すまりんの てくてく ふたり旅

部屋付き温泉のある素敵な宿と美食を求め 夫のすまきと全国飛び回ります!

名水百選「別府弁天池」と秋吉台のパノラマ

山口県に美しい池があると聞き すまりんたちは秋吉台の近くを訪れました

目的の池は山口県の中央部 美祢(みね)市の田園地帯にあります

 

駐車場が整備され 観光バスもとまっていました

 

名水百選✨にも選ばれている「別府弁天池」

 

水汲み用の蛇口が設けられていて ポリタンクに水を汲む人がひっきりなしに訪れていました


ちいさな直売所にはB Benten Blue ”と書かれたのぼりが...

 

直売所の横の路地を進みます🐾🐾

池から流れてくる疏水も涼やかです(*^^*)

石碑の向こうに エメラルド色がのぞいていますね⤵

これが別府弁天池です✨

写真ではちょっとお伝えしきれないのですが...

目の覚めるようなエメラルドブルー🩵

 

背景が素晴らしいので すまきも爽やかに撮れました(^_-)-☆

すまりんはちいさな須磨と一緒に(^_-)-☆

ちいさな須磨は2022年にお空に行った愛猫の分身です

 

池の周りには常に人がいましたが 何とか静かな写真も撮れました

浅く見えますが 水深は4mもあるそうです!

カルスト地形に見られるドリーネ(すりばち穴)とよばれる構造で 池底から毎秒186リットルの水が湧きだしています

水温は およそ14℃に保たれているそうです

適度にカルシウムを含んだこの水は飲用に適し「1杯飲めば1年 2杯飲めば2年長生き」と言われているそうです

 

ちょっとの日の当たり加減で表情が変わる気がして何枚も写真を撮りましたが あとで見たらだいたい同じでした(笑)

 

池のほとりに 弁財天を祭る厳島神社があります

当地を開墾していた長者が 水が足りなくて困っていたところ 白髪の翁に導かれてこの泉を得たのだそうです

 

石の鳥居から池の方向を撮影した写真も 神秘的でした✨

 

一方 池から流れ出す川の底は...

青い池とは対照的に赤い石で敷き詰められたようになっています

これはタンスイベニマダラという藻類が石の表面についているために赤くなっているのだそうです

綺麗な水でしか育たない藻だそうで 環境省レッドリストで準絶滅危惧種に指定されている貴重な物なのだとか...

こちらも珍しい光景でした✨

 

水は生活用水として使用され "にじます"の養殖も行われています

 

池のほとりに ます料理の店がありました

※今回すまりんたちは利用していません

 

秋吉台ジオパークの案内看板に「白水の池」が紹介されていました

この近くだし「池」繋がりで 行ってみることにしました(^_-)-☆

 

 

収穫間近ののどかな農道を進みます🚗

 

コスモスの花がいっぱい咲いていました(*^^*)

 

こちらが白水の池

道端の広くなったところに数台駐車できるスペースがありましたが 穴場のようで誰もいませんでした

 

池の中央にはお社がありました⤵

白水の池は農業用のため池ですが 奥の木が茂っている辺りの池の底から水が湧き出しているのだそうです

手前の用水路へどんどん水が放出されていますが 池の水が減っている気配はなさそうでした

 

青い空と緑が映えますね✨

 

お社の島へ橋がかかっています

でも パイプを連ねた橋は心もとなくて 渡るのは危険そうでした^^;

 

ちいさな須磨なら渡れるかな?

秋吉台石灰岩層を通り抜けてきた水は少し白濁していて そのために「白水の池」という名がついたそうです

 

池の端の木陰に座って ぼ~っと眺めていたい景色でした

 

ここから5分ほど車を走らせた場所に 有名「秋吉台秋芳洞」があります

秋芳洞には20年以上前に(笑)行ったことがあります

※「写ルンです」で撮影したと思われる写真で アルバムにはこの2枚+すまきと同じ場所で撮影したすまりんの写真しかありませんでした^^;

実際の鍾乳洞は 広大で素晴らしい景色です✨

 

今回は時間の都合で鍾乳洞はパスして 秋吉台カルスト台地を見に行きました🚗

秋芳洞の入り口から車で3分ほど坂道をのぼると秋吉台展望台があります

砂利の駐車場にとめましたが 調べてみると正面にきれいな駐車場もあったようです

 

秋吉台を縦断するカルストロードの下をくぐりぬけます🐾🐾

 

立派な展望台がありました!

まさにコスモスが花盛り✨

 

青い空に白い雲...

なだらかな緑の丘には"ピナクル”とよばれる羊の群れのような石灰岩の白い石が点在していました

 

Mine秋吉台ジオパークセンター  Karstar(カルスター)

秋吉台を眺めながら寛げる無料休憩スペースで カフェも併設されています

おいしそうなシャーベットも販売されていました

サラダほうれんそう・くり・りんご・秋芳の梨・酒粕(日本酒:天美) etc...

 

景色の見えるカウンターで 秋芳の梨のシャーベットをいただきました



ちいさな須磨がキャリーから出てきました!

須磨も 景色より ジェラートです(笑)

ジェラートはさっぱりとした甘さでとっても美味しかったです(*^^*)

でも ここからの景色だと建物や道路が写り込みやすいので もうちょっと秋吉台の中心部の展望台「美東展望所」に行ってみることにしました🚗

 

地図を一見すると 秋吉台展望台からカルストロードを北に進めば行けるように見えますが 赤丸で囲んだ部分は四つ辻ではなくトンネルの立体交差になっています

カルストロードから行く場合は 少し先の長者ヶ森駐車場から徒歩で...

直接車で行くなら ぐるっと大回りして東側の国道490号線から細い道を進む必要があります

 

すまりんたちは「長登銅山」に寄りたかったので大回りのコースで…

※次回 長登銅山のお話をさせていただきます(^_-)-☆

すすきの繁る丘の間を縫うように進みます🚗

坂をあがると ちょっと寂れた展望所に到着しました

3台分くらいの駐車スペースがありました

※この先は行き止まりです

 

展望台に上がってみました

ずっと向こうまで 草原の丘が続いています

 

丘の間を カルストロードが横切っているのが見えますね

車のCMに良さそうだなと思ったら...

実は 日産・ホンダ・ダイハツとCMのロケに何度も使われていました

それで こういうイメージが浮かんだのでしょうね^^;

 

誰もいない草原...

雲がゆっくりと流れていきます...

上の写真の右のほうに ぽつんとたたずむ森がありますね

 

「長者ヶ森」といいます

昔 贅沢におぼれて物を粗末にした長者が 神様に見放されて落ちぶれたという”長者が森伝説”が残っています

平家の落人が住んでいたという伝説もある不思議な森だそうです

神聖な場所なので そのまま残されているようです

パワースポットと言われ 森の中を抜けることもできるそうですが すまりんたちは遠くから眺めるだけにしておきました(^_-)-☆

 

よく見ると 林立するピナクルで山肌がまだら模様になっています

手前のピナクルとちいさな須磨の耳を同化させてみました(^_-)-☆

ちょっと無理がありますかね(笑)

 

次回は「長登銅山」のお話です

萩八景 雁嶋別荘(萩温泉〜山口県)②

夕食開始時刻は18:00/18:30/19:00から選択できました

このお宿は 萩八景のひとつ「鶴江夕照」を見られるお宿なので ぜひともお部屋のテラスから 日の入りの景色を見たいところです

チェックイン時に夕食時間を決める際 スタッフさんと相談したところ 『もう日の入りも早いので18:00スタートでもギリギリ大丈夫でしょう』ということでした

 

「萩八景 雁嶋別荘①」からの続きです

 

17:45  無事に お部屋から綺麗な夕日を拝むことができました

 

17:59  太陽が指月山の背中に隠れました

 

急いで 夕食会場に向かいます💨💨

夕食は本館(パブリック棟)一階の会場にていただきました

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テーブル席もありました

 

すまりんたちは 半個室のお部屋に案内されました

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なんとなく履き物を脱ぎたくなりますが 館内履きのまま上がります!

