すまきとすまりんは 岩手県一関市の猊鼻渓(げいびけい)にやってきました
ちょっと変わった名前の由来は のちほど(^_-)-☆
ところで 同じく一関市には 猊鼻渓(げいびけい)と名前が混同されそうな厳美渓(げんびけい)という渓谷もあります⤵
厳美渓名物「空飛ぶだんご」が有名ですが 冬季はお休みされていて今回はご紹介できません💦
気になるかたは 検索してみて下さいね(^_-)-☆
船着き場の近くに駐車場があります
近隣の駐車場は有料ですが 少し離れた所に無料駐車場もあります
猊鼻渓は 耶馬渓(大分県)・嵯峨渓(宮城県)と共に日本三大渓の一つです✨
ここから船に乗って観光するのですが...
特筆すべきは『日本で唯一 "竿のみ"で往復』ということ!
緩やかな川ではありますが 舟にエンジンが付いていないので 船頭さんの技術と体力勝負!ということですね✨
チケット売り場
すまりんたちは12:00発のチケットを購入
時間まで 併設の売店(待合所を兼ねますが椅子は数人分です)で待機しました
双子姉妹の"きんさんぎんさん"の写真がありました!
1994年 103歳のお誕生日に乗船されたそうです
「きんは100歳 ぎんも100歳 ... ダスキン呼ぶなら100番100番」
ってCMがありましたが もうそんな昔のお話だとは 💦
待合所では お土産品の他 揚げもちやソフトクリームも販売されていました
ずんだ味は 東北だから想像つきますが くらげはインパクト大です👀
「くらげのコリコリの食感をお楽しみください」と書かれていました
寒かったので! 残念ながら食べませんでした (笑)
鴨のエサが販売されていました
1袋50円と良心的なお値段だったので すまきと1袋ずつ購入(^_-)-☆
船はこちらから出航します
出発5分前には 行列ができていました
列の先頭から乗船します
紅葉は終わったけど 雪はまだという微妙な季節...
しかも平日だったからか 日本人観光客は皆無に近く 外国人観光客(台湾・香港・シンガポール...)ばかりで すまりんたちは遠慮して列の最後尾につきました
船頭さんがチケットをチェックされますが「ニーハオ」の連続💦
すまりんを見た船頭さんが ちょっとうれしそうな顔をして「ジャパニーズ?」と質問されました
雰囲気で分かったのか マスクをしていたからなのか...
「ジャパニーズ(笑)」と 答えて乗船!
日本人は4人だけでした💧
靴は脱いで 靴箱に入れ 好きな場所に座ります
※ 冬限定(12月~2月)で こたつ舟になります(*^^*)
でも 外気は寒いので あたたかい服装がおすすめです(^_-)-☆
オレンジ色のは非常用の浮きぶくろで 船の両側にずらりと並んでいます
船頭さんは ほぼ日本語しか話されませんでしたが おしゃべりする海外観光客の注意を引き ジェスチャーや片言の英語をまじえながらしっかり使用方法を説明されました
船内ではお弁当の販売もありましたが 冬限定で 名物の「木流し鍋」もいただけるそうです(要予約)
12:00 出発
窓は開けてもOK(^_-)-☆
発着場の隣のツルっとした大きな岩は✨鏡明岩✨といいます
これから往復90分かけて 石灰岩が浸食された2kmにわたる渓谷を観光します
船着き場にいた鴨たちが 勢いよく追いかけてきました!
エサをもらえることを分かっているんですね(*^^*)
鴨のエサは船内でも購入できました(^_-)-☆
船頭さんは20名ほどおられるようで 一つの船には2人の船頭さんが乗船されます
チケットをチェックされた船頭さんが 前方に腰掛け解説をして下さいました
お話は ユーモアたっぷりでとても面白かったのですが 日本語なので 外国人のかたには伝わっていないようで ちょっと残念💦
時々 英語や 中国語の言葉で乗客を引き付けておられました
みんな ワイワイおしゃべりされたり 鴨にエサをあげたりして あまり注意をはらっていないようでしたが 船頭さんが自己紹介された時などは拍手で盛り上がっていましたし マナーがわるいという印象は特になかったです...
船頭さんもこういう状況は 慣れっこみたいでした(笑)
「毘沙門窟」の近くにさしかかりました
船からお賽銭を投げて うまく入れば願いが叶うということ✨
賽銭箱に硬貨が入ると チリン✨と綺麗な音が出るそうですが 外国人のかたには 伝わらなかったようです💦
すまりんたちは10円玉を持っていなくて(←別に10円である必要はないのですけど笑)お賽銭を投げることができませんでした^^;
お札を入れたい場合は船頭さんが預かって下さるそうです(←笑)
賽銭箱に入り損ねた硬貨が シートの上にいくつか落ちていたようです!
船尾で船を操縦されておられた船頭さんが船をとめて岸に降りられ 硬貨を賽銭箱に投げ入れて音を聞かせて下さいました
動画はないのですが 鉄琴の音色のような とても澄んで綺麗な音でした✨
次は10円玉いっぱい用意しておかなくちゃ!
