べないのですが 今回はいただきました(^_-)-☆
全て美味しかったです(*^^*)
ITA Airwaysですが 日本発なので日本の商品もありました⤵
※行き (日本発)のほうが機内食は美味しかったです
ロシア上空を避けるためフライト時間は必然的に長くなっていて ローマまでのフライト時間はなんと14時間45分!
足を伸ばせる一番前の席を予約できましたが 3列席で すまりんの左から大きな男性がはみ出しておられたので窮屈でした^^;
機長さんの頑張り (?) で 到着時間はどうにか30分遅れで済みました
イタリアでは日本のパスポートは絶大な信頼があるらしく 入国審査は自動化ゲートの顔認証だけで全く素通りでした(^_-)-☆
(帰国時の日本の入国審査の方が厳しく思えるほどでした^^;)
その後 やたらと広大なローマのフィウミチーノ空港の中を スーツケースを引きずって走りに走り💨 どうにか無事乗り継ぎできました^^;
けっこうギリギリだったんですよ💧
まさに ロストバゲージ必至の状況だったと思います💦
「皆さん乗り継がれるので大丈夫...」というのは一般論だったようで(笑)シチリアに向かう機内に 日本人は見当たりませんでした^^;
⇩ ⇩ ⇩
この時期は サマータイム適用中で 日本との時差は7時間
日本はもう翌朝の6時です(^_-)-☆
パレルモ空港の現在の正式名称は 「ファルコーネ・ボルセリーノ国際空港」
シチリアの2人の英雄の名前が付けられています!
シチリアと言えば ”ゴッドファーザー”の舞台でもありますよね
マフィアに勇敢に立ち向かい 後に殺害されてしまった二人の裁判官...
彼らは幼なじみだったそうですよ
いきなり ちょっと悲しくなりますね💧
この時間に公共交通機関はありません
タクシーはふっかけられることも多いと聞いていたので ホテル予約時に空港送迎のオプションを付けておきました(^_-)-☆
空港出口でドライバーのかたが待っておられ 荷物を運んで下さいました
ホテルまでの所要時間は約30分
金額は50 €(ユーロ) ※この時は1 €=170円ほどでした
それにしても駐車車両の多いこと💦そして 夜中でも自転車が飛び出してきます
レンタカーで移動なんて とうてい無理ですよね^^;
パレルモ駅近くのホテルに到着
既に入り口の扉は施錠されていましたが 遅くなる旨 あらかじめ伝えておいたので 呼び鈴を押すと 扉が開きました
格子戸付きの古いタイプのエレベーターがありました
自分で閉めます⤵
HOTEL del CENTRO ※ CENTROは”中央”という意味
翌朝 始発の電車に乗る予定だったので先に支払いを済ませました
手前がすまりんたちのお部屋です
※タンスの上のお水は購入したもの
出国後に購入したお水のペットボトル2本をローマ空港の乗り継ぎ時に無残にも(笑)ボーンと投げ捨てられてしまい その後はお水を買う時間がなく このホテルで購入しました^^;
クローゼット
洗面所
シャワージェル (シャンプー兼用)が置かれていました
ドライヤーは どこもこういうタイプでした⤵
強弱調整や冷風などはありませんが 軽いので使い勝手はわりといいかも...
シャワールーム
バスタブはありません
※今回宿泊したホテル全て バスタブはありませんでした
お手洗い
※左はビデなので顔や手を洗わないように注意です(笑)
翌朝は4時起きのためシャワーを浴びたらすぐ床に就きたいところですが 荷物の整理もあったので 2時間くらいしか眠る時間はありませんでした^^;
4時半すぎ 荷物を持って出発しました
なんて ハードスケジュール...^^;
まだ暗いパレルモ中央駅
イタリア国鉄は Trenitalia(トレニタリア)と言います
駅にはたいてい自動券売機がありますが 多くても数台しかなく いつも落ち着いてゆっくり切符が買える状況にあるとは限りません
さすがにこの時間帯は大丈夫でしたが...
ただし 早朝の窓口は当然のように閉まっています
なので 切符を買うのはネットがいちばん!
アプリをスマホにダウンロードしておけば 時間のある時に購入しておくことができます
使い方も簡単で 「乗換案内」のように出発地と目的地を入れたら 候補の列車が表示されて 選択していくとクレジットカードやAmazon Payなどで購入することができます
注意が必要なのは 普通電車(Regionale)でも 便の指定が必要なところです
日本のように目的地までの切符があればどの電車に乗ってもよいというわけではないようです
あと 購入した切符は出発時刻までにCheck-Inのボタンを押して有効化させる必要があります
電車に乗り込んで 係の人がまわって来たらQRコードを読み取ってもらえばOKです
5:07発の始発電車
Trenitaliaの車両はHITACHI製! 日本企業も頑張ってますね(*^^*)
おしゃれできれいな車内✨
パレルモから一気に 東のミラッツォに向かいます→→
海をのぞむ車窓から 朝日が差してきました✨
本日の宿泊先 エオリア諸島の島影が見えてきました!
列車に揺られること150分...
ほぼ定刻にミラッツォ駅に到着
港のある中心街からは離れているので 港に行くにはバスを使う必要があります
駅前にとまっていたバスの運転手さんに行先を確認して 乗車!
運賃は一人1.4€でした
朝から何も食べていないので 港の前のバールで朝食をとりました
イタリア人は朝食に甘いパンやケーキを食べると聞きましたが 確かに甘いものしかありませんでした(笑)
すまきはピスタチオクリームのクロワッサンと クリーム入りのアイスコーヒー
すまりんは生絞りオレンジジュースと…
vuoto(カラの)... いわゆるプレーンのクロワッサン
結局 vuotoがいちばん美味しい?という噂です(笑)
こちらが渡船の待合所兼切符売り場
シチリアの離島フェリーはLIBERTY linesという会社が有名なようです
すまりんたちはあらかじめ日本で切符をネット購入したのですが 買い間違えて再度購入したため チケットがダブってしまってました💦
※キャンセルの返金は現地の窓口でしかされないので ネット購入時は注意!
頑張って勉強した甲斐あってイタリア語で無事返金交渉できました(*^^*)
待合所のバールは 翌日に島から帰ってきた時 利用しました
あらゆる所にバールがあるので ある意味便利です(*^^*)
日本のコンビニと一緒ですね!
ミラッツォの港からは イタリア本土の山並みが見えていました
高速船に乗り込み いざ「エオリア諸島」へ出発!
次回は