 

隣にもう一台テーブルがありましたが ロールスクリーンで仕切れるようになっていました

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この日はお隣は空いていたので スクリーンは上げられていました

 

ドリンクメニュー


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すまきは 東洋美人 300ml  を注文

メニューにあった説明によれば…

「芳醇な香りと透明感のある口当たりで 爽やかな旨味と酸のバランスが優れている」ということです

「The 日本酒って感じ!」と すまきは言っていました(笑)

 

すまりんは シャーリーテンプルジンジャエール系)

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ハリウッド女優の名前がつけられたノンアルコールカクテル✨

ノンアルカクテルの代表格なんですね…

強めのジンジャーエールに ほんのりグレナデンシロップの甘みが合わさって すっきりとした後味でした

 

 

お品書き

 

 

豆乳豆腐と季節の彩り

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【豆乳豆腐】

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豆乳を葛で固めた葛豆腐です

いくらと菊花がトッピングされていました

 

【季節の彩り】

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ニシ貝のわさび和え

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さんまのバッテラ

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栗の渋皮煮

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栗のイガは ちくわにそうめんを挿して揚げてあるように思われました

栗も美味しかったですし イガも美味しくいただきました

 

トコブシ

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里芋の酒蒸し 

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皮ごとをおすすめしていただきましたので そのままいただきました

でも やっぱりちょっと歯触りが気になりました^^;

 

二色真丈 

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"チーズ入りかまぼこ"のようでした

 

 

萩の旬の地魚盛り

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添えられているキンギョソウや 四角い大根のかつら剥きも 食べられます

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新鮮なアジ・イカ・まぐろ…

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そして ウニ

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横に添えられているのは シャキシャキのハスイモです

 

 

むつみ豚の角煮

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「むつみ豚」は萩のブランド豚だそうです

パンを食べて飼育されているので 臭みがなく甘くて柔らかい肉質になるのだそう

 

紙のランチョンマットを眺めていたら 待ち時間も退屈しませんでした

あとで新品ををいただけます

(希望なら フロントに声をかけて下さいと言われました)

 

 

鮑蒸し焼き

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先に アワビにバターをのせて…

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蓋をします⤵

 

美味しそうに焼きあがりました

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   ⇩ ⇩ ⇩

お皿に移し ナイフとフォークで自分でカットしながらいただきました

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すまりん… 飲み物2杯めはアルコールいきました!

果実種(ライチ)を ロックで✨ 

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爽やかで甘い飲み物を期待していましたが お子さまには(笑)苦みが強く これはちょっと残念でした^^;

※お酒好きなかたなら きっとおいしく飲まれるのだと思います!

 

 

ふく刺し

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山口といえば 期待していました✨

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鮮やかなお皿に盛りつけられています✨

とっても美味しかったです(*^^*)

 

 

長萩和牛しゃぶしゃぶ鍋 

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「長萩和牛」は 萩生まれ萩育ちの 萩のブランド黒毛和牛✨

脂質の融点がとても低く 口溶けが良いのが特徴だそうです

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まずは野菜から投入…

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一旦蓋をして煮立たせ…

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沸騰したら

お肉をしゃぶしゃぶしながら いただきます!

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萩には牛も豚もオリジナルブランドがあるんですね!

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ポン酢で あっさりと 美味しくいただきました

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萩万十

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お料理でも「まんじゅう」と名のつくものはだいたい美味しいです✨

"里芋"のペーストの中に 萩の名産の"甘鯛"が入っていました

やさしいお味で ほっこりしました(*^^*)

 

 

鯛茶漬け

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お茶碗は萩焼です

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ごはんの量を聞かれましたので

すまりんは「少ないめ」にしていただきました

 

鯛漬け

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まぜてご飯の上にのせるのが いちばんおすすめの食べ方ですが

そのまま食べても美味しいですよ!とのこと

 

「鯛茶漬け」だけど"お茶"じゃなくて "お出汁"をかけて下さいね!と注意がありました

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ご飯増えてますが…(笑)

すまりんは 鯛も1枚すまきにあげましたので 写真は すまきのです

鯛の旨味にごまだれのコクが合わさり サラッと美味しくおなかに収まりました

 

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ライチの果実酒まで飲むことになったすまきは おてもやん(笑)

 

 

特製プリン

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満腹でしたが プリンは問題なく別腹におさまりました(*^^*)

 

地元萩の産物を存分に楽しめるお料理の数々 大変満足でした

ごちそうさまでした(*^^*)

 

せっかくすすめて下さったので ランチョンマットの新しいのをいただきました

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萩城下の武家屋敷を描いた地図は 今の町割りとほとんど変わらないので この地図で萩の城下町散策ができそうです🐾🐾

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左上隅の萩城本丸がほとんど雲の絵に覆われて 縄張りがわからないようになっているのがおもしろいです!

 

 

食後 外に出てみました

星空ではありませんでしたが 月が綺麗に輝いていました

 

川面には 萩の夜景がきらきらと揺らめいていました✨

 

 

ーーーーーーー

翌朝…

よく晴れて 鶴江の水面は穏やかでした

 

朝食は 本館2階で「和定食」をいただきました

開始時刻は 7:30/8:00/8:30

チェックイン時に決めておきました

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すまりんたちは7:30スタートです

一番乗りでした(*^^*)

 

眺めの良い席に案内して下さいました

 

食後の飲み物はセルフです(コーヒー・紅茶・お茶・水)

ダージリンカモミール・レモンジンジャー・ローズヒップ

 

 

お料理が揃いました

 

お目覚めドリンクのオレンジジュース とほうじ茶

 

イカの糸づくり

 

焼鮭とかまぼこ

 

玉子焼き

とても甘くて すまりん好みでした💛

すまきは 玉子焼きが甘すぎるのはちょっと苦手みたいです(笑)

 

フキ と がんもの 含め煮

 

ほうれん草のおひたし

 

もずく酢

 

香の物

 

海鮮味噌汁

アサリ・エビ・鯛のあらなどが入っていて よいお出汁が出ていました✨

 

ご飯もふっくら✨

 

明治創業 萩の老舗 井上商店の「しそわかめふりかけ」

山口みやげの定番のようです✨

 

食後はセルフコーナーでドリンクをいただいてきました

どれにしようか迷った挙句 すまりんは 美容に良さそうなローズヒップにしました

 

冒険心のないすまきは 普通にコーヒー

 

チェックアウトは10時なので あまりゆっくりはできませんが 

大浴場やお部屋のお風呂を堪能して お宿をあとにしました(*^^*)

 

 

次回は きれいな青い池のお話です(^_-)-☆

 

萩八景 雁嶋別荘(萩温泉〜山口県)①

萩観光の後 すまきとすまりんが訪れたのは   松本川の河畔に建つ素敵な温泉宿です

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萩八景 雁嶋別荘山口県萩市

チェックイン15:00 チェックアウト10:00

玄関前の駐車場に車をとめるとスタッフのかたが出て来られ案内して下さいました

 

※送迎はありませんが JR「東萩駅」から車で3分 または 萩循環まぁーるバスの『西回り』の停留所「新川南」から徒歩5分のアクセスです

 

大正モダンなロビー✨

入り口はお洒落なステンドグラスの自動ドアでした

 

内側から見た写真です⤵

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中央にフロントがあります

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右奥は夕食会場

フロントデスクの後方が売店です

 

売店

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山口銘菓やフグの加工品  萩焼などが並んでいました

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ラウンジ「雁嶋倶楽部」

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こちらでチェックインの手続きを行いました

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ウェルカムドリンクの柚子ジュースをいただきました
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夕朝食の時間も決めておきます
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レンタサイクルの割引券や 「萩焼会館」「萩城窯」の買い物割引券 & 「萩焼会館」内のスタンドカフェで利用できるコーヒー券をいただきました

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すまりんたちは つい先ほど「萩城窯」で看板猫さんに釣られ(笑) 萩焼を買ってきたところでした^^;

明日行けばよかったです…(笑)

 

お部屋の鍵は 美しい景色のカードキーでした

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二枚あるのは便利です(*^^*)

 

館内は禁煙で 喫煙所は屋外にあります

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客室に案内していただきます

中庭の石の通路を横切り 左手の宿泊棟へ移動します←←

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庭では萩の花が満開でした✨

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ここから先が宿泊棟になります

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セキュリティもしっかりしていて安心です(*^^*)

 

エレベーターと階段がありました

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階段の向かいに ラウンジがあります 

←←通路をそのまま行くと大浴場があります

※ラウンジと大浴場は 後半でご紹介しますね(^_-)-☆

 

総客室数は16室

すべてのお部屋にテラスと温泉のお風呂が付いています

 

すまりんたちのお部屋は最上階の5階でした

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客室 502(特別室リバースイート)

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メゾネットタイプの川側のお部屋

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黄色い壁は珪藻土です✨

 

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上がってすぐ右にお手洗いがありました→

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リビング

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壁は やはり珪藻土です

テレビの横に 加湿機能付き空気清浄機がありました

 

カーテンを開けてみました!

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本川に面したテラスに椅子が並んでいました

さきほど登ってきた指月山が正面に見えます!