上まで写っていないのですが 雨宿りに利用されたと伝わる「あまよけの岩」らしいです
それより...
オレンジで囲った部分が 怖い顔に見えませんか?
船頭さんが「スマホで撮ったら分かりやすい」と教えて下さったのですが 多分ここを指しておられたのだと思います
吐雲峰
霧が漂う時 ここから雲が出てくるように見えることからこの名が付いたそうです
実際 とても幻想的なのでしょうね✨
ところで (写真はないのですが...💧)
切り立った崖の左右に 間もなく「夫婦岩」と称される大岩が見えてきます
今回の見どころの一つのようで 船頭さんが説明して下さいました
左手に見える「壮夫岩」は 往路ではすまりんの位置からは見えづらく 写真を撮るタイミングもなかったのですが 一方「少婦岩」は窓の正面に見えていました
でも 「壮夫岩」を見逃したこともあり ちょっと興味が失せてしまい 激しく寄って来る鴨の動画を撮るのを優先させてしまいました^^;
すまきに期待していましたが すまきも鴨の動画を撮っていたようで 気づいたら鴨の動画だらけでした😱
そのうちのひとつ... 24秒の動画です⤵
ここでもう一度 最初の看板の写真をご覧ください(^_-)-☆
出発して30分後... 三好ヶ丘という舟着場が見えてきました
ガイドをされていた船頭さんも長い竿を手にし 岸に向かって船を進めておられます
ここで 一旦 船を降りて 奥の岩まで散策します🐾🐾
予定時間は20分とのこと...
12:50には 再び船に乗って 最初の舟着場へと戻っていきます
今は何もないですが 後方の大岩は 紅葉の季節に鮮やな「錦壁岩」
左手に見えるのは 屛風岩⤵
歩くこと 5分ほどで げいび橋に着きました
橋の正面の大岩は 仙帯岩
帯状の模様が特徴的ですね✨
橋を渡ったところで 船頭さんが写真を撮って下さいました(*^^*)
パノラマモードで 迫力写真も撮って下さいました
そして ... 猊鼻渓の名前の由来となった岩が現れました!
大猊鼻岩(124ⅿ)の 獅子ケ鼻✨
岩から突き出たこぶ状の鍾乳石が 猊(獅子)の鼻に似ているので「猊鼻渓」と名付けられたそうです
たしかに ライオンの鼻っぽいかも...🦁
お鼻の前で ちいさな須磨も一緒に記念撮影💛
「須磨のお鼻も負けてないね(笑)」
大猊鼻岩には 綺麗なレモン形の穴が開いています
この穴に 素焼きの玉を投げてうまく入れば願いが叶うそうです✨
ということで
脇には「運玉」の販売コーナーがありました
日本語をのぞく各国語で説明が書かれています
もはや日本人よりも 海外からの観光客が多いのでしょうね^^;
(逆に言えば 外国人がいなかったら 舟下り会社は倒産しそう…!?)
運玉には「恋」「愛」「絆」「福」「禄」などの文字が彫られています
3個で100円!
皆さんチャレンジしてましたが すまりんたちは今回は見学のみ(^_-)-☆
どうせ 子どもの頃から腕力の無いすまりんには無理な距離です^^;
すまきも多分自信なくて 他の人に見られるのが恥ずかしかったんだと思います
この運玉投げは 宮崎の鵜戸神宮からヒントを得た(=そのままいただいた笑)と 船頭さんが話されてました
猊鼻渓では 年に何度かの清掃作業で 船頭さんが穴に入った運玉を回収されるそうですが 小石もいっぱい入っているそうで💦 嘆いておられました
神聖な場所なので くれぐれも小石は投入れないで!とのこと...
12:50に出発予定だったのに 運玉が人気すぎて(?)13:00ごろの出発となりました💧
途中ですれ違う予定だった船が 到着してしまいました💦
この船も満員で 多分 全員が中国系の人だったような気がします
鴨は 常に船の周りをマークしていました
帰りは特に解説はありませんが ガイドの船頭さんが唄を披露して下さいました
「げいび追分」という代々伝わる舟歌(民謡)です♪
川面には船頭さんの唄が響き渡り...
この時ばかりは みんなシーンとして 歌に聞き惚れている感じでした
鴨の動画と共に 船頭さんの歌声を たった19秒ですがお届けします♪
なかなか旅情あふれる感じで よい思い出になりました✨
けれど
かなり時間が押していたようで 次の出航時刻が迫っているもよう💦
。。。と この時
小型ボートが近づいてきて すまりんたちの乗った船を後ろから押し始めました!
エンジンがないので 緊急時(?)には こうやって対応するみたいです^^;
13:20ごろ 無事に船着き場に戻ってきました
ちょっと駆け足でしたが 猊鼻渓のお話は 以上です
一緒に舟下り気分を味わっていただけたら 嬉しいです(*^^*)
次回は
以前 温泉付きのお部屋に泊まれずリベンジした「うなぎ湯の宿 琢ひで」のお話です