西日でちょっとギラギラしていますが 絶景です✨

本川の河口付近のこの眺めは 萩八景のひとつ「鶴江夕照」に数えられています

www.aranciarossa.work

 

夕焼けに照らされる指月山はさぞかし美しいことでしょう…

 

向かいの和室

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客室の壁はすべて珪藻土です

もたれかかると衣類に黄色い色が付いてとれなくなるので注意!とのことでしたが…

すまりんは新品の白い服の袖をうっかり擦ってしまいました💦

帰宅後 クリーニングに出しましたが 少し残ってしまいました💧

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階段下のスペースがクローゼットになっています

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半纏は同じ物が二枚重なっています↗

 

浴衣は最初 L(170㎝)・M(160㎝ )・S(150㎝)がありました

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すまき用にLLを1枚追加して下さいました⤵

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お着き菓子の「濡れ華まめ」と「とらふぐ煎餅」

 

お茶コーナー

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ドリップコーヒー
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煎茶はティーバッグでした
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一階には洗面所や浴室がありますが 

 先に二階へ上がってみます(^_-)-☆

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二階は寝室です 

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こちらにも 小さいテレビがありました

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枕は2つ

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一つは柔らかいめ  もう一方はやや高く硬いめで 裏はパイルになっていました

 

コンセントはベッドの真ん中に一か所だけ 使えるものがありました

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リビングを見下ろしてみました⤵

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写真だと すごく高く見えますね^^;

 

一階に戻りまして…

洗面所

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スキンケア用品は備わっていました

ヘアトニック・スキンコンディショナー・クレンジング・化粧水・乳液f:id:aranciarossa:20230928200651j:image

フェイスタオルは各自1枚です

髭剃り・ヘアブラシ・シャワーキャップ 
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※歯ブラシは左のトレーにありました
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洗面台の下に冷蔵庫がありました

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2ℓのお水(にしきの天然水)は無料ですf:id:aranciarossa:20230928200855j:image

 

室内着はワンピースタイプで 二か所を紐で結びます

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バスタオルは各自2枚ありました

 

タオル掛けはやや小さいめ

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客室風呂(温泉

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自分でお湯張りをします

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奥の細い蛇口から温泉が出ます

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※手前の蛇口のお湯&水は温泉ではありません

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萩温泉は カルシウム・ナトリウムー塩化物冷鉱泉

無色透明  無臭中性のお湯です

泉温22.6℃ PH7.3 低張性

 

元々の泉温は低いですが かなり加温されているのでお湯を張ったら しばらく放置して冷めるのを待ちました

浴室とテラスはつながっています


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大浴場にまいります

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一階の廊下の突き当りにあります

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営業時間: 16:00~23:00/ 翌6:00-9:30

※チェックイン可能時刻は15時ですが大浴場の利用は16時〜です

※翌朝 男女入れ替えになります

 

女湯(翌朝は男湯)

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館内履きの入れ替わりを防ぐため クリップとメモ用紙が置かれていました

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温泉分析表


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脱衣所

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フェイスタオルは備わっていますので バスタオルだけ持参でOK(^_-)-☆

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鍵付きのロッカーも6つありました

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アメニティー

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綿棒・ヘアゴム・コットン・シャワーキャップ・髭剃り・ヘアブラシ

 

スキンケア用品もありました

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内湯

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洗い場は6か所ありました

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大きな浴槽です✨

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段差があるので半身浴も可能(^_-)-☆

温度はやや高いめでした

 

露天風呂

屋根付きなので雨天でも大丈夫(^_-)-☆

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内風呂の浴槽に比べると小さいです

内湯よりもさらに熱いめでした

 

 

男湯(翌朝は女湯)

 

脱衣所(女湯と対称的な造りです)

男性用のスキンケア用品

 

籠の中のアメニティーは男女共通でした

綿棒・ヘアゴム・コットン・シャワーキャップ・髭剃り・ヘアブラシ

 

内湯

こちらも洗い場は6つです

内湯も女湯と対称になっているようです

 

露天風呂  

こちらは丸い浴槽でした

見知らぬ人と入るには ちょっと抵抗があるかも…

 

 

ラウンジ「鶴江

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冷たい「富士の湧水」を自由にいただけます

 

マッサージチェアもありました

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日暮れの時刻が迫ってきました

お部屋のテラスから 萩八景のひとつ「鶴江夕照」を見物しました

れいにゃ...

 

雲が多めでしたが 幸いなことに日没間際に太陽が顔を出しました

穏やかな鶴江の川面に 太陽の道が現れました

 

すまりんたちが訪れた初秋の頃は 萩のシンボル 指月山の中腹に日が沈みます

指月山に映える夕焼けと オレンジに染まる川面が 絵画のように美しかったです

 

夕食は次回に(^_-)-☆

  ...

萩八景遊覧船と萩城のお話... シメは美味しいプリンで(^_-)-☆

城下町 は 水の都ともよばれるそうです

阿武川の三角州の上に立地し 堀や運河で区切られた町は水の恵みを受けてきました

維新の元勲の屋敷が残る情緒豊かな町並みも素敵ですが 川から町を眺めるのもまた違った趣があります(*^^*)

 

前半は 萩八景遊覧船のお話

後半は 旧厚狭毛利家萩屋敷と萩城登山のお話

シメにちょこっと...

 萩城下の美味しいプリンのお店のご紹介です

 

ーーーーーーーーーー

萩八景遊覧船

萩城のすぐ近くに「萩八景遊覧船乗り場」があります

広い無料駐車場も完備されています(^_-)-☆

乗船料金: 大人(中学生以上)1200円

      小学生以下  600円 

      3歳未満  無料

※12~2月を除き毎日運航されていますが 悪天候の場合は運休です

平日にも関わらず武家屋敷街には観光客がけっこうおられましたが ここはちょっと穴場のようです

すまりんたち以外には一人旅の女性だけの ほぼ貸切状態でした✨

救命着を着て乗船します

船着き場の川は 指月川(萩疏水)とよばれます

萩城のお堀のように見えますが 河口に砂州が発達して氾濫をおこしやすい橋本川の水を迂回させる治水対策として大正時代に掘削されたものだそうです

 

さて 出発です!

まずは17秒の動画からどうぞ(^_-)-☆

※音量にご注意下さい

 

ここから橋本川に出ます

↑ 左に見える常盤大橋の下をくぐって上流へと向かいます

 

このあたりは上級武士の館跡が並んでいます

藩主の別邸もあったそうです

 

さらに上流に遡ります

 

三の丸を区切るお濠の入り口が見えてきました

🔎奥に「平安橋」が見えています

城下町と三の丸を結ぶ三か所の総門のうちのひとつになります

 

岸辺に続く 白壁と松林...

左手には田中義一別邸がありました

田中義一といえば 第26代の内閣総理大臣です✨


ここでUターンします⛵

 

船頭さんが すまりんたちの写真を撮って下さいました

 

このあたりの景色が 萩八景のひとつ「玉江秋月」の風景のようです

「八景」というのは中国の瀟湘八景(しょうしょう はっけい)に由来します

瀟湘は湖南省一帯の地域で 洞庭湖とそこに流れ入る瀟水と湘江の合流するあたりです かつて楚の国の中心地として栄えた神話や伝説に彩られた土地で 古より風光明媚な水郷地帯として知られています

北宋時代に宋迪という人が瀟湘の八つの景勝を

山市晴嵐・漁村夕照・遠浦帰帆・瀟湘夜雨・煙寺晩鐘・洞庭秋月・平沙落雁・江天暮雪

として山水図に描いたところ この画題が流行し やがて日本にも伝わりました

日本では「近江八景」や「金沢八景」が有名ですね✨

 

毛利藩3代目藩主 毛利吉就が お抱えの絵師・歌人・学者に命じて萩城下の佳景を選ばせ 以下の八景を定めました

上津江晴嵐鶴江夕照 ・ 倉江帰帆 ・ 中津江夜雨 ・ 小松江晩鐘 ・ 玉江秋月 ・ 下津江落雁桜江暮雪

 

 

橋のたもとのお堂は 玉江観音として知られる潮音山観音院の観音堂です

たしかに 風光明媚な景色ですね(*^^*)


赤いバスは 萩循環まぁーるバス

西回りコース(晋作くん)と 東回りコース(松陰先生)があります

 

右手に面白い形の山が見えてきました⤵

萩のシンボル「指月山」です

指月山の山頂が 後半でお話しする萩城の詰の丸になります

 

再び玉江大橋をくぐって...

遊覧船乗り場まで戻ってきました⤵

そのまま通り過ぎて...

こんどは日本海のほうに向かいます

 

正面に低い橋が見えてきました

 

通り抜けるために 屋根を下げます⤵

 

こちらは20秒の動画です

 

無事通過(*^^*)

 

 

正面に見える ソンブレロハットのような山は 笠山です

 

左手には先ほど登場した指月山が迫っています

指月山をぐるりと囲むように お城の石垣が続いています!

防長二州に押し込められたとはいえ さすがは大身の毛利家の居城です

スケールが違いますね✨

 

船頭さんがサービスで 操縦体験をさせてくれました!

すまりんは おっかなびっくり(笑)

すまきもすすめられたけど 自分は経験者だからと操縦体験を辞退...

釣りが趣味のすまりんの父は船を持っているのですが その流れで(笑)実はすまきも船舶免許を持っているのです(^_-)-☆

本当は 失敗したらカッコ悪いと思ったからかも(笑)

 

ーーーーーーーーーー


旧厚狭毛利家萩屋敷

 

遊覧船乗り場のすぐ先に 旧厚狭毛利家萩屋敷の長屋が残っています

毛利家には一門八家とよばれる家老の家柄がありましたが 毛利元就の五男 元秋を始祖とする厚狭毛利家もそのひとつでした

厚狭毛利家萩上屋敷は 萩城の真正面の一等地にあって4700坪の広大なものでした✨

 

同じ家臣でも萩城から4kmも離れた29坪かやぶき屋根の伊藤博文旧宅とは雲泥の差です

※過去に訪れた時の写真です

 

萩屋敷の母屋や庭園などは明治維新前後に解体され この長屋のみが残っています

 

萩城のジオラマが展示してありました

誤解を恐れずに言えば...

萩は 函館に似て陸繋島(トンボロ)の砂州の上にできた町です

砂州を横断するように濠で区切って三の丸・二の丸と囲み ちょうど函館山にあたる「指月山」の麓を本丸とし さらに最終決戦地として指月山山頂に詰丸を設けた極めて防御能力の高い城といえそうです✨

 

萩城には白亜五層の天守がありましたが 明治7年に解体されてしまいました💧

 

こちらが大手口にあたる 二の丸南門です

正面玄関だけあって 石垣も立派ですね!

 

藩祖 毛利輝元銅像がありました

 

南門の桝形は 中央についたてのような石垣のある複雑な造りになっています

ここでも防御は手厚いですね...

 

二の丸に 萩焼の窯元がありました

萩焼は 若かりし頃のすまりんたちが初めて買った"焼き物"なので ちょっと思い入れがあるのです(^_-)-☆

 

おや! お店の奥からネコさんが出てきました!

いらっしゃいにゃ!

有名なネコさんだったのですね💛

 

素通りするところでしたが せっかくなので ちょっとおじゃますることに...

店内には食器や花瓶などが並んでいましたが ネコさんがひっくり返したりしないのか心配になりました^^;

すまりんたちは 今回こちらの一輪挿しを購入しました⤵

一個は自分用で 一個は母へのお土産です(^_-)-☆

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ネコさんは店内をパトロールしていますが 商品には見向きもしません 

えらいですね(*^^*)

 

レジのカウンターから ジャンプ!!

とっても可愛いネコさんでした💛

 

 

さて  萩城に登ります🐾🐾

 

内濠にかかる極楽橋を渡ると いよいよ本丸になります

先ほどから天気が回復してきました(*^^*)

 

維新後に石橋になりましたが 江戸期には木橋で 有事にはすぐ落とせるようになっていたそうです

 

濠にせり出すように 扇の勾配の石垣が美しい天守台がそびえています✨

天守を壊さずに残しておけば 萩単独で世界遺産指定が狙えたかもしれません

※「明治日本の産業革命遺産」として長崎・北九州などと抱き合わせで萩市内の5つの史跡が構成遺産となりました

 

本丸門の桝形を抜けて🐾🐾

 

この階段は雁木坂とよばれるもので 城塁の上に駆け上がるためのものです

 

天守台までやってきました

 

この広場は天守背後の付櫓が建てられていたところです

天守台へはさらに階段を登ります

 

立派な礎石ですね✨

さっき渡った極楽橋が見えています⤵

 

さて これから指月山山頂を目指します(^_-)-☆

 

13:33 スタート

山頂までは730m

 

大した登山ではありませんが 草が茂っていて暑そうです^^;

前半は足場はそんなに悪くありませんでした




駐車場に戻るのが面倒くさくて 萩焼の花瓶を持って登るすまき

ちょっと急いでいたので ネコさんが出て来なかったら買ってなかったかも?

ネコさん 良い仕事をしていますね(笑)

ちょうど半分くらいまで来ました

山頂まで12分(350m) だそう...

こういう看板があるとありがたいですね(*^^*)

 

だんだんゴールが近づいてきました

 

猛烈な蚊の大群に襲われながら^^; 進みます🐾🐾

 

山頂の石垣が見えてきました(*^^*)

 

ここが萩城要害ともよばれる指月山山頂の詰丸跡です

 

13:50 到着🚩(登りの所要時間は17分でした)

入り口の要害門跡

小さいながら ここもちゃんと桝形になっています

 

やはり山城は冬に来るべきです^^; 草だらけです💧

本丸と二の丸があり 7基の櫓を備え ここ単独でも本格的な城郭としての機能がありました

江戸期を通じて常時6~7名の番兵が泊まり込んでいたそうです

 

ピンボケ^^;

水の手として 雨水を貯める貯水池がありました⤵

昭和40年に土塀の一部と共に復元整備されたものだそうです

樋があって 面白い遺構です

 

こんな山頂にどうやって石垣を運んだのかと思っていましたが…

あちこちに石を切り出すノミの跡が残されていました

山頂の石を割って石垣を組んでいたのでしょうか...

 

これは 何でしょうね...


向こうに視界の開けた所がありました

 

ビュースポットの案内(※西の方角を望んだ景色です)

 

砂州で閉じられた 橋本川の河口が見えています

向こうに見えるのは青海島でしょうか...

金子みすゞで有名な 長門市仙崎の方角です

詰丸もいよいよアウトとなったら 裏の断崖を降りて舟で落ちのびることもできそうです

 

ミニボンビー(笑)のような"ヤブ蚊"にたかられ退散して山を下りました💨💨

 

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木戸孝允の旧宅の近くに  萩ぷりん亭 があります

隣に無料駐車場がありました⤵

 

すまりんたちはちょっと離れた有料駐車場に車をとめてしまいました^^;

 

萩には猫が多いですね(=^・^=)

www.aranciarossa.work

 

いろんなプリンが並んでいます

 

イートインの場合 カウンターとテーブル席があります

 

屋外でもいただくこともできますよ(^_-)-☆

 

メニュー

 

二人とも萩ぷりんパフェ(630円)にしました

ソフトクリームもプリンも濃厚...

でも 甘すぎず とっても美味しかったです(*^^*)

 

この後 「萩八景」のひとつ 鶴江夕照の見られるお宿に向かいました🚗

 

次回は      
 「萩八景 雁嶋別荘」のお話です(^_-)-☆

 

猫の寺「雲林寺」と そのゆかりの「天樹院」そして 猫町散歩...

すまりんたちは 萩市の山間部に来ています🚗

 

稲穂がたわわに実った田んぼに赤い石州瓦が映える のどかな道を進むと…

 

めざすお寺が見えてきました

 

山門を通り過ぎたところに観光バスもとめられる大きな駐車場があります

駐車場から直接本堂にも行けますが...

 表に回って山門から入場しました⤵

階段の横に 猫の石像が鎮座しています(=^・^=)

ここ雲林寺”ねこの寺”なのです!

 

ちいさな須磨も一緒に連れてきました

ちいさな須磨は2022年にお空にいった愛猫の分身です

 

山門も 猫のパラダイスです✨

何種類かのプラカードから すまきが選んだのはこちら⤵

須磨は怖そう... ^^; 遠のいています(笑)

 

コロナ対策のため 密は避けて...

平日の午前だからか 参拝者は数組だけでした(^_-)-☆

 

本堂に着きました

 

おや!可愛い猫さんがお出迎えしてくれました💛

こちらのお寺で飼われている猫さんだそうです!

 

本堂に上がらせていただきます

拝観料は無料! 写真歓迎✨とのこと...(*^^*)

 

いきなりの猫みくじ✨ 200円

素焼きの猫のおみくじです

どの子にしようか 迷いますね...

 

こちらは 外国語バージョン!?

英語・中国語・タイ語・韓国語がありました

外国人の観光客にも有名のようですね(*^^*)

 

こちらの猫みくじは 存在感大です!

4倍猫みくじ!

お値段2倍  幸せ4倍 400円

 

とにかく 玄関は猫一色です (=^・^=)

その他にも かわいいステッカーやお守りも⤵

 

ユニークなグッズもいっぱいありました⤵

お寺のかたが不在の時もあるので それぞれの場所に代金箱が用意されていました

お寺のかたを呼びに行かないと両替もできないので 小銭をたくさん用意されておくのがおすすめです(^_-)-☆

 

すまりんたちは こちらを購入しました⤵

 

猫みくじは 4倍サイズのキスケと普通サイズのジロキチです

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般若心経のファイルと経典 (猫バージョン!

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中身をちらっとお見せいたしましょう(^_-)-☆

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はんにゃ はらみた…

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 ...  こんなのまで 良いのでしょうか(笑)

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すまりんたちは昔 四国八十八か所を巡ったことがあり 般若心経は一応唱えることができるのですが これは 爆笑でした^^;

余談ですが 4年前「お題」で投稿したものです⤵

今年(2024年)も まさに "うるう年"ですね✨

 

では 奥へ おじゃまします!

色紙がいっぱい飾られていました


廊下にも大きな猫さまが✨

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この写真にはちいさな須磨もいますよ⤵

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梁にぶら下がる猫さん👀

あっちにもこっちにも猫猫猫...

 

京都の「猫猫寺」を思い出しました

www.aranciarossa.work

 

雲林寺の大広間には プロムナードに巨大猫の頭が並び...

 

猫たちが集会をしているもよう...

動きも生き生きしていますね✨

 

笑...


箱入り娘だったちいさな須磨は はじめて猫の集会に参加しました

 

お庭の様子...

 

マスクをした猫さん 発見!

猫の絵馬がいっぱい奉納されていました




鐘楼

よく見ると 色んな動物たちが...

 

このお寺が猫のお寺になったのには 実は由来となった物語があるそうです

 

  ⇩ ⇩ ⇩ 

 

豊臣家五大老の一人で 事実上の長州藩の藩祖 毛利輝元

関ヶ原の戦いで隠居となった輝元は まだ幼かった嫡男 秀就を助けつつ 徳川幕府のもとでの長州藩の生き残りに腐心していましたが 73歳で没し萩城三の丸の天樹院に葬られました(※上の写真は萩城にて撮影したものです)

 

武家屋敷の並ぶ萩の城下町に今も残る天樹院墓所

 

拝観料:大人20円 子供10円 です

なんと良心的な金額なのでしょう!

中でお参りもしないといけないので10円玉が足りず 二人で50円納めさせていただきました

 

ここ「萩市の毛利藩墓地」は「金沢市の前田藩墓地」「対馬の万松院」と並び ”日本三大墓地”のひとつに数えられます

三大〇〇...色々あるんですね

 

たまたまですが 以前「対馬の万松院」にもお参りしていました ↓

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~以前の記事から引用~

「日本三大墓地」というものがあるらしく。。。

金沢の前田家墓所・萩の毛利家墓所とともに この対馬の万松院がそれにあたるそうです!

こちらが対馬藩初代 宗義智公の墓所です

www.aranciarossa.work

 

天樹院のお話に戻ります


毛利輝元は 静かな木立の中で夫人と共に眠っておられます

 

ところで 輝元の家臣に長井治郎左衛門元房という人がいました
元房は若い頃に藩を出奔して他国を放浪していましたが 輝元はその間も彼に銀子を与えて庇護し 戻ってきた時には以前同様に家臣として遇したのだそうです

 

大恩ある輝元が亡くなった後 元房は後を追って殉死してしまいました

輝元墓所のかたわらに 長井元房の墓があります

ここに「猫」という言葉が出てきます⤵

 

元房にはたいへん可愛がっていた猫がいました

 ※雲林寺にあった絵をお借りしています

その猫は元房の殉死後 天樹院の元房の墓前から離れようとせず ...

四十九日の法要の日に舌を噛んで死んでいたと伝えられています

 

なんとも悲しいお話ですね💧

 

それから元房の屋敷の前を通ると 主を呼ぶ猫の鳴き声が聞こえるようになり 家の前の通りは 猫町(ねこのちょう)と呼ばれるようになったそうです

 

天樹院から猫町を見に行こうとすると…

一匹の猫さんが現れました!

 

こっちにゃ!

すまりんたちを先導してくれています🐾🐾🐾

 

何してるにゃ!はやく!

後ろからバイクがやってきたので猫さんは左の塀に上がってしまいました

 

カギしっぽの凛々しいキジトラさん

 

じゃあね!

 

萩博物館の裏手のこの通りが 猫町だそうです

特に「猫」を感じさせるものはありませんでした

 

亡くなった猫は 寺の僧によって手厚く葬られました

 

そして...

萩市のキャラクター 忠義の猫 萩にゃんとしてよみがえりました✨

※写真は 萩観光協会HPより

 

「天樹院」は残念ながら維新後に廃寺となりましたが 最初にご紹介した「雲林寺」はその流れをくむお寺なのだそうです

 

忠義の猫の命日 7月21日には雲林寺でねんねん猫供養祭がとり行われています

 

 

以上 猫だらけの 萩のお話でした(=^・^=)

 

次回は

萩八景遊覧船と萩城のお話です

 

御舟宿 いろは(広島県)

本日すまきとすまりんが宿泊するのは 鞆の浦にあるお宿

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もとは 魚屋萬蔵宅 築220年の歴史があります

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坂本龍馬が「いろは丸事件」の談判の場として使用した町家なのだそう!

京都で暗殺される7ヵ月ほど前のことだそうです

※「いろは丸事件」については前回の記事で書きました

www.aranciarossa.work

 

空き家となり取り壊されそうになったところ…

なんと宮崎駿監督のアイデアで素敵なお宿に再生されたのだそうです👀✨

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鞆の浦旅館  御舟宿 いろは広島県福山市

 チェックイン15:00  チェックアウト10:00

 

スケッチブックから飛び出してきたような玄関✨

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右手がフロントです↗

 

こちらは夕食をいただいたテーブルですが ランチ営業もされています

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営業時間:11:00〜14:00 

※お宿もランチ営業も火曜がお休みということですが コロナ禍で 営業日や時間が異なっている可能性がありますので 事前に確認されていかれることをおすすめします

 

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こちらが 龍馬が紀州藩との談判の場として使用したと言われるお部屋です


世ノ人ハ我ヲ何トモユハバ言へ 我ナス事ハ 我ノミゾ知ル

 

※お宿のかたのお話によれば

二階のお部屋だったという説もあるそうですが 一階のお部屋説が有力なのだそう…

 

向かいにある蔵は一階が浴場  二階が客室です

 

廊下を渡った向こうに お手洗い

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ポニョがいました💛⤵

 

 

客室は2室のみ

  ひとつは 本館二階の「みんなで部屋」

  もう一つは 蔵の二階「かけおちもの部屋」

 ※共に宮崎駿監督命名されたそうです✨

 

人気の「かけおちもの部屋」はその日は予約が埋まっていたので すまりんたちは「みんなで部屋」に泊まりました

※お宿の公式ホームページには記載されていませんでしたが 今回利用した楽天トラベルの情報によれば 「どちらのお部屋も バス・トイレなし」ということでした

でも「かけおちもの部屋にはユニットバスがある」と書かれているサイトをあとで見つけました

結局 詳細は不明です^^;

 

客室へは いずれも靴を脱いで フロント横から階段を上がります

※お宿のかたが 客室まで案内して下さいます

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二階の共用スペース

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左奥の棚には本が置かれていました

スケッチブックもここに置いてありました

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本は客室に持って行けますが 読み終えたらすぐに返却する必要があります

 

こちらが共用のお手洗い

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↖お手洗いの真横に「かけおちもの部屋」があります

そちらに宿泊されたかたも 共用のお手洗いを使っておられるようでした

ユニットバスより快適だったからなのか 本当にトイレがなかったからなのかはわかりません^^;

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お手洗いは 清潔感はありましたが スリッパがありませんでした

室内履きも足袋ソックスもなかったので 素足か自分の靴下で入ることになります^^;

※ちなみに一階のお手洗いにはスリッパがありました

 

「かけおちもの部屋」を外から見たところ⤵

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隠し部屋のような雰囲気で大人気なのだそうです✨

※お宿の公式ホームページよりお写真をお借りしました⤵

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ジブリファンにはたまらないお部屋かもしれませんね(^_-)-☆

 

すまりんたちのお部屋は 階段を上がってすぐ左手…

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「かけおちもの部屋」の向かいです

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入り口へは ここを左へ←←

 

ステンドグラスが印象的な廊下に洗面台が並んでいました✨

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説明がなかったので こちらも共用かと思いましたが…

コップは2つだし どうやら占有できるようです

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引き出しの中に歯ブラシも2本でしたが  髭剃りは4つ入っていました

3段目には予備が入っていましたが このあと 他のかたが使われた気配もありませんでしたので やっぱり「かけおちもの部屋」にはユニットバスがあるのかもしれませんね(^_-)-☆

 

ちなみに 歯磨き粉の代わりに お塩をつけるようです⤵

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すまりんたちは 使いませんでしたけど^^;

 

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「みんなで部屋」

公式ホームページによれば『二間続きの和室と向かいの角部屋の三部屋からなるお部屋』で 5名まで宿泊可能です

楽天トラベルの宿泊プランには『二間のお部屋』と記載されています

すまりんたちは 右の二間続きの和室に案内されました

←向かいの角部屋は 6畳の和室のようです

大人数の時には開放されるのでしょうか…

 

もしかしたら龍馬の談判に使われたかもしれないお部屋✨

旧家の方々には 二階の部屋だったと伝わっているそうです

 

木の椅子には すまきがずっと陣取っていました

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浴衣はフリーサイズ  赤いのは半纏です
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浴衣は すまきでもちょうどよいくらいなので すまりんにはかなり大きかったです^^;

 

通りに面した二階なので 昼間はけっこう賑やか✨

ガイドさんの声が聞こえてきて 観光のかたが ひっきりなしにこちらに向かって写真を撮っておられました

龍馬&ジブリ宮崎駿監督 … ダブルで有名なお宿なので仕方ありませんね^^;

テレビはありませんが 古い箪笥の上にBluetoothのオーディオがありました

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宮崎駿監督のスケッチ⤵

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外からの視線が気になったので 一旦 窓を閉めました(^_-)-☆

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ポットには ほんのり梅風味のお茶が入っていました

 

容器の中は湯呑みとグラス

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奥は物置になっているようでした

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ネットの通信速度はやや遅いめでした

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鍵は一つです 

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※ポニョがついている方は夜間外出用の玄関の鍵です


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冷蔵庫の中には飲料水

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共用スペースにあったスケッチブックを借りてきました

宮崎駿監督の描き下ろし

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ジブリファンでなくとも感動すること間違いなし(*^^*)

このほかにも たくさんありました

まさか 本物なのか気になってお聞きしたところ…

これらは複製で 本物は別に保管されているそうです

 

先ほどのステンドグラスのデザインも宮崎駿監督が手掛けられたそうです

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宮崎駿監督 曰く「龍馬だったら これくらいのことはするだろう!」と…

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では 続きのお部屋へ…

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欄間のくり抜きが かわいい💛↗

 

こちらには お布団が敷かれていました

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コンセントは壁にもありましたし 延長コードもあったので不自由はありませんでした


着物が飾られていて 素敵です✨

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枕は やや硬いめでした

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床の間のライトのスイッチは押し入れの中にあります(案内時に説明あり)

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クローゼットはありませんが ハンガーはお部屋の隅にありました

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障子戸の鍵は木片を引き抜いてはずします⤵

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ただし 中庭の廊下に面しているので…

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障子戸を開けると 向こうから丸見えになっちゃいます^^;

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お風呂はお向かいのお部屋のかたと共有になります

※温泉ではありません

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表に履物がなければ空いているしるし

すまりんたちのお部屋からは 確認しやすかったです(^_-)-☆

 

「空いていれば何度でも使用できる」パターンと 「一回だけ時間を決めて押さえておく」というやり方もできると言われましたが すまりんたちは好きな時間に自由に入りたかったので時間をおさえることはしませんでした

追いだきできないので 基本夕食後にためて下さるそうですが お願いすれば夕食の少し前ならOKということで お願いしました

17時に準備しておきますとのこと…

(結局 一回分押さえたことになりますね

 

浴室にバスタオルとフェイスタオルの備えはあるので手ぶらで大丈夫です

ただし スキンケアセットやくしなどは置かれていないので 自分で準備しておかなくてはなりません

 

こちらの履き物を使用して…

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中庭を横切って行きます

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のれんの下で 履き物を脱ぎ 内鍵をかけて使用します

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中はうす暗かったです

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脱衣所

バスタオルとフェイスタオル

 

カウンターにはドライヤーと虫取りスプレーだけが置かれていました

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浴室入り口

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中は広々としています✨

リンスインシャンプーとボディウォッシュf:id:aranciarossa:20231023171335j:image

 

段差があるので半身浴も可能です(^_-)-☆

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お湯の温度は浴槽の手前にちょっとだけ見えている蛇口で調整します

最初だからか すごく熱いめでした^^;

※利用時間に制限はなく夜中も入れますが 冷めていたら自分で熱湯を足して調整することになります

夕食後 お向かいの宿泊者さんがお風呂に行かれていましたが すまりんたちは結局 この一回きりでした

 

ポニョの舞台 鞆の浦に日が沈みます…

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後ろ姿は我が家のアイドル ちいさな須磨

※2022年にお空にいった愛猫の分身です

 

夕食は18:00に一斉スタートです

昼間に撮った写真ですが  右手前と左奥のテーブルに分かれて いただきました

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すまりんたちは夕朝食とも 左奥のテーブルでした

 

通りに面した窓(雨戸)が完全に閉じられていて 落ち着いた雰囲気です✨

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お品書き

食材のみが書かれていて ワクワクします(*^^*)

 

ドリンクメニュー

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すまりんは 烏龍茶

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大きな素焼きのコップに入っていました

 

すまきは広島の地酒を注文

「天宝一」は売り切れだったので「亀齢(きれい)を…

お猪口の数を聞かれたので 1つでとお返事しましたが
「もしよかったら…」と 2つ下さいました

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せっかくなので すまりんも少しだけいただきました!

ちょっと辛口のお酒…

すまきは かなり好みの味だったそうです

 

「お手洗いは遠回りせず龍馬のお部屋を通って行って下さいね!」とのこと

厠はあっちぜよ…

 

「和」のお献立ですが かわいい前菜の登場です✨

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蕎麦がき

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福山北部の神石の新蕎麦が使われています

お出汁の中に入っていて ほっこり(*^^*)

 

烏賊

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お米の煎餅の上に 自家製のイカの塩辛が乗っています

手づかみでいただきました

すまきは下の色米も食べられるのかと齧っていましたが生米だったようです(笑)

 

枝豆

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タルトの上は鯛とチーズを使ったムースです

手づかみでいただきました

 

さつま芋

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さつまいものポタージュです

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上にはフォームドミルク・クルミ・乾燥カボチャのパウダーがトッピングされています

素材の味が引き立っていました✨

 

黒オリーブ

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旬の野菜色々…

コクを出すために黒オリーブの粉を振りかけているそうです

一番下に少し酢〆した 鯖の切り身が隠れています

赤いのはビーツのソースです

 

熱々パンを下さいました

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穴子

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穴子の左右にカブと栗が添えられていました

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とても脂の乗った穴子なので そのまま焼いただけなのだそう

玉ねぎと生姜のガリで口直ししながらいただきます

甘露煮の栗がほろほろと甘く 穴子によく合っていました

 

きのこ

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鴨の脂で炒めたきのことナンプラーで味付けしたパスタ

すごく美味しかったです(*^^*)

 

(さわら)

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旬の鰆をしっとりと焼いた一品✨

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日本酒とバターのソースはパンに合うとのことで…

 

パンをお代わり(^_-)-☆

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潮待ちの港「鞆の浦」には船や錨の修理を行う「船鍛冶」が軒を連ねました

伝統の鍛造技術を生かした”槌目”のフライパン皿はご当地の製品だそうです✨

鴨のローストの下に人参のピュレ

上には人参のローストと さらに人参の粉が振ってありますf:id:aranciarossa:20231023171317j:image

付け合わせは枝豆と自家製の粒マスタード

レア目の火の通し方で これは赤いお肉が苦手なすまりんにはもちろん すまきにもちょっと生すぎた感じが^^;

きっと これくらいが最高に美味しいのでしょうけど 残念な二人(笑)

 

いちぢく

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イチジクのコンポートと シナモンの香りを移した牛乳のアイス

下にスイートポテトが敷かれています

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かわいくて とっても美味しいデザートで 感激しました(*^^*)


食後に コーヒーかオレンジジュースをいただけます

すまきはコーヒー

すまりんはオレンジジュースf:id:aranciarossa:20231023171235j:image

 

純和風のお料理を想像していたら お洒落でおいしい洋風料理でびっくり!

見た目もすばらしく 美味しくて 満腹…

ごちそうさまでした(*^^*)

 

 

食後 ぶらっとお散歩をしました🐾🐾

内側から照らされたステンドグラスが美しかったです✨

 

地元の人はあまり夜は出歩かないそうで 閑散としていました

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堤防まで やってきました

弁天島のお堂がライトアップされていました✨

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向こうに常夜燈も見えています

1859年に建てられた鞆の浦のシンボル✨

散歩から戻って 早いめに床に就きました

 

ーーーーーーーーー

翌朝 早起きして再び 散歩に出かけました🐾🐾

 

小高い丘からは 素晴らしい景色が見れました

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※詳しくは前回記事の ❽医王寺 太子殿からの絶景をご覧ください

魚ではありません

 

帰る途中 「あぶない!」と漁港のおじさんたちの声が聞こえました

すまりんの数メートル後ろに 鳥が落とし物をされたようです^^;

しょっちゅう落ちてくるそうです…

朝は お風呂入れないので大変(笑)

 

朝食は8:30スタートです!

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夕食と同じテーブルにて…

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2段になった器には…

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もずく酢 野菜・さつま芋と香の物

出汁巻き

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ご飯はおひつに入っています

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すまりんたちには充分でしたが 足りなければお代わりもできます

 

ツヤツヤのごはんはそのままでもおいしかったです(*^^*)

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鯛のかぶと煮

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すまりんは すまきがとってくれた”目の下の身”だけいただき (笑)

あとはすまきに任せました(^_-)-☆

まるで 徳川のお姫様です(笑)

背後の龍馬の視線が気になります^^;

 

こちらが お宿名物✨

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瀬戸内の鯛を酒や昆布で10日間漬け込んだ 鯛漬けです

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そのまま食べてもおいしいですが

ご飯にのせて食べるのがおすすめ(^_-)-☆

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一杯目は そのままで…

 

二杯目は ちょっとアレンジで…

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鯛漬けと共に 鯛味噌・海苔・ごま・ウズラの卵などをごはんにのせて…

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〆は 鯛茶漬けで…

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お出汁を注ぎ「鯛茶漬け」として いただきます

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ひつまむしっぽくて 楽しく美味しくいただきました!

すまりんも 三杯 さらっと食べられました(^_-)-☆

 

ご飯を食べ終えたのが 9時過ぎ…

チェックアウトは10時なので あまりゆっくりしている時間はありません

名残惜しいながら お宿をあとにしました

 

今日は良いお天気です(*^^*)

 

次回は   山口県にまいりまして
「猫の寺 雲林寺と 猫にまつわる天樹院のお話」です

鞆の浦 ぐるり観光

すまきとすまりんがこのたび訪れた鞆の浦(とものうら)広島県福山市の港町です

鞆の浦は 瀬戸内海のほぼ真ん中にあり この辺りで東西の潮の流れが変わることから 瀬戸内海を横断する船はここで一旦 潮の流れが変わるのを待ちました

ということで 鞆の浦「潮待ち港」として知られ 江戸時代を偲ばせる建物がたくさんあります

そういえば「崖の上のポニョ」の舞台になったとも言われていますね(^_-)-☆
宮﨑駿監督鞆の浦の古民家に滞在中「崖の上のポニョ」の案を練られたとのこと…

 

 

今回は小さな宝石箱のような鞆の浦の町を巡ってみたいと思います

 

観光の順番が前後しますが この順にご紹介します

❶東洋一の景色の寺 福禅寺の対潮楼

❷「平成いろは丸」で仙酔島へ

❸活魚料理 鯛めし 千とせ

❹龍馬の隠れ家  桝屋清右衛門宅

❺鞆の浦港と「汐ノ音」の映えスイーツ

❻いろは丸記念館

❼鞆城 と ささやき橋

❽医王寺 太子殿からの絶景

 

 

❶東洋一の景色の寺 福禅寺の対潮楼

港町特有の細い路地を抜けて 坂をのぼり詰めると石垣のお寺が現れました

海岸山福禅寺

江戸時代 朝鮮国王が日本に派遣した外交使節団「朝鮮通信使」は 対馬壱岐から瀬戸内海を通り 大坂・京都を経て江戸に向かいましたが その途中で寄港した鞆の浦では この福禅寺に滞在したそうです

本堂の奥の「対潮楼」からの眺めがとても美しいということです...

拝観料: 大人200円  中高生150円  小学生100円

 

こちらが「対潮楼」⤵

江戸時代の元禄年間に福禅寺の客殿として建てられ 朝鮮通信使のための迎賓館として使われました

 

後半でご紹介する常夜燈と共に サザエさんのオープニングにも使用されていたようです

 

緋毛氈の敷かれた座敷からは 瀬戸内海に浮かぶ仙酔島弁天島が一望できます

   ⇩ ⇩ ⇩

絵画のような美しい景色に 朝鮮通信使の高官たちは「対馬から江戸までで一番美しい」として「日東第一形勝」と評し 隷書にしたためたそうです

 

確かに 絵画のような風景に見とれてしまいます

 

貴重な書が朽ちるのを恐れた福山藩が 書を木額に写したものが今も残されています↓

 

朝鮮通信使の絵図など 歴史資料も展示されていました

幕末に 坂本龍馬海援隊の操船する「いろは丸」と紀州藩の「明光丸」が衝突し いろは丸が沈没する事件が起こりました

鞆の浦坂本龍馬らと紀州藩の補償に関する談判が行われましたが ここ対潮楼もその会場のひとつとなったそうです

 

「面白写真」…!?

レンズが3つのスマホしかもっていなくて どこに合わせたら良いのか分からず^^; なかなかピントを合わせられませんでした💧

 

何回もトライして ようやく撮れた1枚

向かいの弁天島にある弁天堂が見えました(^_-)-☆

 

龍馬も見たであろう美しい仙酔島


今は「平成いろは丸」が渡船として活躍し 渡ることができます

目次へ↑

 

 

❷「平成いろは丸」で仙酔島へ 

「平成いろは丸」は 龍馬が乗った蒸気船「いろは丸」を模した船です

船場は福禅寺のすぐ下にあります

営業時間:7:10~21:30

券売機で往復券を購入します

 

ちょっと雲行きが怪しいですが ^^; 船に乗り込みました!

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船内もお洒落です✨

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ただし たったの5分ほどで仙酔島に到着するので あまり寛ぐ余裕はありません

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出航!

 

振り返った高台の上にあるのが 先ほどの福禅寺対潮楼です


船場の隣には 以前宿泊した「汀亭 遠音近音」が見えました

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鞆の浦周辺には素敵なお宿がいくつかありますが おすすめのお宿です

※ブログを始める5年ほど前に宿泊したので写真をあまり撮っていないのですが  雰囲気だけは味わっていただけると思います(^_-)-☆

 

まもなく仙酔島の桟橋に到着です

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晴れると日差しがきついので 日傘をさしています

 

島には遊歩道が整備されていますが この時は落石のため通行が制限されていました

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島の海岸近くの遊歩道を一周する予定でしたが 通行できない区間があるので途中で折り返してもと来た道を戻ってくることになりそうです

見どころは海岸沿いに多いみたいなので 残念^^;

 

待合所

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1時間に3便しかないので まずは帰りの時刻表を確認しました

ただいま12:36ですが この分だと1時間もかからなそうなので13:15の便で帰る目標にしました

予約制ではないので 間に合わなければ次の便に乗船出来ます(^_-)-☆

 

舗装されて歩きやすい道です

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国民宿舎がありましたが 今は閉館しています

※2023年10月に解体されたようです

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島には民間の宿泊施設が別に一軒あります⤵

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海岸線の遊歩道は現在立ち入り禁止区間です

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山の高い方に向かい またこの道を戻ってきます🐾🐾

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「仙人ヶ丘コース」の案内はかなり古い看板でした^^;

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現在地が めくれています^^;

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この先に展望台があるようです

今でも多くのかたが訪れる観光地なので もうちょっと改善していただけたらなぁと思いました

 

ところで この仙酔島...

“仙人も酔ってしまうほど美しい島”というのが名の由来だそうです

 

仙人ヶ丘からの眺め...

少し雲がちになったのと 電線のせいで 想像したほど絶景ではありませんでした^^;

 

もう少し進んだ所に「赤岩展望台」があります🐾🐾

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こちらが展望台からの眺めです

青空だったら全然イメージが違ったのでしょうね^^;

 

少し時間に余裕があったので 一旦海岸まで下りて🐾🐾

本当に立ち入り禁止になっているのか確認してから 引き返しました(笑)

登りの時間を考えておらず^^; 時間が押してきて 途中で走ることに💨(笑)

 

なんとか予定の時間に間に合いました^^;

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ふたたび「平成いろは丸」で鞆の浦に帰りました

目次へ↑

 

 

❸活魚料理 鯛めし 千とせ

船場のほど近くにある「活魚料理 鯛めし 千とせ」で昼食をいただきました

営業時間:11:30〜15:00 / 18:00〜21:00 火曜休(※祝日なら木曜休)

 

数組のかたがお店の前の椅子で待っておられ すまりんたちも10分ほど待ちました

混雑していて 店内の写真はありませんが お座敷とテーブルがありました

 

おすすめの 「鯛茶漬け御膳」をいただきました

鯛の天ぷらは からりと揚がって身がホクホクでした💛

 

鯛の切り身をご飯にのせて...

お茶漬けにします⤵

お刺身は弾力があってしっかりお味もついていて美味しかったです✨

すまりんの故郷の郷土料理宇和島鯛めし」にちょっと似ていると思いました

 

下の画像は「松山鯛めし」ですが 宇和島鯛めし」も登場しますのでご覧ください(^_-)-☆

目次へ↑

 

 

❹龍馬の隠れ家  桝屋清右衛門宅

「鯛めし 千とせ」の前の道を数十m進んだ所に桝屋清右衛門宅はあります

「いろは丸事件」の頃 龍馬が隠れていた部屋が残されています

 

一階の土間部分にある「瀬戸内小物と暮らしの雑貨 MASUYA」で入場料を支払い 邸内に上がります

 

こちらは帳場

床の間に龍馬の写真が飾られています

 

「いろは丸」はイギリスで建造された蒸気船です 

長崎のグラバー邸で有名なトーマス・グラバー薩摩藩に売却し その後 伊予大洲藩へと売られました

 

1867年...

幕末四賢侯とよばれた 島津久光薩摩藩主の父)・松平春嶽(前越前藩主)・山内容堂(前土佐藩主)・伊達宗城(前宇和島藩主)が京都に集まり いわゆる「四侯会議(しこうかいぎ)」が開かれました

それに先立ち 各藩は兵を率いて上京しますが 土佐藩でも長崎から大坂へ小銃・弾薬を輸送する必要が生じ その輸送のために大洲藩の「いろは丸」が貸与されることとなりました

そこで「いろは丸」の操船を任されたのが坂本龍馬以下"海援隊"の諸士だったのです

 

後で出てきますが「いろは丸沈没」の責任は紀州藩にあるとして 龍馬は多額の賠償金を請求しました!

双方の主張は対立し 龍馬らは寝込みを襲われないように民家の屋根裏に潜んでいたのだと伝えられています...

上の写真の階段は後につけられたものです

 

当時は天井の板をはずしてはしごで昇降していたそうです

これが屋根裏部屋です⤵

ここで密会が行われていたのでしょうか...

 

屋根裏の奥にもう一つ「隠し部屋」がありました

歩くと床がミシミシ... とても歴史を感じる邸内です

龍馬が隠れていた6畳の間がそのまま残っています

龍馬の息遣いが残っているようで 緊張が走りました...

手紙はもちろん複製です

 

緊張気味のすまき

なかなかできない体験をさせていただきました✨

 

ちなみにすまりんたちは 龍馬が宿泊したと伝わる倉敷の旅館のお部屋にも泊まったことがあります

www.aranciarossa.work

 

 

※龍馬交渉跡

紀州藩との談判は 福禅寺対潮楼のほか 港に近い「魚屋萬蔵の邸宅」でも行われました

龍馬が紀州藩の船長と賠償交渉を始めた場所で 「いろは丸事件談判跡」の石碑があります

魚屋萬蔵宅は 現在リノベーションされて「御舟宿いろは」という 宿泊施設になっていて 龍馬が実際に談判を行った部屋でお食事ができます

※こちらは 次回 ご紹介の予定です(^_-)-☆

 

※圓福寺

一方 紀州藩の宿舎として用いられたのが圓福寺です

港町の細い階段路地を登って行きます

おや? かわいい猫さん 発見!

隣に猫屋敷がありました

 

こちらが圓福寺です

 

この丘一帯はかつては大可島という島で 城が築かれていたそうです

南北朝時代に激戦があったと伝えられています...

 

寺の裏側から 仙酔島の絶景を望むことができました(*^^*)

 

こちらも絶景💛

目次へ↑

 

 

鞆の浦港と「汐ノ音」の映えスイーツ

「魚屋萬蔵の邸宅(現在は 御舟宿いろは)」から20mほど坂を下ると鞆の浦港に出ます


海沿いに建つ古い民家がスイーツのお店になっていました

汐ノ音(しおのね)

営業時間:平日 11:00~17:00 土日祝 10:00~18:00

店内にも小さいテーブルがいくつかありますが テイクアウトして港でいただくのもおすすめ(^_-)-☆

無料シート貸し出しもありました

 

目移りするくらい可愛いメニューが揃います✨


鞆の浦ソフト(ミックス)430円

昔ながらのミルクと 瀬戸内レモネードのミックス

添えてあるビスケットは鞆の浦のシンボル 常夜燈です✨

 

ソーダフロート(瀬戸内レモネードベース)760円

 

二回目は(笑)鞆の浦パフェ 680円 をテイクアウト

青色ゼリーと杏仁豆腐で 鞆の浦の海と青空をイメージしているそうです

パフェにも常夜燈のビスケットが添えられています

 

ピンぼけてますが 港の向こう岸に本物の常夜燈が見えています

 

せっかくなので港の細い路地を抜けて常夜燈 に行ってみましょう...

 

突端にそびえるのが常夜燈(昼間は人がいっぱいだったので これは早朝の写真です)

船の出入りを誘導する江戸時代の灯台灯篭燈(とうろどう)とも呼ばれます

海中の基礎の上からてっぺんの宝珠まで11mあり 港にある常夜灯としては日本一の高さを誇ります✨ ※1859年建造

目次へ↑

 

 

❻いろは丸記念館

常夜燈のすぐ横に いろは丸記念館がありました

 入館料 :小学生以上200円

 

龍馬の乗った「いろは丸」と 紀州藩の「明光丸」が衝突したのは 笠岡諸島の六島沖でした

深夜23時頃のことだったそうです

「明光丸」のほうがかなり大きく 一旦バックした「明光丸」が「いろは丸」を救助しようと接近した時 操舵を誤って再衝突し「いろは丸」は大破しました

自力航行不能となった「いろは丸」は 修理施設の整った鞆の浦へと曳航されましたが 風雨が強くなった翌日早朝に 宇治島沖で沈没しました

 

沈没した「いろは丸」の船体は1980年代に海底で発見され潜水調査が行われ 引き揚げられた船体や積み荷の一部が展示されていました

 

海底の状況が復元されています

 

船が交錯する時には 互いに右へ舵を切って相手を避けるのが原則です

「明光丸」は右へ 「いろは丸」は左へ舵を切っており この点では「いろは丸」に非があるようですが「明光丸」も士官を見張りに置いておらず 二度目の衝突を起こしたミスもありました

4日間にわたる鞆の浦での談判で 紀州側は金一封(千両)を出して事を収めようとしますが 龍馬側は「積み荷の銃火器・金塊の賠償として8万両あまり(現在価値で164億円とする試算もあります👀)を支払え」と主張し 交渉は決裂しました

その後 交渉の舞台は長崎に移り 最終的に紀州藩は7万両を支払うこととなりました

 

※こちらは長崎の龍馬のブーツ像と 亀山社中海援隊の前身)の跡⤵

 

海底の潜水調査で いくつかの交易品は見つかったものの 龍馬らが主張した銃火器などの積荷はまったく確認されておらず 紀州藩から多額の賠償金をせしめるための「はったり」であったとみられているそうです^^;

しかし 龍馬自身は支払われた賠償金を見ることなく京都で暗殺されてしまいます

※龍馬の死後 賠償金を受け取った海援隊中島信行の説明板が長崎にありました

 

記念館の2階には 先ほど訪れた「桝屋清右衛門宅」の隠れ部屋が再現されていました

あのお部屋は1989年の調査で発見され 2011年から公開されているのだそうです

 

こちらは「いろは丸記念館」に再現されたお部屋です

羽織を着て ツーショット写真が撮れるようになっています

先に本物の隠れ部屋を見てしまっていたので こちらはさっと見ただけです(^_-)-☆

 

※太田家住宅

いろは丸記念館のすぐ近くに太田家住宅という商家が残されていて見学ができます

薩会同盟により長州藩三条実美ら急進攘夷派の公家たちは京都を追われることとなりました

長州へと落ちのびる7人の公家たち(七卿落ち)は 一時この屋敷に滞在しました

大きな土間の立派なお屋敷です✨

 

音消しの壺!?

昔版「音姫」だそうです

公卿のかたも トイレで使われたのでしょうか...

 

ここが上の間になるので 公家の方々はおそらくこちらに通されたのでしょうね

 

鞆の浦の名産に 養命酒に似た「保命酒」という薬酒があります

焼酎・もち米・麹に13種類の生薬を漬け込んだ薬用酒は「十六味地黄保命酒」ともよばれ 江戸初期に中村吉兵衛によって製造されました

 

明治期に太田家の所有となりましたが ここはもとは保命酒屋中村家で保命酒の製造元でした

三条実美らもここで保命酒をたしなみ 歌を詠まれたそうです

屋敷の裏手に 巨大な蔵が残されていました

こちらが釜屋⤵

蔵の中で薬草が漬けこまれました


ペリー来航の際にもふるまわれ パリ万博にも出品された保命酒も時代とともに先細ってしまいましたが...

鞆の浦には今も4軒の保命酒屋が残っています

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❼鞆城 と ささやき橋

港から路地を進んで行くと あたりを見渡せる丘がありました

 

夕日に照らされた鞆の浦の町並みが一望できました

中央の丘の上のお寺の屋根は❹龍馬の隠れ家のところで最後に触れた紀州藩の宿舎 圓福寺です

 

この高台には かつて毛利家配下の鞆城がありました

織田信長に追放された足利義昭はここに「鞆幕府」の御所を置きました

のちに広島城主となった福島正則によって修復が行われ 江戸時代には福山藩の奉行所があったそうです

現在は鞆の浦歴史民俗資料館が建っていて城の痕跡はあまりありませんが 本丸の石垣が一部復元されています 

 

鞆城跡を下りて散策していると「山中鹿之介」の首塚がありました

鞆の浦は歴史のるつぼのような町ですね

 

となりにあるのが「ささやき橋」

こちらはずっとさかのぼって 応神天皇の時代の伝説があるようです…

小さすぎて 良く見ないと見落としてしまいます(笑)

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大変長くなりましたが💦 最後の項目です

❽医王寺 太子殿からの絶景

早朝 鞆の浦と瀬戸内海を一望できる絶景スポットに行ってみました

昼間の人だかりとはうってかわって誰もいない朝の港はすがすがしいです

 

秋の空を映す朝凪の海

鞆の浦のシンボル 常夜燈にて

 

鞆の浦の町の 西の端まで進んで行きます🐾🐾

山に向かって階段を登って行くと…

医王寺に着きました

弘法大師の開基と伝わるこのお寺は 鞆の浦を見下ろす後山の中腹にあります

朝日を浴びる鐘楼が美しかったです⤵

 

仙酔島を借景にした鞆の浦が一望できました(*^^*)

でもこの風景はまだ序の口...

 

さらに階段を登った所に「太子殿」という絶景ポイントがあるのです!

階段は583段あると言われています

45段ほど登ったくらいから階段に数字が表れました

 

ここは「80」と書かれていますね

数字があると励みになります(*^^*)

 

途中からちょっといいかげんな感じになってきました^^;

両側に数字があって1段登ったら2段稼げたり(笑)

500段め⤵

 

ゴールが見えました!

実際に登ったのは 520段くらいだったような気もします(笑)

医王寺 太子殿に到着🚩

そこからの景色は...

 まさに絶景(*^^*)

 

昨日歩いた鞆の浦の街並みを手に取るようです...

 

朝もやに霞む瀬戸内の島々...

右端遠くの島影が たぶん宇治島です

「いろは丸」はあの辺りの海底に今も静かに眠っているのでしょう...

 

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長い記事を最後まで読んで下さった皆さま

ありがとうございました

 

次は 旧 魚屋萬蔵宅 「御舟宿いろは」のご紹介です

なんと宮崎駿監督がデザインされてリノベーションされたお宿です✨